「ねこじゃございません」

洋画家 大重玉のblog
Oil Painter.Tama Ohshige.
JAPAN

オータム2014

2014年09月02日 | 夜風景画
すっかり涼しくなって秋ですね。みなさまいかがお過ごしでしょうかー?

図書館ばっかり通っているので、今度は秋の公園でも散策して、なにか芸術の秋らしいことを書こうと思いますーー。

いいぞ国芳!!もっとやれ!!かませ!!よっ歌川派!!!の巻

2011年06月14日 | 夜風景画
こないだ、ふらりとたちよった新宿のはずれの神社でお祭りやってました。

いやー、いいですねー。祭りって。

うちの地元では「六月堂」という祭りがあるのですが、東京でもはやいところだと、もう祭り、やってるんですね。

かなりのお祭り好きなので、う~~っと血が騒ぎました。

そうとうローカルな感じだったのも良かったです。

あと、原宿の太田記念美術館でやっている「国芳展」かなりおすすめです。

武闘派最強の絵師である国芳の真骨頂という感じでした。和彫りのボカシ系入れ墨のすべての元となったと言われている「水滸伝豪傑101人」や、自分を描くことを嫌った国芳の死後、正当な後継者といわれた弟子の芳年(あの血みどろの月岡芳年です。ひえー)が描いていた師匠の自画像も展示してあり、かなり胸が熱くなりました。

ふつうの観客に混じって、ふだん美術館では見かけない彫り物ばりばりの方々も来られていて、さすが国芳!!という感じでした。いつの時代もアウトサイダーとか風狂ものとよばれる方から熱狂的に愛されている感じがします。100人以上の弟子を抱えていただけあって、よっ!伊達男!!江戸っ子!!という感じです。

おすすめです。

むかしっからカンタービレ!

2011年05月13日 | 夜風景画
ここは東京、文京区。。たしか、もうちょっと東へ下ると春日通りにぶつかるはずの場所。

平日の夜に、亀澤奈央さんというピアニストのソロコンサートにいきましたー。

わたしは用事があり、すこしおくれていったのですが、ホールに入るとなつかしい面々が最前列に列挙しています。笑。

ステージのうえのグランドピアノに彼女が腰かけると、ものすごい迫力でショパンやベートーベンを弾ききって、わたしはまったくもって圧倒されました。音の粒がこちらにばーーっとむかってくるような。
黒のドレスに身を包んだ彼女の指先が鍵盤のうえを右へ左へかけるたびに、生音特有の、、もっというならグランドピアノ特有のはれわたるこもった音とでもいうのでしょうか、そのメロディの波がホール全体を包むように響いています。

はじめてのかたにもわかりやすく、その音が生まれたいきさつなどを語ったり、ゲストでサックスやトランぺッターが参加したり、心地よい構成です。

彼女と知り合ったのはもう二十年も前なのですが、わたしは幼いながらもそのころから彼女のピアノの腕前が凄まじかったのを記憶しています。

終演後、「いやー、あいかわらずだなー、ハンパじゃないなー」とひさしぶりの級友たちとかたりあった、たのしい一夜でした。

ベートーベンを聴きながら

2011年01月21日 | 夜風景画
さむい毎日ですね。いかがおすごしですか。

わたしはコーヒー片手にラファエロやミケランジェロに関する資料を読みふけっています。

図書館ではベルリーニやドナテッロにまで及んで、当時のひとびとの宗教観や世界観をおうべく、資料はうずたかく積まれていくので、たいへんです。

本の、みの虫状態です。笑。

ですが、ひとつひとつの作品ごとに、時間をかけ妥協せず、丁寧に仕上げていった彼らの真摯な態度からは、また、学ぶべきところが多いです。

あの、尋常ではない信念とじぶんの作品にたいしての圧倒的なプライド、その裏にみえかくれする子供っぽい愛情というか。。

とにかく、わたしもちゃんとやっていこう、といつも、はげまされています。

I.I..I GOT COLD,,FINALLY.

2010年12月17日 | 夜風景画
ディッセンバーにはいって、まもなくクリスマスなわけですが、、

もれなくわたしは風邪をひき、先日ダウンいたしました。。。

あえなく高熱をだし、いちにち寝込みつつ、夢のなかでは、いぜん描いたロシアの絵のように、フワフワとダンスしていたというわけです。

もれなくくりかえされるチャイコフスキーのIn Tempoのなかで、大量のあせをかきつつ、ここにかくべき面白いことを思いついていたのですが、風邪っぴきなわたしはメモリーがたりず、やっと再起動した今日になって、そのことを履歴としてしかバックアップできていないことに気づき、かくかくしかじか(以下、言い訳省略。)

とにかくまぁ、自分の広告ばっかりのせるよりは、素朴なダイヤリーとして表現したほうが、純粋で楽しめるだろうという当初のこのブログの趣旨をかみしめて、ここにタイプしているしだいであります。

へっくしょん。

びっふぁぶー。HONEYばにだんすとぅゆだんすとぅゆだん(0)/

2010年12月13日 | 夜風景画
ひさびさの更新です。

諸事情あって、すっかりブログをさぼりつつ、というかPCさえあまりたちあげない日々をおくっておりまして、ああもう。。、/_/



もういつの間にかすっかり冬ですね。

革のジャケットをひっぱりだして、手袋をここじゃないあそこにもない、とさがしつつの毎日です。(どんななのだ。。)

次回はぜったい千代田区!と決めていたのにあまりにも時間がたちすぎているので、今回は休日の世田谷の大きな川ぞいのひとコマです。

あと一時間ぐらいで日が沈んでくる前の、ぶらぶらしてるリラックス時間なのです。

とくに何もなく、ただただボォーっとフラフラーっとしていたいときの、散歩の写真です。

家にいるときは集中して絵ばっかり描いているので、ある程度の仕上げまでいったら、シャワーを浴びて家をとびだし、すべてをわすれたいという衝動にかられてのすたすた歩きのふらふら脳みその「すらふらー」状態です。

MAAというひとの「バレリーナ・ブレインシステム」をめちゃYouTubeのRE.でかけてます。

とりあえずまた近々レポートします。

でわまた。




歩道橋、もしくはETC的絵画人生?

2010年09月27日 | 夜風景画
カンパチを北上中です。

BOSSの看板がいけてます。

わたしは缶コーヒーを飲みながら、考えごとと、今年の秋の計算をしています。

「これをこうして、あれをああしてこうして。。。」

う~む、どうやら今年も京都にはいけそうもないなぁ、、、。too buzyです。

予定がつまっているときにかぎって、またどんどん予定がはいっていくのはなぜだろう。。

びゅんっと飛ばしていった車もあれば、すぅーっと信号まえで停止する風景。

頭のなかでは渋滞がはじまりそうな気配です。

そうだ、と、わたしは、ひらめきました。

頭のなかの予定にも、信号をつくればいいのだー。赤と青、そして黄色。

かくかくしかじかわたしはなんとか、予定の交通渋滞を緩和できそうです。

できれば、信号の関係ない歩道橋をゆっくりわたっていたいのだけれど。なんつって~。

りんご飴でスタートします。

2010年08月04日 | 夜風景画
先日行ってきた隅田川の花火大会です。

ド派手にやっちゃってます。めちゃめちゃきれいです。

もうとにかく、あつくて、、かき氷で、、浴衣で、、、花火で、、、もう、理屈はいりません。笑。

たまや~かぎやー。

花火大会はまだまだいろんなところで続きます。わたしは祭り大好き人間なので、いろいろ顔だします。
板橋のナイアガラとか、高円寺の阿波踊りとか。さいこーです。

みなさんもぜひ。

桜色のツタンカーメン

2010年04月09日 | 夜風景画
はなみです。

この時期は毎年いろんなところにでかけていって、非常にたのしい季節になるのですが、花見がここさいきん細分化されていってます。わたしだけでしょうか。

いぜんのように大人数ではなくごく少人数で、そのぶん、はなみの回数がものすごくおおいのです。

おとなになると自然とそうなるのでしょうか?

「みやてん(わたし)ちゃん、はなみしない?」とさそわれて、いってみると、おとこがふたりで赤ワインでいい感じにできあがっているところに到着したりします。笑。

そうなるともうたいへん、、、相手はたいてい重い爆弾をかかえていて、はなみの勢いでそれを破裂させ、わたしまで「ぐふっ!」と打撃をうけたりします。笑

そういうときは、わたしはたいていロマンチックなヨーロッパの恋愛映画の話か、いってみたい海外旅行の話できりぬけることにしています。美術史から学んだ芸術家の特権です。

こんかいはエジプトの話です。「むかぁーしむかしのそのまたむかし、エジプトにツタンカーメンというとっても若い王様がいました。おうさまは~かくかくしかじか」

オチをどうやって花見とつなげて笑いをとるかが白眉です。キーワードはピラミッドと毒とミイラ、そして黄金と復活。

芸人ならぬ、芸術家による絶対にすべらない話の開幕です。さぁ、よってらっしゃいみてらっしゃい。

眼をとじればきこえる声

2010年02月05日 | 夜風景画
大きな川。悠然とした流れ。川沿いをずっとあるいています。

ずっと以前に住んでいたことのある街で知り合った友人たちは、みなぞれぞれ別の道をあるいていて、半年に一度くらいこうして集まって、カフェをはしごし、あるいてあるいて、とくに目的地もなく、それぞれについての話をします。

「次に右岸にカフェがあったら、はいろうね」

それぞれに人生があり、目標があり、毎日があります。半年に一度のわたしからすれば、もっと大胆に行動をおこせばいいのに、と思うことしばしばですが、それはおそらくお互いさまなのでしょう、わたしの話のときには、女性陣はただただ笑ってくれています。

それでもこうして、半年に一度だけ、おたがいをたしかめあえることは貴重です。世間や社会からの一方的な期待を別のところに置いておいて、わたしのことをみてくれる人たちがいるというのは。

そうこうしていると、前方からきれいな灯りがもれています。
「あれ、カフェじゃない?」とだれかが声をあげ、わたしたちは期待に歩をはやめます。

今日はとてもとても青い夜です。このあたたかい蒼さが私にまたしばらくまとわりついて、孤独な夜に絵を描かせてくれるのです。