足の速い借款の供与

ゆっくりと歩きたいものです

オトテールにはオトテール

2009-08-19 11:49:03 | フルート・トラヴェルソなど
これもまた、王道中の王道といったCDですね



クイケン兄弟とコーネン先生のオトテールです。

オトテールを吹くには、、、、オトテールでしょ、そりゃ、という訳で、


[誰が]
Barthold Kuijiken

[誰の曲を]
Hotteterre

[誰が作った]
Alan Weemaels

[誰のモデルで]
Hotteterre(Gratz)



これは王道!クイケンのI.H.Rottenburgh

2009-08-18 12:12:40 | フルート・トラヴェルソなど
ちょっとマイナーっぽいCDが続いたので

王道的なものを

クイケンのヘンデルのソナタ集です。


楽器もまた王道です。


[誰が]
Barthold Kuijiken

[誰の曲を]
Handel

[誰が作った]
Alan Weemaels

[誰のモデルで]
I.H.Rottenburgh


でも、自分が吹いてもあんなに端正な音は出ない、、、、腕を磨こう!

HazelzetはWinne、Folkers&Powell、Weemaels

2009-08-17 10:51:25 | フルート・トラヴェルソなど
誰が、誰の曲を誰が作った誰のモデルを使っているか、という4W、の第二弾。

斜に構えている?と言われそうですが、

このCDです

Hazelzetのバッハの無伴奏曲集。パルティータBWV1013と、チェロの無伴奏組曲BWV1007-1009ですが、曲によって楽器を変えています。


①BWV1013、1009

[誰が作った]Weemaels

[誰のモデルで]I.H.Rottenburgh(A=395)


②BWV1007

[誰が作った]Folkers&Powell

[誰のモデルで]Quantz(A=387)


③BWV1008

[誰が作った]Jan de Winne

[誰のモデルで]J.Denner(A=392)


と、使い分けているのですが、解説の写真は、、、

これ

どうも、Hotteterreのように見えるのですが、、、、、。

KowalewskyのPalanca

2009-08-14 17:45:41 | フルート・トラヴェルソなど
誰が、誰の曲を誰が作った誰のモデルを使っているか、という4W、です。

まずは、このCD

ロカテッリです

[誰が]
Jed Wentz

[誰の曲を]
Locatelli

[誰が作った]
Gehard Kowalewsky

[誰のモデルで]
Palanca

うーん、Kowalewskyかぁ。

トラヴェルソのメーカー(製作家)など

2009-08-10 14:47:42 | フルート・トラヴェルソなど
今週はいわゆるお盆休み週間、です。

と、いうわけで、久しぶりに、本当に久しぶりに、トラヴェルソ関係のネットサーフィン(トラヴェルソが欲しくなった、、、、んです)。

すると、、、、国内でトラヴェルソを取り扱うお店が増えているのを実感すると共に、トラヴェルソのハイ・アマチュアの方が設けられた、トラヴェルソに関する様々な情報が掲載された素晴らしいサイトが無くなっているのに気が付きました。
(どこかに隠れているのかなぁ、、、どなたかご存知ですか?)


そこで、備忘録的にトラヴェルソの製作家をこのページに順次並べていくことを考え、2年ぶりに、このブログの編集画面にやってきました。トラヴェルソの購入を考えている方などへの情報としてご活用下さい。

★★★★★トラヴェルソ(バロック・フルート)製作家リスト(アルファベット順。順次追加)★★★★★


Philippe Allain-Dupré(フランス):
 本業は演奏家で、NAXOSのオトテール集はこの方が吹いています。QuantzやTortochotなどを作られているようです。
 上述のオトテール集も自ら作成されたHotteterreで吹いているということなので、思わずメールして納期等をお尋ねしたのですが、、、、、、 お願いするには至りませんでした。


Daniel Deitch(アメリカ)
 下のSimon Polakとともに、日本語のHP(日本語での注文も可)がある外国の製作家(奥様が日本人らしい)。HPを見ると、PalancaやNaust、J.Denner、T.Lot、I.H.RottenburghやOberlenderなど、ちょいと古めのモデルに比重が置かれているようです。Palancaを持っている人を見たことがありますが、明るい音で良く鳴っていました。
 面白いのはHPの冒頭に出ている「The Tokyo I.H. Rottenburgh(東京IHR)」で、東京の蒐集家の方が持っているオリジナルをコピーしたものだということ。地理的には本物と比べるということができる訳で、面白そうです。


Simon Polak(オランダ)
 地元?のBeukersを中心に、TassiやWijne、Kirst、Naust、Hakaなどを製作。メールでのやり取りもスムースで、カード可、しかも納期が短い。いつの間にか日本語のホームページもできていました(メールも可みたいです)。
 BoxwoodのBeukersは、柘植にしてはちょっと重いかなぁ、と思いますが、バランスの取れた良い楽器だと思います。新大久保のダクにBeukersなど何本か現物が置いてあるので、そこで試してみるのもよいと思います(そのためでしょか、以前バロックフルートの発表会を見に行ったら、少なくとも4人の方がPolakのBeukersを持っておられました)。
 ちなみに、さるベテランアマチュアの方は、「Tassiは味がある」とおっしゃっていました。


Rudolf Tutz(オーストリア)
 実際にトラヴェルソを買おうと思っていろいろ調べたとき、しばしば水戸黄門の印籠の口上のように出てきたのがクイケンや前田りり子さんが使われている「トゥッツのロッテンブルグ」でした。そのG.A.Rottenburgh(柘植製)、全体としてピッチが低め(特にCisなど)なのが使いにくさを感じますが(これは腕のせい)、とても軽く鳴らしやすい楽器です。
 Tutzさん、ルネサンスからヒストリカルまで幅広い守備範囲の中で、I.H.RottenburghやG.A.Rottenburghをはじめ、HotteterreやJ.Denner、QuantzA.Grenserなどのトラヴェルソを製作。大阪の○○楽器さんの社長さんに聞いた話では「奥様の選定品には『Linde』と刻印してある」そうです。近年では息子さんのコミットが大きくなっているようで、それをネガティブに語る方もいらっしゃいます。Tutzも新大久保のダクにおいてありました。


Alain & Stéphanie Weemaels(ベルギー)
 ベルギーはブリュッセルの製作家。Alain & Stéphanie というように、お父様と娘さんで製作に当たられています。メールをすると、Stéphanieさんから素早い返信が届きます(でも、お願いしなかった私を許して下さい)。納期はモデルにもよりますが、一年弱、といったイメージでしょうか。代金は銀行振り込みらしい。
 久しぶりにホームページを見たら、HotteterreやI.H. Rottenburgh、G.A. Rottenburgh、A.Grenser、Jacob Dennerなどがラインナップされていましたが、以前私が問い合わせたStanesby Jr.は無くなっていました。どうしちゃったんだろう。ちなみに、私の先生は「Hotteterreの場合、○○のは当たり外れが大きすぎて絶対勧めない。Weemaelsは悪くないのでは」とおっしゃっていました(でも、お父様をイメージしているようなので、今はどうかわかりません)。
 新宿の村松にGARが置いてあります。Tutzのもの同様、柘植製ですが、より重く、芯のある音がします。


より充実したリストは、The Flute Makersにどうぞ!!