言うは易し、行うは靖

三浦 靖の成幸者をめざす

政策プレゼン決勝大会

2015年05月31日 | Weblog
6月定例会を目前に控え、一般質問の原稿書きが一番忙しい時にもかかわらず、東京出張が入ってしまいましたので日帰りで上京しました。

30日(土)に自民党全国青年部長・青年局長合同研修会、自民党青年局主催「政策プレゼンコンテスト決勝大会」が党本部で開催され出席するためです。

合同研修会では、防衛省の陸上幕僚長から「陸上自衛隊体制改革への取り組み」と題して、東アジアの情勢を交えて講演いただきました。その中で、ここ10年間に中国の軍事費は4倍に、ロシアは5倍に増えている現状や国際活動の現状について詳しく聞かせていただきました。


政策プレゼンコンテスト決勝大会では、全国の予選会を勝ち抜いた10組がそれぞれのオリジナリティーに溢れた政策を発表しました。

本来であれば、昨年の12月に開催される予定でしたが、衆議院の解散・総選挙のため延期されていました。

優勝は青森県代表の「3世代世帯支援制度」で、3世代が同居もしくは3キロ以内に居住していれば税制面の軽減や給付金の対象となるという政策でした。

個人的には、石川県代表の「独身貴族税・DINKS税の導入」、独身者とDINKS(共働きで子供を意識的に作らない、持たない夫婦)の所得税率を大幅に上げ、子育て世帯に分配するという政策が良かったと感じました。

今年こそ、決勝大会に出場できるよう島根県連でも頑張りたいと思います。




英断・独断・逡巡

2015年05月27日 | Weblog
昨日、病院医療体制検討特別委員会が開催されました。

6月定例会の直前という異例のタイミングでしたので「何だろう!?」という胸騒ぎ・・・。

結論から申し上げますと、「急激に変化する昨今の我が国の医療動向を真摯に受け止め、新病院の計画病床数を再精査し、必要な見直しを行う」ということで、平成25年3月に策定された新病院建設基本構想に示された合計284床の病床(ベッド)数を縮小し、大田圏域に適正な規模を再検討するものです。

そのため、平成29年にオープン予定であった新病院は1年程度遅れることになりそうです。

着工前に下された判断は「将来に禍根を残さないため」の英断であると大きな評価をする一方で、この度の見直しに至る経過は特別委員会・議会を置き去りにした執行部の独断であったという気がしてなりません。

見直しに至った背景として
①医療法の改正と地域医療構想の策定(厚労省)
②平均在院日数の短縮
③新公立病院改革ガイドライン(総務省)
④市立病院の医療提供体制の現状
ということのようです。

しかしながら、これまで特別委員会が設置されていたにもかかわらず、「第6次医療法等改正」や「新公立病院改革ガイドライン」による地域医療を取り巻く環境変化について詳細は語られず、さらに平均在院日数の現状を表す直近の資料も無い中で「昨年秋以降、急性期病床の平均在院日数の短縮化が顕著」という一言で片付けられては、我々が同意するには不十分な説明材料としか言いようがありません。物分りの良い議員は違うかもしれませんが・・・。

これでは「医療に関してド素人の議会(議員)は、専門家の言うことに従えば間違いないのだから、黙って認めなさい」と言われているようなものです。資料に基づき丁寧な説明があり、その上で責任ある方からの意志表示であれば納得もするのですが、根拠を示す数値もない中で逡巡していた胸の内を吐露され、唐突に下された決断では安易に黙認できるものではありません。

新病院の建設が最重要課題と位置づけられてから今日までの数年間、議会では一方的に矢継ぎ早に突き付けられた方針と事実に対し、熟考と抗うことを忘れ、唯々諾々と受け入れてきたことは猛省しなければなりません。

嘗てない巨額な事業費を示され、市民からは「分不相応な施設は必要ない」と嘆かれても、執行部のスポークスマンの如く振る舞ってきた自分が恥ずかしくてなりません。

実施設計が完了した今、余計に忸怩たる思いが強まります。

今回の病院事業管理者が決断された「見直し」は、恐らく、いや間違いなく「英断」であったと将来評価されるのでしょうが、時の議会人として早期に慫慂できなかった事が私にとっては永久に悔やまれることでしょう。



議会報告会2015

2015年05月22日 | Weblog
大田市議会では、市民の皆様に情報の提供と共有化を図り、市政への積極的な参画を求めていく必要性があるとして「大田市議会基本条例」に基づき議会報告会を開催します。

報告会では、議会活動状況について市民の皆様へお知らせするとともに、議会運営・議会活動に対する意見や提言を求めます。

つきましては、下記の日程で市内7ケ所で議会報告会を開催します。
 
是非ご参加ください。


 5月23日(土)
13:30~15:00
北三瓶(多根分館)・祖式・福波  各まちづくりセンター


19:00~20:30
大屋・波根・五十猛・馬路   各まちづくりセンター

大田市PTA連合会

2015年05月21日 | Weblog

18日、川合町老人クラブ福寿会さんの27年度定時総会にお招きいただきました。

天候に恵まれた日ではあり、「ちょうど田植えシーズンの農繁期であるが故に欠席者も目立つ」と苦笑いをされながら那須会長さんの挨拶で始まり、まちセンのセンター長、駐在さんと私の3人が来賓の挨拶をさせていただきました。

挨拶の中で、今年は合併10周年を迎えることや大田市立病院の現状について、さらに川合町の誇りである岩谷九十郎翁と岩谷時子さんを顕彰する事業が秋に予定されていることなどを話させていただきました。


19日、大田市学校給食会の評議員会と大田市PTA連合会の代議員会がありました。

学校給食会では、業務報告と会計報告があり、また給食費の未収金が前年度より僅かに増えて166万9743円となったことや地産地消率が県内8市でトップの60.3%になったことなど報告されました。

PTAの代議員会では、26年度の事業報告と決算報告、そして27年度の事業計画と会計予算案、新役員の選出がありました。

会長は、大田一中の松浦会長が選出され、研修部長は久手小の松村会長、親睦交流部は大田三中の大中会長となり、 

今年度、川合小学校が総務広報部長の当番校となります。年2回の広報紙を編集発行しなければなりません。

忙しい1年となりそうです。


風雲急を告げず

2015年05月18日 | Weblog
2か月ぶりのブログ更新です。

長らくサボってしまい申し訳ありませんでした。

統一地方選挙も終わり、田植えも終わったので、6月定例会に向けしっかり情報発信をしていくつもりです。


さて、昨日実施された大阪市における「大阪都構想の住民投票」は僅差で反対が上回り、廃案となってしまいました。

深夜に中継された橋下市長の記者会見をTVで視聴しながら、地方自治に関わる一人として深く考えさせられ、

そして何より橋下市長の割り切った清々しいコメントに共感を覚えるとともに寂しさを感じました。

「大阪都構想」や「橋下市長の政界引退」に対する是非はさておき、市民を巻き込んだ住民投票の投票率は 天晴れ ではなかったでしょうか。

あれだけの大都市で投票率66.83%という驚異的な数字を叩き出したこと自体がお見事としか言いようがありません。

ちなみに、4月に実施された島根県議会議員選挙の大田選挙区は投票率54.47%ですし、

さらに、昨年4月に実施された大田市議会議員選挙の投票率は73.68%でした。

当市の投票率と比較しただけでも、今回の大阪都構想がいかに市民の関心を惹きつけたかが分かります。

時代の寵児としてマスコミに持て囃され、「喧嘩政治」「逆張り政治」が目立った橋下市長ではありますが、

民主主義・デモクラシーが何たるかを誰よりも理解していたような気がしてなりません。

51対49(実際には50.1対49.9)という現実の中で政治が進められて行き、

そして民主主義における為政者の危うさと儚さを明確に示したのではないでしょうか。


今回の住民投票は、地方政治の現場に大きな課題を残したのではないかと考えます。