「メッタクッソうっとおしい」 2007-07-15 | 洋画名・迷セリフ 作品:ウィズダム 制作:1986年 アメリカ 監督:エミリオ・エステベス 前回にひきつづき、ウィズダムより。 逃避行の二人、エミリオとデミ。 田舎の食堂で食事をとりながら、エミリオは新聞を読む。 隣でデミが野菜スティックをかじりながら 新聞を肩越しに覗き込むと、エミリオが心底うっとおしそうに こう言うのだ。 うん、横から読まれるのって、うっとおしい!!!
「おかしいか? ヤツは金が目的じゃないだけだ」 2007-07-14 | 洋画名・迷セリフ 作品:ウィズダム 制作:1986年 アメリカ 監督:エミリオ・エステベス 卒業式にやったバカが犯罪歴となり そのせいで就職が上手く行かず 「じゃあ、世の中の望むように犯罪者になってやる」 から「皆に愛される犯罪者になろう」というところに 落ち着いてしまったエミリオ・エステベス。 銀行へ押し入っては、貧しい農民への貸し付け証書を焼いて回る。 それで支持者も多く出てきたのだが・・・・ 一番最初の犯行の後、調査してた若手刑事が 「銀行に押し入って、金を取らないとは」と心外そうに言うと ベテラン刑事がこう言うのだ。 確かに金目当てよりも、他の事が目的な場合の方が やっかいかも。 まだデミ・ムーアがエステベスの彼女だった頃の映画。 私は好きだけど、オチはいまいち。
「ごめんなさい、でも行かなきゃ」 2007-07-12 | 洋画名・迷セリフ 作品:ニューヨークの恋人 制作:2001年 アメリカ 監督:ジェームズ・マンゴールド 夢にまで見た、自分の仕事の成功。 その晴れやかな授賞式のスピーチの最中に ほんとうの自分の望みに気がついたメグ・ライアンが 半分夢見心地のような、熱に浮かされたよな状態で こう言うのです。 本当に何もかも捨てて「彼」の所へ。 本当に迷いがない時って、人間って淡々としちゃうんだよね。 完全なおとぎ話だったけどさ、全然期待してなかったからか 予想外によかった。
「大丈夫。なんとかなるわよ」 2007-07-11 | 洋画名・迷セリフ 作品:遠い雷鳴 制作:1973年 インド 監督:サタジット・レイ 真面目なインド映画。なんとかの大飢饉の話。 その入口の話だな。 平和な日々から食料が少しずつなくなってくると言うトコロまで。 フツーこーゆー映画って、苦しい「まさにその時期」とか、 「その後」とかいう設定が多いけど、 始まりの部分をとらえたところが面白いと思う。 ラストシーン「大丈夫。なんとかなるわよ」 2人で肩を組む夫婦の後ろ姿。 この後本格的な飢饉がやってきて、多くの人が死ぬのだ。 胸がつまるような恐怖とやりきれなさが残った。
「さよなら、ケイリー」 2007-07-10 | 洋画名・迷セリフ 作品:バタフライ・エフェクト 制作:2004年 アメリカ 監督:エリック・ブレス バタフライ効果とはカオス理論用語で 実際に蝶々が出てくるわけではない。 この、最初で最後で、最愛を表現するセリフ。 いや、泣けました。でも、前向きな切なさ。 思いっきり期待して観たのに、裏切られなかった。
「オレの右か?」 2007-07-09 | 洋画名・迷セリフ 作品:レジェンド・オブ・メキシコ/デスペラード 制作:メキシコ=アメリカ 監督:ロバート・ロドリゲス めんたまを、くり抜かれて目が見えないジョニー・デップに 少年は敵の位置を「右だよっ」と教える。 ジョニー・デップ、見えない目で銃を撃つが、当たった気配がない。 少年とジョニー・デップが向かい合う格好でいたため ジョニー・デップが少年に尋ねると、少年「ボクの右」 ・・・・ありがち(笑) 皆のアクションが気持ちいい映画でした。 ミッキー・ロークの落ちぶれぶりも、いい!
「ママ・・・行って」 2007-06-08 | 洋画名・迷セリフ 作品:カミーラ あなたといた夏 制作:1994年 イギリス=カナダ 監督:ディーパ・ミータ 幼い我が子の「ママ、行かないで」のひとことで 夢をあきらめた元バイオリニストのジェシカ・タンディ。 それから年月が流れ、彼女はずっと夢を追えなかった事を 心に残していた。 今回、彼女が旅立とうとした時 育った息子はこう言ったのね。 で、ジェシカは解放され、進む事ができた。 これでよかったのよね。 さわやかな映画だったけど、もひとつ!ってとこだったのが惜しい!
「おおーい、来たぞー」 2007-06-07 | 洋画名・迷セリフ 作品:月夜の願い 制作:1993年 香港 監督:ピーター・チュン 東洋版バック・トゥ・ザ・フューチャーとか言われてたけど エンターテイメントな西洋版と比べて こっちのは温かく切なく、おとぎ話のような美しさがあって テーマは一緒でも全然違うと思うな。 ラストのこのシーン まさかこうくるとは思ってなかったけど、私はすんごい好きだ。 顔がほころぶー。
「アトだ! アト!」 2007-06-06 | 洋画名・迷セリフ 作品:シティ・ヒート 制作:1984年 アメリカ 監督:リチャード・ベンジャミン 探偵のバート・レイノルズと警部補のクリント・イーストウッドは もと同僚。 会えばいつも、嫌みの言い合いに口喧嘩。 いつも殴り合い寸前。 そんな二人でギャンググループに挑む。 娼婦館に潜り込んだレイノルズは 客が使用してたオオカミの扮装で変装。 敵と大奮闘してるところに 助っ人に現れたイーストウッド。 返送しているレイノルズに気付かず、彼をなぐろうとすると レイノルズはオオカミの面をとりながらこう叫ぶのです。 そうそう、ふたりのサシの勝負(じゃれあい?笑)は あとでね。 いや、大好きな禁酒法時代のアメリカに 肩の力抜けたビッグスターのオシャレでおとぼけた楽しい映画 大好き!
「幸運を祈ってるわ、ベティ」 2007-06-03 | 洋画名・迷セリフ 作品:マルホランド・ドライブ 制作:2001年 アメリカ 監督:デヴィッド・リンチ はい。リンチワールドの「ワケワカラナイ」映画です。 でも、かなり惹かれた。 ブルー・ベルベッドでは気分悪くなったけど。 映画が始まってすぐくらい。 ヒロインのベティが空港から出てくる所で 機内で知り合ったらしい老夫婦から こう、やさしい言葉をかけられるのだが・・・・ その後タクシーに乗り込んだ老夫婦の 奇妙な笑顔が気になってたんだけど、まさか・・・ 今思うとゾゾッとするセリフです。
「面白い事に、私を信じているな?」 2007-06-02 | 洋画名・迷セリフ 作品:ダークサイド・オブ・ムーン 制作:1989年 アメリカ 監督:D・J・ウェブスター 神より悪魔を信じてしまうのって、なんかリアル。 別にイタイ奴じゃないくても、まともな人にとってもさ。 「ヤツ」にこう言われた主人公も言葉がない。 でも、ちゃんと対応したね。 ドキドキのミステリーSF。 主役がちょい好みだったし、思わぬ広いものの映画でした。
「戻れ!」 2007-06-01 | 洋画名・迷セリフ 作品:大いなる幻影 制作:1937年 フランス 監督:ジャン・ルノワール 対戦中、闘いあう相手。捕虜として収容する側、される側。 どちらも国に命を、信念を掛けている軍人。 だから当然、お互いを認めあい尊重し、徐々に友情も芽生える。 でも、やっぱり、軍人としての本分を全うするしかないのね。 そういう人間なのよ、お互い。 だから、そうなることは二人とも分かってた。 分かってけど、逃げる相手の背中に銃を向けながら 必死でこう叫ぶ。殺させないでくれ! 彼は撃ち、彼は撃たれた。それが彼らの宿命だったから。 撃った後、大事にしていた薔薇の花を自ら手折る。 観たのは幼い時だったけど この言葉にできない気持ちは、よく覚えている。
「これを使って、空気清浄機を作ってくれ」 2007-05-31 | 洋画名・迷セリフ 作品:アポロ13号 制作:1995年 アメリカ 監督:ロン・ハワード 船内にあるものと同じものをテーブルに積み上げ みんなで頭をひねる地球のスタッフ達。 なんとか乗組員を無事に地球に返そうと 必死の地上勤務者たちの努力が素敵だった。 宇宙が映し出される映画はいっぱいあったけど この映画の宇宙がとってもキレイだったなぁと 印象に残ってます。
「おまえは家庭が上手くいってないと、仕事で過剰反応するんだ!」 2007-05-30 | 洋画名・迷セリフ 作品:イヤー・オブ・ザ・ドラゴン 制作:1985年 アメリカ 監督:マイケル・チミノ 有能だけど、思い込みや行動が激しすぎて つまはじきの一匹狼刑事のミッキー・ローク。 めちゃくちゃになるミッキーを心配した同僚刑事のセリフ。 彼は本当にミッキーの事が心配で ちゃんとミッキーの事みててわかってる人物。 そういう人の、図星のヒトコトって結構キくんだよね。 そんなミッキーと 野心が強すぎる中国マフィアの若い首領ジョン・ローンの 愛憎とも言うべき関係が魅力的で怖い映画。 チャイナタウンの描き方も独特でよかったっす。
「宿題、大丈夫だからね」 2007-04-14 | 洋画名・迷セリフ 作品:友達のうちはどこ? 制作:1990年 イラン 監督:アッバス・キアロスタミ 小学生高学年くらいか?まだまだ幼い男の子。 小さくて弱い存在だから 大人に認めてもらえない。わかってもらえない。 友達にノートを持って行かないと大変な事になるのに! 友達のために必死で、遠い村と自分の村を行き来し お父さんやお母さんやおじいさんに怒られ でも、友達の家は見つからず。 でも、別の解決策を生み出したのね。 この少年のラストのセリフで、笑顔になりました!