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鳥羽相差編その2・石神さん(神明神社)の続きです。
海女文化資料館から石神さんへの
参道(250m)にあります、
昭和初期の古民家を再生した民芸品店兼喫茶店で、
「古民家海女の家 五左屋」です。
参道沿いには他にも何軒か
喫茶店や茶屋らしきものがあるのですが
平日だったので、開いていたのはこちらだけでした。
海女の家 五左屋
鳥羽市相差町1406
TEL 0599-33-6770
営業時間 9:00~17:00(L.O.16:30)
定休日 無休
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お店の前にテラス席があり、
そちらのほうが居心地は良さそうでしたが、
せっかくなので、建物の構造とかも見られる
座敷席のほうをお願いしました。
間取りの南半分(道路に面したほう)が土間で、
土間の部分で民芸品を販売しています。
私の住んでいる、三重県の中勢地方の古民家よりも
土間の比率が高いように見えました。
海産物を並べたり、漁具を修理したりするのに
大きな土間が必要だったのでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/cc/49f89eb50586eea4f9ced1ca60eab67d.jpg)
レジで注文を告げ、先払いして、
テラス席なり座敷席で待ちます。
こちらの名物は、
きな粉をかけて食べる「ところてん」だそうですが、
私はホットコーヒーをお願いしました。
座敷の隅に積まれているのが
「海女の衣装」です。
衣装を借りて着ることができ、
籠を持って記念に写真を撮ることができます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/eb/132678b6b78492c4249f11d2bfacd72c.jpg)
軽食等のメニューはありません。
後述しますが、
相差って、お昼を食べられるお店がなかなか無いので、
こちらのお店で、簡単な軽食も食べられると
便利なのですが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/29/43b18fc47fd156d6a2c6e9c98cdec442.jpg)
美里町の探検日記の本編で
2013年に連載していました「温泉地について考える!」の中で
(温泉旅館が)「個重視」に向かうためには、
旅館がサービスを行う部分、地域でニーズを受け入れる部分、
そして客が自分で調達する部分、を明確することです。
と書いています。
今回の鳥羽相差編で言うと、
旅館は、客を宿泊させ、地元の新鮮な魚を提供し、
必要があれば、鳥羽駅まで送迎を行う、
地域は、石神さんを始め、地域の観光資源をPRし、
昼間に来た観光客を案内し、もてなしを行う、
という分業が図られていることが確認できました。
あとは、観光客が自分で調達する部分であるのですが、
今回、石神さん以外の観光名所についても
しっかり案内されており、初めて相差に来た人でも
自力でなんとか見て回ることができることが分かりました。
最後に課題として残ったのが、
昼食の場所(店)がほとんど無いことです。
私はここ相差で食事をする予定ではなかったので
気になりませんでしたが
調べてみると、予約なしで利用できて
お昼に刺身や焼き牡蠣を食べられるお店って
ほとんど無いのですよ。
ニーズが無いからそういうお店が無い、とも言えますが
昼間、多数の観光客が訪れているのですから
利用が見込めないことはないと思うのですが。
鳥羽相差編その4・相差漁港から展望台へに続く
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