波乱万丈 乳がん転移ライフ!

39歳で乳がん ステージⅢ告知。術後1年経たずに肝臓、骨に転移。そこから始まる長い転移ライフ!

「奥様絶対にいますよ。感じますよ!」~驚きと共に嬉しかった一言

2016-07-02 00:36:35 | 驚いた出来事
☆アッピア夫です。

最近、自分の会社のグループ会社が新規事業として開始した「ハウスキーピングサービス」の利用を始めました。「ハウスキーピング」は「ハウスクリーニング」とは違って、家事全般(掃除、買い物、食事の準備、洗濯、アイロンがけなど)を必要に応じて何でも頼めるので、これからの超高齢化社会には絶対に欠かせないサービスになるだろうと感じています。

私は、掃除だけをお願いしているのですが、自分がやるより早くしかも完璧に綺麗にしてくれるので、「もう止められません」状態です。・・・しかもその時間を他のことに回せるので他の家事もスムーズになり本当に助かっています。

今回はその話ではないので詳しくはまた別の機会に・・・

その「ハウスキーピングサービス」の契約の際に営業担当の女性(と言っても同じ会社なので同僚でもありますが・・・)が我が家を訪問しました。家に上がるなり最初に言った言葉が、タイトルにある「奥様絶対にいますよ。感じますよ!」でした。

元々サービスを開始する前に社員限定の「無料トライアル」をお願いした際にアッピアが亡くなったことを伝えていたのですが、いきなり確信的にそう言われて、あまりも意外な言葉に「えっ?」と驚きましたが、正直嬉しかったです。

そして、その後彼女は涙をボロボロ流しながら、数ヶ月前に母親をやはり乳がんで亡くしたこと、母親が大好きだったようで、未だに母親が家にいる気配を感じることなどを話しました。そして、我が家に入った時にも全く同じ感覚を覚えたようで、彼女もその感覚に驚いているようでした。

その後、契約はそっちのけで、しばらくはお互いの家族を亡くした話が続きました。誰もが家族や親族を亡くした経験はある訳で、何も特別なことではないのですが、身近な人を同じ病気で亡くすというのは、お互いの気持ちにすんなりと共感出来るからでしょうか?話をして久しぶりに気持ちが「スーッ!」とするのを感じました。

また、同じ境遇とは言え、彼女が初めて会った私に対してこんなにストレートに自分の気持ちを話せることに感動に近い感覚を覚えました。私も割とストレートに気持ちや感情を出す方ですが、それでもアッピアを亡くした寂しさや辛さなどはあまり人に語ることはなく、どちらかと言うと平気な振りをしてしまいます。

男って、子供の頃から「男の子は泣くもんじゃない」、「男の子は弱音を吐くもんじゃない」って育てられるんですよね。少なくとも私が子供の時代は・・・だからなのか、ストレートに自分の感情を表したり素直に自分の気持ちを言ったりするのが苦手な男性が多いように思います。いつも色々な人と話しをしていて、女性のほうが自然に気持ちや感情を出せて羨ましいなと感じています。また、今回のような何かを感じる力も圧倒的に女性の方が優れていますね。

アッピアが身近にいるとすると一言言っておかなければ・・・「掃除以外はちゃんとやってるよ!」

2016年7月1日 アッピア夫


男二人を応援いただける方、応援クリックをお願いいたします。

にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへにほんブログ村


コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする