「虫・宇宙飛来説」というのがある。
地球上のほとんどの生物は進化の過程が説明でき、進化途中の骨なり、化石なりが見つかっているが、虫だけにはそれがない。数億年前の地層から、いきなり虫の形で化石が登場する。また、我々は海から陸に上がってきたが、虫は陸から海に行った例はあれども、海由来のやつがいない。
このように、虫は隕石か何かに卵的なものが最初ついてて、そこから繁殖したのではないか、という説なわけだ。確かに蜘蛛は無重力でも巣を作れるし、蜂は火星でも空を飛ぶことができる。姿形も明らかに異形で、多くの人が虫を生理的に毛嫌いするのも、そもそも生物的にDNAがかけ離れすぎているからだ、と。
まあ、実際は細胞や遺伝子のシステムが一緒だし、特に宇宙から来たというに足りる説明ができてないから今のところ「トンデモ理論」なんだけど。自分的には虫がこの世で一番嫌いで、害虫だろうが益虫だろうがとにかく触りたくもないという人なので、この宇宙飛来説はとてもしっくり来るから、無条件に支持している。
けど、先日たまたまネットを眺めていたら、「トウモロコシ・宇宙飛来説」というのを見かけた。トウモロコシは、これまた由来がはっきりしなくて原種、原生地も特定できていない。英語圏で、宇宙から来たのではないかという人がいると。
んー、これはちょっと、驚いたし面白かったがいささか理屈が無理やりな気もした。虫のときほどのの説得力がないし、それに決定的なのはそもそも俺は虫は嫌いだがトウモロコシは大好きだ(かっぱ寿司でもコーン寿司をよく食べる)。「由来が分からないやつはみんな宇宙だ」と言われてもね。
ちなみに、トウモロコシは必ず粒が偶数になる。トウモロコシ雑学。
~完~
理屈的に説が肯定されてなくても、感覚的には宇宙人間違いないわこれは。特に温度が低くても関係なく復活できるっていうのは凄すぎる。
地球が爆発しても、人間は滅びるが虫はどこかの星に行き着いて、また生きるのではなかろうか。