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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 82】 The Dancing Bears : 「分詞の限定用法」 に注目!!

2015-04-11 | DWE・歌詞分析 【ライム】
ゆーくん、3歳 0か月 20日
あやちゃん、生後 11か月 17日
DWE歴は、2年 5か月 6日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、Sing Along! 7 のDVDに収録されている
"The Dancing Bears" について取り上げてみます
DWEソングの歌詞分析、82曲目です

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
この曲は、サーカスのクマたちがペアで踊る様子を描いた歌です

この曲で取り上げられている文法事項は、
分詞の限定用法 : The dancing bears dance in pairs.  です

今回は、「分詞の限定用法」 に注目したいと思います


まず、分詞には、2つの用法があります

  限定用法 : 形容詞と同様に、名詞を直接修飾する用法

   【例1】  The man speaking to the customer is my father.
             = The man who is speaking to the customer is my father.
         (現在分詞の後置 : 客と話をしているのは、私の父です)

   【例2】  "Hamlet" is a famous play written by William Shakespeare.
             = "Hamlet" is a famous play that was written by William Shakespeare.
         (過去分詞の後置 : 「ハムレット」は、シェークスピアに書かれた有名な劇です)



  叙述用法 : 動詞の補語として用いられる用法

   【例1】  I saw her weeping.  (私は、彼女が泣くところを見ました)
                 
         I saw her weep. (私は、彼女が泣くのを見ました)

     上の英文が、現在分詞をとる「叙述用法」なのですが、
     「現在分詞」は、その動作の過程が目の前で進行中であることを表しています

     比較のために挙げた下の英文は、動詞の原形をとっていますが、
     「原形」の場合、事実・行為全般に重点を置いており、その瞬間を切り取った表現になっています。


   【例2】 I heard my name called.
         (私は、自分の名前が呼ばれるのを聞きました)

     この英文は、過去分詞をとる「叙述用法」です。



では、歌詞に戻りましょう

  The dancing bears dance in pairs. 
    (踊るクマたちが、ペアを組んで ダンスをするよ)

   この歌詞は、名詞 "bears" を直接修飾する、
   「分詞の限定用法」が用いられています

   どんな "bears(クマたち)" が踊っているのか
   「クマたち」の内容を、限定して表現しているのです

   この場合は、サーカス用に特別に訓練された「踊るクマたち」を意味するのですが、
   "dance" という単語が 2回登場するので、少し くどい気もします
   「歌詞」という点で考えると、韻を踏んでいるからこそ、
   心地よいリズムが生まれるのだと思います


そして、この曲の歌詞には、情景描写が対比して、描かれています

  And then they dance some more! 
    (それから、彼ら [クマたち] は、もう少し踊るよ!)
               
  And then they dance no more! 
    (それから、彼ら [クマたち] は、もう踊らないよ!)

"some more" と "no more" の熟語を
歌詞の中で、リズミカルに登場させて、内容を対比させる――
この曲は、とても巧妙だと思います

短い歌詞の中に、エッセンスが詰まった曲と言えると思います
さすが、ライムの曲だなぁと思います






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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