美里町の探検日記GP

津市美里町(旧美里村)に住んでいるコレクターです。コレクション自慢(?)のほか、津のこと、美里のことも書いていきます。

お盆の精霊迎え、家々に灯籠が点されていました(芸濃町楠原)

2015-08-13 20:15:41 | 津のこと


津市芸濃町楠原は、かつて伊勢別街道の「楠原宿」があった集落で、
昔の街道の両側に110軒余りの家が並んでいます。

現在も道の両側に、千本格子を残した伝統的な様式の家屋が連なり。
集落の中央付近で街道が折れ曲がる「枡型」が完全な形で残っています。

楠原地区で、お盆の行事として昔から行われているのが
「精霊迎え」の行事です。



「精霊迎え」の行事は、
①各家の玄関に灯籠を吊り下げ、夜間は灯籠を点灯する。
 期間は8月11日から14日まで。
 灯籠は各家が用意したもので、注意深く見ると形や、書かれた文字が異なっている。
②8月14日には、夕刻から住職が初盆の家をお参りする。
 住民と子どもたちが住職に従って行列し、唄と囃子で精霊を迎える。
 これのための練習が、8月1日から毎夜、地区の公民館で行われる。
となっています。
 


集落の端から端までは、約700mほどで、
その間に約60個の灯籠が点灯しています。

間口の広い、立派な家が多いため、
隣の家の灯籠との間隔が長く、
道路に沿って「点々と灯かりがある」ような光景です。



あえて言うなら、公民館よりも西のほうで、
灯籠が連なる光景が見られたように思います。



というわけで、灯籠が連なる光景を撮影するのはあきらめて、
「灯籠と千本格子から漏れる家々の灯かり」を撮ってみたのが
以下の画像です。





家の中から光が漏れてくるのと同時に、
格子の内側から、話し声も聞こえてきたりして、
観光地を歩いているのとは違った雰囲気を感じました。



唄と囃子の練習が、公民館で行われていました。
画像のように、入口を開けたまま練習しているので、
灯籠を見ながら歩いていても、100mくらい先まで唄と囃子が聞こえていました。

唄の曲調や、ほら貝のリズムなどは
美里町の「かんこ踊り」の唄に似ていて、
今回初めて聞いたのですが、懐かしく感じました。


旧楠原宿
津市芸濃町楠原
県道津関線沿い、楠原東バス停付近に空き地があり駐車可能、
芸濃町林のファミマから関ドライブイン方向に、約800m

石山観音公園の紅葉(津市芸濃町楠原)

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