Club野風増   岐阜・本巣100夢プロジェクト!

自転車、登山、テレマークスキー、カヌー・・・そんな情報が満載ですよ!!

赤さびクラブ 復活・BSダイヤモンドDC-15

2012-06-25 21:06:06 | 赤さびクラブ
《赤さびクラブ 復活・BSダイヤモンドDC-15》
2011年2月末、岐阜の某所にてDC-15の残骸?を発見!あまりのひどさに見て見ぬ振り・・・しかし、家に帰ってから気になり始め、ひょっとしたら凄い自転車かもと。

翌日に再訪・・・やはりひどい状態でしたが、パーツがなかなか魅力的・・・杉野プロダイクランク、ユーレー・アルビーのリヤ変速機、藤田の板ベース革サドルは開ききっていましたが・・・これは何とかしないと!

とりあえず、ビフォアー・アフターをご覧ください。

(見るも無残な横顔)
何かの縁でもあったのでしょうか、車で通り過ぎたとき、気になる自転車が放置されているのに気がつきました。横目でチラッと・・・ドロップハンドルであることは分かりましたが、それが往年のキャンピング車であるとは・・・後日、再び訪れて近くで見てみると、なかなかの自転車のようです。装着されたパーツは上級グレードばかり・・・


(みごとにバラバラ!?)
さっそく自宅に持ち帰り、分解作業に・・・一番気にしていたのがシートポストの固着・・・運よく、すっと抜けたときは一安心。全体に錆びは多いものの、まったくの雨ざらしではなかったようです。これなら何とかなりそう・・・


(ここまで蘇りました)
ハブ、ボトムブラケット、ヘッド部分・・・全てをバラし、パーツの見直しをします。再利用が不可能なものは同年代のパーツに交換。基本的にはワイヤーブラシによる錆び落とし、ピカールによる磨き、モノによってはフエルトによるバフ磨きも・・・とても充実した時間が過ごせました。再メッキの必要なパーツは黒錆びチェンジャーで対応・・・


(錆びきったアルビー)
フランス製ユーレーの変速機も錆び付いています。チェーンも同様・・・無理やりチェーン切りで外しました。


(それなりに復活)
アルビーは全てがボルト留めのため、完全に分解掃除ができるそうです。根性?が無かったので、ワイヤーブラシで掃除後、錆びチェンジャーで処理。


(くすんだプロダイ・クランク)
鉄の錆びほどではありませんが、アルミのクランクも腐食して見苦しい状態に・・・はじめてのバフ掛けにチャレンジしました。電動ドリルにバフ掛け用フエルトを付け、青棒、白棒にて磨きます。見る見る間にアルミの光沢が・・・


(バフを掛けたクランク)
ギヤ板もバラバラにし、磨きをします。杉野プロダイナミック・・・通称、プロダイと呼ばれ、今でも人気のクランクだそうです。


(錆びついたブレーキ)
吉貝・ダイヤコンペのベーシックなカンチレバーブレーキが付いていました。上級車にはマファックが着いていたそうです。ネジ類、本体とも腐食がひどいため、学生時代に乗っていたランドナーより移植しました。もちろん、バフも掛けて・・・


(蘇ったダイヤコンペ)
腐食に強いアルミですので、磨けば輝きが戻ります。ただし、すぐに曇ってしまうため、たびたび研磨剤入りのワックスで磨く必要があります。


(泥除けの変形)
木の枝でも巻き込んだのでしょうか、醜く変形しています。ある程度は手で修正しましたが、これ以上無理をすると折れてしまいそう・・・再度、修正の必要があるようです。

ある方のサイトより転載
『ブリジストン・ダイヤモンド DC-15 キャンピング』
製造年(西暦):1973年
製造年(和暦):昭和48年
型式:DC-15
価格:78000円
カラー:ボルドー
プレーム:クロモリダブルバテット 545(21 1/2)×26
ラグ:ラグレス
エンド:鋳造ロードエンド ※ユーコー鍛造製、ユーレー製では無い
メッキ:剣先メッキ フォーククラウン2段肩部分メッキ
バー:日東 軽合グランドランドナー132 
ステム:日東
ベル:右側 赤
ドロヨケ:軽合金泥除 巻ステイ
サドル:FUJITA 17型革サドル 軽合板ベース
シートピラー・シートポスト:-
リム:アラヤ 26×1 1/2 (650B)
タイヤ:ナショナル 26×11/2 (650B) アメサイドナイロン
スポーク:-
ハブ:スズエ 軽合ラージハブ ウイングナット
Fディレイラー:サンツアー・スパート バンド締め
Rディレイラー:ユーレーアルビー
Wレバー:ユーレー バンド締め
フリーホイール:サンツアー 15*17*19*21*24T
ギヤクランク:スギノプロダイナミック (コッタレス)48*45*33T
チェーン: -
ハンガー幅:73ミリ
ペダル:クイル型 三ヶ島 ユニークロード
クリップストラップ: -
ブレーキ:吉貝 ダイヤコンペ カンティ
ブレーキレバー:吉貝 ダイヤコンペ
キャリア: 前後大型パイプ外枠付
電装:ダイナモランプ2灯式 左側
重量:15㎏(バック込 19㎏)


輪旅 ウナギを食べに上之保へ!

2012-06-25 20:22:14 | 自転車旅
《輪旅 ウナギを食べに上之保へ!》
所属するクラブのプランでウナギ食べランへ参加してきました!
シラスが不漁・・・よってウナギが高騰。
岐阜でもかなり田舎のお店でしたが、並のウナ丼で2200円。ちょっと庶民には手の出ない値段になりつつあるようです。「もうこれで食べ納め!?」悲痛な仲間の声が聞こえてきました(それは私ですが!)

今回のコース・・・峠が三つ、ほとんど裏道的な農道のため、仲間との会話を楽しみながら70キロ弱を走ってきました。貴重な梅雨の晴れ間でした・・・
①津保川に沿って・・・鮎釣りもチラホラ!
②復活したBSダイヤモンドDC-15・・・調子はまあまあ!
③旧上之保村 栄屋さんのウナギ丼!


(伊深あたりを快走)


(復活したBSダイヤモンド DC-15)


(今日の素敵な仲間達)


(上之保 栄屋のウナ丼)


(津保川に沿って)


(富加町 松井屋酒造)


輪旅 伊豆・修善寺から戸田へ!

2012-06-16 18:33:12 | 自転車旅
《輪旅 伊豆・修善寺から戸田へ!》
毎春、ツーリング系の皆さんが集るイベントがあります。
今年は伊豆で開催・・・
コースは、修善寺駅~湯ヶ島温泉~持越~林道~西伊豆スカイライン(土肥峠・戸田峠)~戸田(宿泊)~林道~真城(さなぎ)峠~西浦~三津~林道~修善寺駅

距離こそ少なかったのですが、西伊豆特有?の激坂の連続・・・疲労困憊の自転車旅でもありました。ご褒美は・・・戸田峠からのダウンヒル!リムが焼けどをするほど熱くなっていました。それと、豪勢な海の幸・・・タカアシガニこそ出てきませんでしたが、巨大な金目鯛の煮付けなど、海なし県に住むものにとっては竜宮城状態?乙姫様はちょっと年配!?でしたが、久し振りにリラックスできる充実の旅でした。
※今回の地酒・・・修善寺・万大醸造さんの「あらばしり」と「純米吟醸」・・旨すぎるでいかんわ!


(往年?の名車たち)
伊豆箱根鉄道「修善寺駅」に集合・・・やはりここは伊豆観光の拠点・・・多くの昇降客で賑わっていました。

先ずは狩野川右岸を南進・・・対岸の国道136号よりは静かなようです。明徳寺にて休憩・・・境内には不思議な置物が・・・興味のある方は是非とも訪れてみてください。


(健脚ぞろい)
湯ヶ島温泉で右折・・・国道ではありますが交通量は少なく、とても快適でした。湯ヶ島温泉・・・川端康成や井上靖も逗留したという歴史ある温泉地ですが、今はとても静かに・・・

持越川に沿って仁科峠方面へ・・・途中、採石場?のある持越で右折・・・〇〇林道、その行き成りの急傾斜には参りました。凍結の心配が無いエリアでの道路設計は自転車にやさしくないようです。その急傾斜は西伊豆の稜線を通る西伊豆スカイラインまで続きました。


(風光明媚な西伊豆スカイライン)
以前は有料道路であった観光道路ですが、今は無料化に・・・よって、自転車も通行可になったようです。オートバイの方々が猛烈なスピードで通過してゆきます。

土肥峠(船原峠)までいったん下り、再度、達磨山あたりまで上ることになります。健脚組みはどんどん先に・・・焦らずゆっくりと・・・ロングツーリングのコツは体力の温存が必須・・・途中でギブアップというわけには行きません。

達磨山あたり・・・ここは別天地・・・笹におおわれた尾根の上を快走してゆきます。晴れていれば富士山の雄姿が・・・また訪れたくなる場所でした。


(海の幸満載)
戸田峠に下り立ち(峠は稜線の一番低いところにあるため)、展望台より戸田の町を見下ろす。天然の良港・・・戸田港賀が霞んで見えました。ウィンドブレーカーを着込み、豪快なダウンヒルに備えます。長時間のブレーキング・・・リムが火傷をするくらい高温になります。最悪の場合はパンクに・・・

今宵の宿は「戸田旅館」・・・四階建ての素敵な宿でした。先ずは展望風呂へ・・・一日の汗を流し、仲間と語らう楽しいひと時でもあります。窓からは戸田港が目の前に。


(修善寺 万大醸造の銘酒)
風呂から上がれば夕食へ・・・まさしく鯛や平目の舞踊り・・・竜宮城状態であったことは云うまでもありません。サプライズは金目鯛の煮付け・・・その大きさは特筆モノ・・・高額なタカアシガニよりこちらが正解のようでした。巨大な舟盛りは云うに及ばずですが・・・

もう一つのサプライズ・・・伊豆半島に唯一残る造り酒屋、修善寺の万大醸造さんの「あらばしり」と「純米吟醸」それも一升瓶で二本・・・くらくらと目まいがしたのは酔いのせいでしょうか。


(西浦あたりで)
翌日も快晴・・・静かな裏道より真城(さなぎ)峠へ・・・ここもなかなかの旧勾配でした。何とか乗り越え、波静かな駿河湾の西浦へ下り立ちます。あとは海岸線を辿って三津、修善寺へと帰るだけです。

充実の二日間・・・こんな素敵なツーリングをプレゼントしてくれた幹事のS井さん、参加の皆さんに感謝を申し上げます。

輪旅 東海道・日本橋から小田原宿へ!

2012-06-16 10:47:00 | 自転車旅
《輪旅 東海道・日本橋から小田原宿へ!》
歴史街道は面白い!そんな想いで東海道をトレースしています。細切れではありますが・・・最後に残った区間、日本橋から小田原宿(82㌔?)を走ってきました。ご同行をいただいたのは、藤沢市在住のN沼さん・・・地元の方だけに大いに助けていただきました。この場を借りて感謝を申し曲げます。

なぜこの区間が最後に・・・それは交通量・・・田舎者にはしんどそう!何しろ国道1号線ですから、今も繁盛?していそう!??結果・・・品川宿、大森、神奈川宿、保土ヶ谷宿など旧道が残っている部分も多くありました。大磯辺りでは松並木も・・・

鈴ヶ森刑場跡、生麦事件の現場(その前がキリンビールとは出来すぎ!?)興味深い場所も多くありました。
※神奈川県の由来は神奈川宿から・・・でしょうか。

日本橋~品川宿~川崎宿~神奈川宿~保土ヶ谷宿~戸塚宿~藤沢宿~平塚宿~大磯宿~小田原宿


(現在も日本の国道の基点となる日本橋をスタート)
岐阜駅より東京駅へは2時間ほど・・・8時20分には八重洲口に立っていました。同行のN沼さんと連絡を取り、合流。自転車の組み立てを終えて日本橋へ・・・意外と近い。

日本橋・・・ここは今も昔も日本の道路の原点、出発点でもあります。国道の基点となる日本国道路元標・・・全てがここから始まっている・・・自転車で旅をするものにとっては聖地?みたいなところでもありました。全ての道がここから始まると・・・


(品川宿を快走)
先ずは銀座のど真ん中を快走・・・三越、高島屋・・・やはり本店でしょうかね。先ずは「京橋」の前で記念撮影。次に、日本の鉄道の始まり「新橋駅」復刻版?ではありますが、威厳がありました。

賑やかな道路(国道15号)から外れ、品川宿の旧道へ・・・ちょっと一息・・・きょろきょろと左右を見回しながら走りますが、それほどの史跡はないようです。本陣跡、一里塚跡・・・まあ仕方ないですね。発展した東京ですから・・・


(鈴ヶ森刑場跡)
江戸時代、ここで処刑されたのは10万とも20万とも・・・八百屋お七、天一坊など・・・見せしめのためでしょうか、東海道のすぐ横にあるのも不気味でした。記念撮影もちょっと怖い・・・


(生麦事件の現場)
生麦事件は、幕末の1862年9月14日に、武蔵国橘樹郡生麦村(現・神奈川県横浜市鶴見区生麦)付近において、薩摩藩主の父・島津久光の行列を横切った騎馬のイギリス人を、供回りの藩士が殺傷(1名死亡、2名重傷)した事件(とあるサイト)・・・幕末から明治に・・・歴史の教科書で学んだ場所に立つのも感慨があります。


(横浜のアメ横とも呼ばれる松原商店街)
なにかホッとする商店街でした。今時の人間味を感じない大型商業施設には無い温かみを感じました。店頭から道路にまではみ出した商品たち・・・威勢の良いお店の方の掛け声・・・商品が向うから買ってくださいと言っているようで嬉しくなります。今時のお店が忘れてしまった何かがあるようです・・・


(大磯宿あたり 化粧坂)
平塚宿を過ぎると、ちょっとリラックスできます。昔のままではないのでしょうが、街道を覆おう松並木が続きます。夏の強い日差しをさえぎり、冬の冷たい風を防いでくれる・・・旅人にはありがたい存在だったことでしょう。


(ようやく箱根連山が!)
高麗山が近づくと東海道の最難関となる箱根路に・・・火山性の箱根連山は特徴的な形をしています。いやがうえにも箱根越えの緊張が・・・あの山を越えるのだと。幸いにも、私は小田原宿で旅を終え、鉄道で三島へ向かうのですが。


(ゴールとなった小田原城)
夕方の6時半・・・それなりには急いだつもりでしたが、ぎりぎりのゴールでした。歴史上でも重要な拠点となった小田原城・・・コンクリート造りの再建ではありますが、それなりの威厳はありました。同行のN沼さんには感謝・・・何度も何度もルートの判断では助けていただきました。記念撮影もばっちり・・・その後、常連の中華料理屋さんで祝杯・・・独特な餃子とビールで乾杯!・・・これで東海道を全て完結・・・ありがたいことです。

次は中山道、塩尻宿から日本橋へ・・・夢は枯野を駆けめぐる!でしょうか。


山旅 浅間山の展望台・黒斑山へ!

2012-06-15 10:46:12 | 登山
《山旅 浅間山の展望台・黒斑山へ!》
今も火山活動を続けている浅間山(2568m)、それを間近に見ることができる山が黒斑山(2414m)です。浅間山の外輪山でもあります。小諸よりチェリーパークラインにて高峰高原の車坂峠(標高1973m)へ・・・ここより登山を開始、標高差は441mですから、2時間半くらいで登れますので楽々です。


(笹原の快適な登山道)
車坂峠、ビジターセンターの横より登山開始。表コースを登り、中コースを下るのが良いとの情報でした。まだ新芽も出ていない樹林の中にはシャクナゲの木々が・・・こちらの花もつぼみ固し!でした。


(高峰高原が眼下に)
20分も登れば、背後の眼下に高峰高原が・・・とても雄大な景色です。向こう側には、明日に登る予定の籠ノ登山がそびえています。南方向には、広大な佐久平が・・・その向うに見える白い山は蓼科山・・・八ヶ岳も霞んで見えました。


(こつ然と浅間山が!)
1時間半・・・赤ゾレの頭に着くと、前方に浅間山がドカンと現れました。まさしく絶景・・・遠い岐阜より来た甲斐があるというものです。ガスが掛からないうちに写真撮影を・・・南面に寄生?した剣ヶ峰も格好良いです。


(トーミの頭にて 後方は剣ヶ峰)
赤ゾレよりは外輪山の稜線を歩きます。右手には浅間山の雄姿が欲しいままに・・・見飽きることはありません。岩峰となっているトーミの頭で一服、内輪側はスパッと切れ落ちていて怖いくらいです。


(浅間山の全貌)
現在、浅間山の火山活動は小康状態とか・・・火口の手前、前掛山までは入山が出来るそうです。火山礫の斜面にくっきりとルートが見えています。火口より噴煙らしきものが・・・明らかに雲とは違い、上方へ吹き上がっているように見えます。


(黒斑山の頂上にて)
黒斑の頂上は狭い・・・適当な場所を探して昼食タイム・・・絶景を見ながらのランチはとてもリッチでした。まさしく至福のひと時・・・仲間とのお喋りも盛り上がります。


(浅間山の内輪? 向うは嬬恋村)
外輪山の北には蛇骨岳が・・・その先で尾根は消え、その合間より嬬恋村が見下ろせます。鬼押し出しもあの方向に・・・薄っすらと浅間隠山が・・・いつかは登ってみたいなと。


(佐久平を眼下に下山)
至福のひと時もいつかは終ります。身支度を整えて下山へ・・・登山道は雪解けでグチャグチャに・・・右に左に交わしながら進みます。日陰には、固く凍った残雪もあり、油断が出来ません。

下り2時間、無事に車坂峠へと戻りました。