宝船・回分 1 2017-01-03 18:41:39 | ウンチク 七福神*を一堂に会して 帆掛け船に乗せた“絵”を 「 宝船 」といい 幸せ運んでくるものとされ ・・・ 正月2日の夜 枕の下に敷いて寝ると 吉夢を見るといわれています *恵比寿・大黒・弁財天・毘沙門天・福禄寿・寿老人・布袋 そして 「 宝船 」には 逆から読んでも同じ句になる 次の“回文”が書かれています 長き夜の とをのねぶりの みな眼覚め 波のり舟の 音のよきかな (2につづく)
竹に雀 2017-01-03 16:20:23 | ウンチク まさに一対 ・・・ 格好の画です 雀は 死ぬまで飛びはねる習性があり 躍動とリズムがあるので 竹の成長力とともに 人を元気づけてくれます 清楚な明るいとり合わせです 雀は 晩秋になると 浜辺で騒ぐので 海に入って蛤(はまぐり)になる ・・・ と考えられました 七十二候*の中に 「 雀入大水為蛤 」とあります 蛤は その貝が他の貝とは 決して合わないことから ・・・ 貞操のしるし と考えられているので ・・・ 純潔のシンボルですね *七十二候(しちじゅうにこう)とは 古代中国で考案された季節を表す方式のひとつ。
梅に鶯(うぐいす) 2017-01-03 13:20:28 | ウンチク 鶯は 春告鳥(はるつげどり)ともいわれ 春に先立って鳴く声は 梅の一輪とともに さわやかに明るい春を告(つ)げます 梅に寄るうぐいすは 実は 梅にたかる赤ダニを食べにくるので 風流味は全くないが 春にことよせた声と 香のとりあわせは ・・・ 見事です 時鳥(ほととぎす)が 鶯の巣に卵を産み落とし 子供を育てさせることは こうのとりに比べて いかにも ・・・ おもしろいですね
松に鶴 2 2017-01-03 10:17:07 | ウンチク 鶴は 松に巣をつくったり 止まったりはしない 私たちがよく目にする「松も鶴」の絵柄は 実は 鸛(こうのとり)の誤認だそうです こうのとりは よく鶴と間違えられるが 足が赤く 頭頂部は赤くない こうのとりは 松に巣をつくり 夫婦愛が強く 夫婦交代して卵を抱いて温めて子を産み 子の教育にも愛情豊かであることから 赤ん坊は こうのとりが運んでくる という話が出来上がったのだそうです こうのとりが 長寿吉祥の鶴に似ていることから 誤って ・・・ 松に鶴として ともにめでたいものをとり合わせてしまった ・・・ のだそうです
松に鶴 1 2017-01-03 07:21:09 | ウンチク 松竹梅に 好まれるとり合わせ 縁起のよい組み合わせ について ・・・ 見てみます 「 松に鶴 」 鶴は 一本足で立つので その姿を象徴して ギリシャ文字のΦ(ファイ)がつくられ また 鶴が 空を 列をつくって飛ぶ様子から ギリシャ文字Λ(ラムダ)が考えられた ・・・ といわれています (2につづく)