季節の変わり目は大変なんです

2012-07-19 23:50:10 | 赤文字雑誌
さてさて、今月もやってまいりました!恒例の「赤文字雑誌フライングゲット」です!

月に1回、1~3日かけて実施しておりますこの企画ですが、可能な限り多くの情報を皆さんにご提供しようとした結果、毎回毎回無駄に記事が長く、テーマがボケてしまうという問題点が発覚…(今更ながら 汗)

というわけで今月は、巻頭・目次後特集・連載などの注目ポイントに的を絞って解説していきたいと思います。

今回フライングゲットできたのは、「CanCam」です。

(1)巻頭コラム
見どころは「Scoop」の2番目。各社の服・小物・コスメなどの新作が紹介されるページなのですが、このうち1ページがすべて「ラルフローレン」に関する記事となっています。アメリカを代表するブランドのひとつであるラルフローレンには、メンズ・レディースともに多彩なラインが存在し、モードからカジュアル、スポーティ、フォーマルと、その系統も実に幅広いものとなっています。この記事を熟読して、いまからアナタもラルフローレンマニアの仲間入り?

(2)サマンサタバサに新ミューズデビュー
日本国内・国外各界のスターをキャラクターに起用し、日本・東アジアを中心に幅広く愛されるサマンサタバサに、新ミューズが登場しました。リプトンのCMでの「おいちぃ~♪」でおなじみのモデル、ミランダ・カーです。
ミランダさんはオーストラリア出身で、「パイレーツ・オブ・カリビアン」で人気のオーランド・ブルームを夫とし、モード界のコレクションショーでモデルとしてたびたび登場しているほか、ランジェリーブランド「ヴィクトリアズシークレット」のエンジェルとしても活動中。イタリアの老舗ブランド「PRADA」の熱心なファンであることも知られています。

(3)赤のアイテム
「秋小物」特集でバッグ、靴、ベルトなどに赤を用いたコーディネートが数多く見受けられたほか、「INGNI」特集でも赤を取り入れたコーディネートが提案されていました。いずれも落ち着いた、えんじ色に近い、やや暗めの色です。「Orientrot」(ドイツ語で「東洋の赤」)で検索していただけると大体の色の雰囲気がご想像いただけると思います。

(4)連載ドラマ、最終回!
4月号からスタートしたミニドラマ「テニメント・ファンスター」は、今月で最終回となります。
前回は、ZINEZとハズキの婚約?会見で、ZINEZが「婚約破棄」を宣言しているところに、パパが帰ってくるところで終わりました。半年ぶりの、感動の再開と思いきや…そうはいかなかったのです。

ハズキ「あなたとは……違うんです!」

ZINEZの正体とは?小春とパパ、そしてZINEZとの関係はどうなるのか????

(5)欠点を愛そう!
女の子にはありがちな「コンプレックス」。身長が足りない、胸がない、脚が太い、顔の輪郭、果ては周りの人間関係…それこそ挙げればキリがありません。ならば、いっそのこと、そんな「コンプレックス」そのものを利用して、美点に変えて、可愛く快適に生活しよう!そんな観点から、着る服、メイク、ヘアアレンジ、気持ちの切り替えなどを提案していきます。
ちなみに、太い脚はほどほどであればむしろイロっぽくて魅力的なのではないかと思います(笑)
皆さんご自身でセクシーに見せる方法を考えてみてください!

(6)テレビを通してみているもの
月刊ファッション誌にはなかなか珍しい特集です。直近の注目番組、CanCamモデルのテレビでの活躍、90年代~2010年代までの名作ドラマ集など、テレビにまつわるあれこれが取り上げられています。
「これからのテレビのあり方」について、在京2局から制作幹部の方がインタビューに答えており、スマートフォンやネットとの関係について、いろいろと語られています。テレビとネットの共存の道、それぞれの得意分野…いろいろあると思いますが、いずれにしても思うのは、

スポンサーや広告会社(要するにD社のことね…)が、広告費で各局の編集放送の内容を
コントロールできるってのは、やっぱりおかしいですよ。

このあたりの詳細な仕組みについて書き出すとキリがないのでこのぐらいにしておきますが。


全体としては、赤・白・コントラストのハッキリした色使いなど、「色」に注目したPRが目立ったのではないかと思いました。特に「赤」は秋のトレンドカラーになりそうなので要チェックですね。また、シーズンが真夏~初秋にまたがるので、提案されるコーディネートの傾向も各時期によって大幅に違い、編集部の皆さんはさぞかし誌面構成・特集の配置に大変苦心されたことと思います。

明日は、手に入ればほかの3誌をご紹介しようと思います。