点ノ記

青森県青森市在住。日々あったことを若干適当に書いています。月10回更新します。

ジンディー・ジョーンズ

2012年01月29日 21時10分37秒 | 日記

ラーメンズ片桐仁さんのトーク&サイン会に行ってきました。
以前投稿で「一体何人の人が来てくれるのか…」と不安な気持ちについて書きましたが、なんとあのさほど広くない会場にざっと100人以上人が集まっていました。自分も驚いたが、仁さんもびっくりしていた。

自分は友人とともに、イベントスタートが午後2時のところを昼の12時から陣取って座っていたので、最前列かつサインもほぼ最初にもらうことができた。あの椅子すわり心地が最悪だからケツは痛かったものの、いい感じでよかったです。

それにしても、ファンの顔を眺めるとみんな同じような趣味、趣向を持っているというか、雰囲気が似ているというか。AKBだの幸田だのエグザイルだの「流行の先端」を追いかける人とは明らかに違う、サブカル系の色が濃かった。自分もそのうちの一人なのだが、隣に座っていた女の子が待っている間「恥知らずのパープルヘイズ(ジョジョの小説)」を読んでいるのを見て、俺は今スゴイ集団内にいるな、と思った。

トークイベント自体はものの20分で終わりました。片桐さんは本当に普通。
芸人ではあるが、千鳥ノブやブラマヨ小杉のようなキレキレの一言を放り込んでくることはなく、淡々と作った本の製作談や、青森県の話題で客を楽しませる。これはこれで楽しくていい。司会のお姉さんが以外にもボケまくり、片桐さんがちょっと戸惑う場面もあったが、それも地方イベントっぽくていい。

速やかにサイン会へ。
開始してすぐ、4人目くらいの順番だったためか片桐さんもまだ元気で、そこそこ多めに会話することができて感激でした。しっかり「単独公演青森でもやってください」と伝えましたが「いや~やっぱ呼んでもらえないことにはね~」とのこと。「呼んでもらう」とは「リサーチして青森でも収益が上がらないことにはね~」という意味ではあるが、今回のこの大盛況っぷりにきっと心も動かされたに違いありません。

今回は「彫刻家」としてという意味合いが強かった来青であり、縄文土器からインスピレーションを得て作ったという作品も何点かあって凄く楽しかった。これからラーメンズが青森と深く結びついていければいいなあと感じた一日でした。
                              ~完~
ラーメンズ「透明人間」

新しい顔よ

2012年01月26日 22時33分04秒 | 日記

最高気温が-4度って、こんなことあり得る?建物を一歩出るとそこは宇宙空間だと思ったほうがいい。宇宙空間を25分もかけて歩いて行かなければならない仕事なんてないんだから、最高気温がマイナスの場合は仕事は一時間遅くから始めてもいい、っていう決まりを作りたい。

職場の売店の菓子パンの棚にあった、「アンパンマン」。

よく生協などのスーパーに「アンパンマン風菓子パン」なんていう名前でこういうの売っているのを見かけるが、これの場合はド直球の商品名「アンパンマン」。そこに惹かれて、ついつい買ってしまった。

著作?許可?そんなもの知らん、という胆力が漲っているね。会社名「パン・ド・カンパニュー」というのもまた、何か脱力させられる楽しい名前だと思う。普段殺伐とした仕事をしているから、こういうのを見るとなんかほっこりさせられてしまう。

そういえば昔むつ市一年目のとき、研修所で19歳の県の職員とアンパンマン風菓子パンについて話し合ったなあ。「アンパンマンという名を使っていいのか?」「いや、あれはアソパソマソですから。アソパソマソ風菓子パソです」「最後のはパソにしなくていいだろ」っていう風に。懐かしい。

そんなことを思い出しながらさっそくアンパンマンをひとかじりして驚愕したのが、こいつなんと「チョコパン」だった。予期せぬ食感に思わずうおっと声が出た。菓子パンの中のアンパンが集められている棚にあった「アンパンマン」という商品がなんとチョコパン。こんなことがあっていいんだろうか。

最後まで意外性を損なわないアンパンマンに脱帽。
さすが、愛と勇気だけが友達というだけのことはある。

                              ~完~

なんでもギリギリで解決するぜ

2012年01月24日 22時27分04秒 | 日記


課の歓送迎会の会場を予約しようと動き出しているが、3月30日前後はもうすでに埋まりかけという状況のようで驚いた。確かにこの時期はすぐに予約が入って場所がなくなってしまうから、うなづける。うちの課は大所帯で100人を越えてしまうので早く決めてしまいたい。

ラーメンズ片桐仁(画像右)が、今週土曜日に青森市にやってくる。信じられないことである。
自分の夢というか、憧れが「いつか将来、ラーメンズの本公演を観にいけたらいいなあ」ということだったんだけど、まさかまさか、向こうからやってくるとは。本公演じゃなくて本のPRとサイン会で来るんだけど。

これはもう絶対に行くしかない。本を買ってサインを書いてもらうとき、たぶん一言会話ができるはずだから、その時は「ぜひ青森でも本公演をやってください」と伝えよう。青森で本公演なんてやっても、たぶん青森の人はあんまり来ないで県外からのファンで埋まってしまうだろうけど、それでもまだチケットは取りやすいはずだ。

そもそも果たして、このトークショーに何人の人が集まるというのか。
一緒に行く友人と、あと同期のラーメンズファン、少なくとも3人は行くことになっているけど、若い人はたぶん知らないだろうしお年寄りの方々にも理解はされない。ファン一人一人のの熱量はすさまじいが、人数は少ないかもしれない。

あまりにも人が集まらず閑散とした寂しいサイン会になると、その時点で青森公演は未来永劫行われなくなってしまう。なんとかいっぱい人が集まって、青森でも仕事ができるなと思ってくれたらいいなと思うのだけど、どうなることやら。

ところで、ラーメンズのあの独特なネタは相方、小林賢太郎さんが書いている。
ネタ中だったら、片桐仁は小林さんの世界観の中にいるからよくわからないけど、普段の片桐仁は、昔「エレ片」で見たとき案外普通の非よしもと芸人、っていう印象を受ける。憧れの人に会うという緊張はしそうだが、リラックスして見られそうな気がする。楽しみ。
                                ~完~
小林賢太郎「ハンドマイム」
ラーメンズ「新噺」


100回目はむつ市で

2012年01月21日 23時01分36秒 | 日記

今回が「点ノ記」の100回目。結構あっという間だったなという印象だけど、月10回の自己ルールで書いてるから丸10ヶ月。そう考えると長い。
200回目は10月ということになるわけだけど、その時には自分の環境は大きく変わっているだろう。詳細は徐々にここで書いていきますので今後もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、金曜日~土曜日にかけてむつ市時代の同期の新年会に行ってきました。
前回行ったのが7月8日だから、ほぼちょうど半年振りのむつ市。前回も感じたけどとにかく前の日からわくわくが止まず、夜なかなか寝付けなかった。まるっきり、遠足前に眠れなくなる子ども状態でした。

久しぶりに同期全員が大集合した飲みは、物凄く盛り上がって良かった。最初から最後まで笑いが絶えることがなくて、仕事の熱い話もしょうもない話も、すべて楽しかった。特に、同期最年少の仲良しのやつとは思いもよらず深い話ができてそれが良かったなあ。本当はまだまだ話したかったが、半年間の空白を埋めるにはお互いの情報量が多すぎて一回の飲みでは全然足りません。

今回、同期たちを見て気づいたこと三点。
1、自分がむつを離れてから一年。同期は物凄く変わったやつらと、全く変わっていないやつらの二層に分かれ始めている。どちらが自然だとか言う話ではないけど、すでに採用から4年が経ち、それぞれいい年になりつつある中で、いよいよ人生を歩む速度に差がつき始めてきているのが実感できました。

2、むつ市の人間は青森市のと比べて圧倒的にパワーがあります。圧倒的です。
話をしていても熱さが半端なく、またカラオケに行けばバカを全力でやれる。青森市ではそうはいかず、ニヒルにスタイリッシュに決めている人が多いです。この大きな違いは一体どこから来るのか…。

3、ほぼ一年ぶりに会うなんて人も多かったが、それでもなお、自分はこのむつの同期こそ「自分の同期」と呼べる連中だと再認識したこと。
青森市の同期と比べてむつの同期には安心感というか、居場所というか、帰属意識がある。たぶん一緒に祭り参加したり、踊り練習したり、一緒に寝泊りしたりしたせいだろう。青森市に帰る時はとてつもなく寂しい思いにかられました。

集まりの頻度が一年に2回ではちょっと、楽しさよりも「懐かしさで感動」する比率のほうが高くなってしまうので、これではいかんということで、せめて3ヶ月に1回くらいはむつに行ってみんなと絡みたい。そういう機会を作るようにしていきたいなと思いました。

                               ~完~

最古の記憶が

2012年01月18日 21時44分34秒 | 日記

今日は久しぶりにいい天気だったので気分が良かった。やっぱり曇天が続くと気がどんよりする。天気がいい日の冬は案外心地よくて好きかもしれない。
あわよくばこのまま冬が終わってくれまいか。もう除雪の予算は4分の1を切っている。

さて今日は、正月休みでも帰ってこなかった妹が、久しぶりに青森に帰ってきたということで家族4人で中華料理を食べてきた。円卓がある本格的なところ。
懐かしすぎて最初多少ぎくしゃくした感はあったけどそこは大人。酒が入ればすぐにわけわからなくなりいつの間にか昔のまんまの雰囲気に戻った。

妹や両親と話をしていると、とかく昔の記憶が呼び起こされて笑ってしまう。俺が幼稚園児のころ、100円のお小遣いをもって駄菓子屋に行く際、お金を口の中に保管して歩いていたという話を聞いて、懐かしさと笑いが一気にこみ上げてきた。

親が「汚い。なんで口に入れてるの」と聞いてきたとき「なんで。だってお金はなによりも綺麗じゃん」と語ったことまで思い出した。子ども心でピカピカしたものは綺麗という認識だったのか…。それに、今の歳になって俺がこの台詞を吐くと全く違う意味に聞こえてしまうな。

また、物心つくかつかないかの歳の妹がテレビを舐めていたところに(この時点ですでに可笑しい)、俺は「やめとけ、テレビは意外と汚いぞ」と言ったらしい。これは全く覚えていないけど、なんとまあアホな発言なんだろう。「意外と」ってことは、逆にそこそこ綺麗だとは認識してたのか?

こういう話をしていると、いかに自分が歳をとったか、いかに貴重な日々を送っていたのかがわかる。何も考えてなかったけど正直かけがえがない素晴らしい日々だった。口の中に100円入れて、さぞかし不衛生だったろうに、よく何事もなく成長できたものだとしみじみ思う。

そんな時のことを、自分は忘れてても家族が覚えててくれて、こういう機会に話してくれる。いいもんだなあ、と今年30のおじさんは思った。

                                 ~完~