久しぶりに兵衛川沿いを歩いた。昨夜の雨で川の流れは速く音を立てながら勢いよく流れていた。
幸運か子鷺が一羽じっと空を眺めていた。仲間とはぐれてしまったのだろうか。遠くの親を思って
いるのだろうか。思いをはせながらしばらく眺めていた。確か数年前に子鷺に出会った記憶がある。
君はどこから飛んで来たのが通じたらなあとたあいもなく思うことだった。歩道に沿った桜はまだ
つぼみが小さい。満開の光景を思い浮かべながら歩いた。
校庭の 朝礼台 かけあがり 作文読みし 思い出走る
二階の鉢植えのハイビスカスを居間に置いた。日当たりのよい窓際に置いたから
春を待たずに咲いてくれることを願ってである。このつぼみは黄色いが開花すると
しもふりの模様になるのだから待ちどうしい。
窓際の ハイビスカスは つぼみまま われ符号せし 花開く日を
ハイビスカスはつぼみのままで一向に咲く気配がない。夏に咲き乱れる花と理解していても
咲いてほしい。わが日々の想いに符合しているみたい、ハイビスカスはわが胸の内知っている
ようで今日も過ぎていく。
2014年1月1日
窓際の ハイビスカスは 陽をさがし 君を起こして 明日に咲こうと穏やかな新年を迎えた。とにかく 歩幅は短くなっても一歩一歩前進しよう。想像力、理解力、スタミナは年々後退している...
一年前に書いたブログの記事がメールで送られてきた。そんな胸のうちだったのかと心はたはたと音のする思いだった。自分のブログは人に読んでもらうつもりではなく自分を明日へと後押ししてくれるものと位置づけしている。
今年はあまり力まず結果にこだわらない生き方にしたい。ただ挑戦の気持ちは持ち続けたい。