名(迷)セリフ *洋画・海外ドラマ*

映画・海外ドラマの中の印象に残るセリフを紹介します。
現在はERを取り扱い中。

「すぐに、戻るよ」

2007-03-29 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:髪結いの亭主
制作:1990年 フランス
監督:パトリス・ルコント


    「にほいたつ官能」といった表現がぴったりなこの映画。
     主人公の少年時代の思い出も
     本当にエロティックで瑞々しくって。

     幼い頃から、理容師を妻にする事が夢だった主人公の男性。
     念願かなって美しい理容師と結婚する。
     愛し愛され幸せな日々。

     突然やってきた別れ。
     男性を愛しすぎて、それに耐えられなくなった妻は
     濁流に飛び込んでしまった。

     遺書からそれを知った男性は
     泣く事もせず、ただぼんやり店に座っている。
     入ってきた客が「あれ? 今日は奥さんはお出かけ?」と。
     で、男性はこう答えるのです。

     哀しいけど、静かで美しい。
     愛しすぎて耐えられなくなる・・・・
     当時はその気持ちが、全くわからなかったっけ。

 

「思い切りあまやかしてやるといい」

2007-03-28 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:セブン
制作:1995年 アメリカ
監督:デビッド・フィンチャー


     雨ばかりの暗い町に引っ越してきた若い夫婦。
     旦那のブラピは新人刑事で手柄をたてようとやっき。
     知り合いもいない町で、寂しい思いをしている妻。

     プラピの相棒の、定年間際のベテラン刑事
     モーガン・フリーマンに実は妊娠しているが迷ってると
     妻は告白。

     フリーマンは話をし、妻が寂しさと不安でいっぱいなのを知る。

     堕胎するのならこの事は旦那には話すなと言った後
    「もし生むのなら、思い切りあまやかしてやるといい」
     と言うのです。

     妻は耐えきれず涙を流すのだけど
     ひとごとながら、私もここでうるっと来てしまいました。
     両人の気持ちが切なくって。

 

「よくわかったな」

2007-03-27 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:猛獣大脱走
制作:1978年 アメリカ
監督:ピーター・R・ハント


     動物園の柵が破壊され、猛獣たちが町に出てしまうという
     パニック物だけど、ユーモアな感じのTV映画。

     ある婦人が、夜中に目覚めてふと外を見ると
     キリンが悠々と歩いている。
     別に動揺もせずベッドの上から眺めていると
     隣に寝てた旦那が「夢をみてたんだ」と目をさます。
     奥様すかさず「アフリカの夢でしょ?」と。

     旦那、一瞬奥様の顔を見て、こう言うのです。

     いや、こういうの大好きです。

 

「もうけた~」「おかしいと思った・・・・」

2007-03-26 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:プロジェクトA
制作:1984年 香港
監督:ジャッキー・チェン


     海賊の島に忍び込んだユン・ピョウ。
     海賊が合い言葉を使っているのを聞いて
     自分も海賊に成りすまし
     先に相手に尋ねる事で、合い言葉を知ろうとした。

     それが尋ねた相手は
     お宝目的で忍び込んできたサモ・ハン・キンポーだったのだ。

     サモは苦し紛れに「ぶんなぐれ」というと
     ユンはそれを合い言葉だと解釈。サモに「よし」と言う。
     サモは「ぶんなぐれが合い言葉とは、もうけた~」

     そのあと、海賊に合い言葉を聞かれ
     堂々と答えたユンは、言葉取り殴られ
    「ぶんなぐれが合い言葉なんて、おかしいと思った・・・」

     アクションだけでなく、こういう細かい笑いも
     とっても面白かった映画です。

 

「白黒だった世界が、突然カラーに変わったようだったわ」

2007-03-25 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:シャル・ウィ・ダンス?
制作:2004年 アメリカ
監督:ピーター・チェルソム


     アンジェリーナ・ジョリー演じるダンス教室の先生ポリーナが
     何故社交ダンスを始めたかを話すところ。

     幼いポリーナはダンス競技会に招待され
     その世界を知った時の事を、こう表現したのだ。

     窓が開く、世界が広がる、新しい世界を知る
     なんて表現よりもずっとステキで、その感じが伝わる。

     このシーンと、リチャード・ギアが薔薇を1本もって
     奥様の職場に現れるシーンだけ
     ハリウッド版見れてよかったと思う。

 

「絵ハガキを書いてあげる!」

2007-03-10 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:小さな旅人
制作:1992年 イタリア=フランス=スイス
監督:ジャンニ・アメリオ


     心に傷を負ってすっかり自分を閉ざしていた
     小さな姉弟。
     姉のロゼッタはまだ10才かそこらなのに
     母親から売春させられてたのだ。

     ある青年と知り合って、
     少しずつ心の窓を開けてくる様になる二人。

     静かで熱い午後
     湖で泳ぐ青年と少年。
     ロゼッタは青年に絵はがきを書いてあげると、はしゃいでいる。

     他者に何かを贈るという行為自体が
     彼女にとってはすばらしい贈り物だったんだ。

 

「過去は古本のようなもの。読み終わったら捨てればいい」

2007-03-09 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:ヤングガン
制作:1988年 アメリカ
監督:クリストファー・ケイン


     ビリー・ザ・キッドの仲間のドク・スカーロック
    (演じてるのはキーファー・サザーランド)が
     マーフィーが所有している中国娘に一目惚れ。

     一緒に行こうと誘うドクに中国娘は
    「私のカラダは汚れている」と。
     マーフィーの客の「おもてなし」に使われていたわけだ。

     それを聞いたドクが優しく静かにこう言うのです。

     過ぎてしまえばもう、明日への私には必要のないこと。
     関係のない事。
     そうやって人は生まれ変われるのよね。

     捨てられない古本も、あるんだけどね。

 

「おまえの頭の中も、我が社の所有物だ」

2007-03-08 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:バートン・フィンク
制作:1991年 アメリカ
監督:ジョエル・コーエン


     映画の脚本を必死で書いている主人公のジョン・タトゥーロ。
     変なアパートみたいなホテルで缶詰になっていくうちに
     だんだん精神状態も侵され
     しかも、妙な隣人と知り合いに。

     蚊が飛ぶ、息詰まるような部屋で追いつめられるしんどさ。
     そんな彼に映画会社がこういうのだ。

     ビジネスだからしょうがないけど、やりきれない!!

     変な映画だったけど、この監督さんの映画って
     不思議で変な映画が多いよな。

 

「Don't Think. Feel」

2007-03-07 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:ベストキッド
制作:1984年 アメリカ
監督:ジョン・G・アビルドセン


     いじめられっ子と、その子にカラテを教える日系の空手家。

     まあ、よくある話だけど
     空手家ミヤギの独特の教え方が面白い。

     家の掃除やワックスかけ、ペンキ塗りが
     実はその動きがトレーニングになってたなんてね。

     んで、本来の空手は格闘ではなく
     心の鍛錬のためのものという話で

    「考えるな。感じろ」というセリフがこれ。

     いろんなことに当てはまると思う。
    「タイタニック」でも、「こんなの踊れない」と言うローズに
     ジャックが同じ事を言ってましたね~

 

「いまだ! 私を殺せ!」

2007-03-06 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:エクソシスト3
制作:1990年 アメリカ
監督:ウィリアム・ピーター・ブラッディ


     悪魔と闘う神父さんが、自分に沸く間を乗り映させ
     精神力で一瞬、自分に戻った瞬間こう叫ぶのです。

     悪魔が神父さんから離れる前に
     神父さんは殺され、悪魔も逝った。

     どーでもいい映画だったけど、このシーンだけ焼き付いてる。

 

「パブリートにはしない」

2007-03-05 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:イル・ポスティーノ  
制作:1995年 イタリア  
監督:マイケル・ラドフォード

          
      ダンナ   「この子の名はパブリートだ」
      身ごもった妻「パブリートにはしない」

      ずっとこんな会話を繰り返してた続けてた幸せな時間。

      ダンナはイタリアの小さな島の郵便配達屋。
      この島にやってきた一人の詩人との出会いが
      カレの人生を変えた。
      そして彼は逝ってしまった。

      妻が悲しむシーンはなく、次にはいきなり数年後の場面。
      「パブリート!」と子供を呼ぶ妻。

      「パブリートにしたんだ~」と
      なんかココロがほっこりしました。

 

「異常な状況下で生まれた恋愛は発展しない」

2007-03-04 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:スピード
制作:1994年 アメリカ
監督:ヤン・デ・ボン


     引き続きスピードから。

     ↓そんなバスのなかで、
     なんとか状況を好転させようと奮闘するキアヌとサンドラ。
     次第にお互い惹かれあっていくが
     このようなセオリーがあるんだと、どちらかが言ったのだ。

     うん。なんか、わかる気がする。
     有名な心理学実験の「吊り橋効果」ってやつは
     長持ちしないのかな?

 

「今、わたしっ、人轢いちゃった!?」

2007-03-03 | 洋画名・迷セリフ

作品:スピード
制作:1994年 アメリカ
監督:ヤン・デ・ボン


     キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが
     有名になった映画だっけ。

     時速なんマイルだかを下ると
     仕掛けられた爆弾が爆発するというバスを
     必死で運転するサンドラ。

     当然信号は無視だし、何かに当たっても止まることはできない。

     車だかバイクだかにぶつかって
     衝撃があったものの、自分では確かめられないサンドラが
     泣きそうになりながら必死にこう叫ぶのです。

     怖いけど、確かめられずにはいられない気持ち
     わかるなあ。

 

「母が魔法を行う場所」

2007-03-02 | 洋画名・迷セリフ
 
作品:ジャック・ドゥミの少年期
制作:1991年 フランス
監督:アニエス・ヴァルダ


     「シェルブールの雨傘」の監督
     ジャック・ドゥミの少年時代を
     妻でやはり映画監督のアニエス・ヴァルダが描いた作品。

     フランスの片田舎で、
     家族の愛に包まれて育ったジャック少年。
     大きくもないし、きれいでもないおうちだけど
     温かさに溢れていた。

     そして、その台所を形容した言葉がこれ。
     とってもステキ!!!