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英語教師のママが綴るDWEの英語育児日記
~ゆーくん&あやちゃんの成長記録とママの心に残った出来事を綴ります♪~

【DWE・歌詞分析 76-2】 The Circus Train : "come down" と "go down" に注目!!

2015-03-27 | DWE・歌詞分析 【ライム】
ゆーくん、3歳 0か月 5日
あやちゃん、生後 11か月 2日
DWE歴は、2年 4か月 22日になりました
   
DWE教材は、歌とストーリーがリンクしていることに魅力があります
そこで、良質な英語表現をインプットするために、作詞・作曲され、
長年、愛され続けている Sing Along! の歌詞に注目して、
どこまで考えられた歌詞なのか、私なりに分析をしてみたいと思います

今回は、前回に引き続き、Sing Along! 7 のDVDに収録されている
"The Circus Train" について取り上げてみます

歌詞は、"Songs Guide" か "Sing Along!" の Book でご確認ください 
   
この曲は、サーカスの列車に、どんな人や動物が乗っているのかを話している歌です
何番目の車両に、どんな人や動物が乗っているのかが描写されています

前回も紹介しましたが、この曲で取り上げられている文法事項は、
  序数 : first, second, third, fourth, fifth, sixth, seventh, eighth
  倒置法 : Here comes the circus train.   The circus train comes here.   など
  現在進行形 : It's coming down the track.   など
  関係代名詞 : What's inside the circus train that's coming down the track?   など  です


この曲は、全2回で分析しています
第2回目の今回は、"come down" と "go down" に注目したいと思います


歌詞で言うと――

    It's coming down the track. 
    It's going down the track. 


の部分で登場しています


「サーカスの列車」が こちらに近づいてくることを表す "It's coming down the track." 
「サーカスの列車」が 遠ざかっていくことを表す "It's going down the track."
対比して表現されている点で、巧妙な歌詞だと思います

"come down" "go down" のニュアンスの違いを
日本人にも分かりやすく訴える、とてもよく考えられた歌詞構成になっています


"come down" が 「こちらに近づいてくることを表す」
"go down" が 「遠ざかっていくことを表す」 というのは、前述の通りなのですが、
次は、"down" という表現に注目してみたいと思います

"come up" "go up" という表現と比較しながら、この歌詞を分析してみます

まず、 "up" は上 で  "down" は下 というイメージが基本です
それと同時に、英語では、
話し手・話者(中心となる人物)が 「 周囲よりも高いところにいる 」 というイメージがある そうです

話すときは、話し手中心の視点で話すので、
話し手との距離が離れれば離れるほど、イメージ上の高さは下がっていきます
逆に、話し手との距離が近づけば近づくほど、イメージ上の高さは上がっていきます

端的にまとめると――

   話し手・話者(中心となる人物)から離れていくのが "down"
   話し手・話者(中心となる人物)に近づいていくのが "up"


ということになります

「話し手」より「目上の人」「立場が上の人」が存在する場合は、
「立場が上の人」の視点を中心にしてとらえます

  The student went up to the teacher. (その生徒は、先生に近づいていった)



また、場所について語るときにも、同様のことが言えます

   中心地や首都に行く場合は、"up"
   郊外や田舎に行く場合は、"down"


  I went up to London for business.  (私は、仕事でロンドンに行きました)
  We're riding down the countryroad.  (私たちは、 田舎道を [車に] 乗って行きます)

日本語でも、東京に行く場合は「上京する」と言いますし、
(古典にも出てきますが)京都に行く場合は、「上洛する」と言います
英語でも、それに近い感覚だと思います


歌詞に戻りましょう

    It's coming down the track. 
    It's going down the track. 


 
この表現は、「(郊外や田舎へ向かう)サーカスの列車が、こちらに近づいてくる様子」と
(郊外や田舎へ向かう) サーカスの列車が遠ざかっていく様子」を表していたのです


"come down""come up"
"go down" "go up" の使い分けが意識的にできると、英語の幅が広がりますね






最後まで読んでくださり、ありがとうございました
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