ニュースで話題になっている「歯」のお話です。
歯(特に下の前歯)を見てみましょう。
本来の歯のすがたは、象牙質の上をエナメル質が覆っており、なだらかな
堅く乳白色の組織が指で確認できます。
ところが角がとがっている、象牙質がむき出しになっている、さらに線状の着色がみられる、
このような場合「歯ぎしり、食いしばり」が疑われます。
「私は歯ぎしりなんて絶対にしない!意識したこともない!」
そういわれる方もいらっしゃいますが、眠っている間の自分の口の中は
自分はもちろん、他人でさえ音が出ない限り分かりません。
そうなんです。ぎりぎり、きりきり「音」が出るものだけが「歯ぎしり」ではありません。
「デスクワークで食いしばり症候群?」
こんな文字がニュースで躍っています。
デスクワークで集中している際にも食いしばりが重大な疾患を生む。。
ということです。(頭痛・肩こり・顔の痛み・そして歯・顎の関節など)
マウスピースのような装置を作って装着するのが症状緩和・歯ぎしり防止として有効です。
(ナイトガード・バイトプレート・格闘技や運動用のマウスピースなど)
東日本大震災でみなさん眠れない日々・緊張した日々が続いたことを覚えていらっしゃいますか?
あの2011年3月、診療を再開以来毎日、この食いしばりによって歯が縦に割れてしまった
折れてしまったという患者さんが、多数来院しました。
ストレスは大きな緊張と力となって歯にダメージを与えています。
糸切り歯が磨り減ってきたら、年齢にかかわらず歯ぎしり、食いしばりを疑ってみましょう。
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ストレスとも大きく関係する食いしばりと歯ぎしりの関係。
食いしばりの注意点。
食いしばり、歯ぎしりに有効「顎のストレッチ」