故郷ありて今が

海沿いの道を登りきると急に視界が開ける。ゆるい海岸線に沿った街が故郷である。故郷の山、川、海はいつも胸に映えている。

心風景

2015-09-19 10:42:41 | 日記

 庭先の紅葉に取り付けた巣箱の回りを小柄なシジュウカラが番いで見え隠れしている。
このあたりで生まれたんだなあと番いは確かめ合っているようだ。“僕らの故郷か”
みつめ合う姿がなんとも微笑ましい。
誰にも故郷はある。
 障子を開けると縁側である。雨戸明ける。田んぼの続く1キロ位の先を東へ続く道が見える。
東側の山から太陽が力強く顔をのぞかせる。これが幼い日々を映す心風景である。

 連日雨が続いてか太陽を見たい思いが過ぎし道を歩き始める。市内の高校に通うため先輩
の所に三月ほどお世話になる。自炊生活であった。シチリンで炭を燃やし鍋でご飯を炊いた。
野菜だけの味噌汁だったが美味しかった。