細野豪志ブログ
衆議院議員 細野豪志の活動報告です
 



水俣病の特措法の申請期限を7月31日にしました。特措法の範囲で、最大限、申請を受け付けます。政治家としてこれまで行ってきた中でも、最も重い決断となりました。

これまでの経緯や要望の一つ一つを確認したうえで、被害者団体の方々、自治体の皆さん、水俣病に関わってきた環境省職員、地元の国会議員、そして地域の皆さんから話を聞きましたが、半世紀を越える水俣病の歴史を考えると、全てを把握したとは言えません。それでも、環境大臣として決断するしかありません。

早い段階で申請期限を示し、周知期間に徹底した広報を行うことで、「あたう限りの救済」が可能となります。決断した以上、結果について責任を問われます。周知活動には、私が先頭に立つつもりです。



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ガレキの山は、我々の無力さの象徴です。被災地の中でも、最も大量の災害廃棄物が発生した石巻市に行ってきました。これまで幾つかの町でガレキの山を見てきましたが、石巻のそれは、想像をはるかに越えるものでした。

ガレキの中に埋もれた小さな三輪車に目が止まりました。ふと頭に浮かんだのは、この三輪車に乗っていた子供は助かったんだろうかということです。口に出すのは憚られ、きっと、親と一緒に津波を逃れて元気にしているはずだと、思い直しました。

山と積まれたガレキですが、その一つ一つは被災者の生活の跡です。タンス、まな板、洗濯かご…。

「その姿を見ると、復興への力がわいてこない」という被災者の言葉を何度か耳にして来ました。

このガレキの広域処理が進みません。本来は、日本中で鎮魂の祈りと共に処理されるべきものが、拒絶される現実は、あまりにも悲しい。

放射能への懸念を持つ人がいるのは、原発事故を起こした我々の責任です。しかし、私が手にしたカウンターが映し出した0.05マイクロシーベルト/時という数字は、それらが通常に処理できる廃棄物であることを示しています。不安を持たれている人達に、この事実を繰り返し説明し続けるしかありません。

同時に、もう一度、全国の被災地に思いを寄せる皆さんに訴えたいと思います。広域処理に「賛成」の声を上げて下さい。今、我が国の本当の意味での強さと優しさが問われています。



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米国二泊。フランス12時間。飛行機で三泊。
弾丸ツアーにも慣れましたが、旧知のビゴ原子力庁長官に、パリはゼロ泊だと伝えると、「人生は短いよ」と言われてしまいました。
原発事故の状況、原子力安全庁、エネルギー政策など、多くの難題を抱える今は仕方がありませんが、次回は一泊して、パリの気分くらいは感じで帰りたいと思います。
今回は、機中のマカロンで我慢です。



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環境大臣兼原発担当大臣に再任されました。

次の節目は予算成立の三月末。原子力安全庁、除染と中間貯蔵、福島の皆さまの健康管理などは、野田政権の重点政策と位置づけられています。求められているのは、「努力」ではなく「結果」です。

来週、米仏を訪問してきます。原発事故対応、原子力安全庁の設置に加え、原子力行政や核不拡散、そして気候変動についても、意見交換してきたいと思っています。米国のチューエネルギー庁長官、フランスの原子力局のラコスト局長など、3.11後に会談した相手ばかりですので、より突っ込んだ話をしてきたいと思っています。

帰国したら、いよいよ通常国会。息つく暇はありません。



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3回目の福島復興再生会議がありました。

「最も厳しい立場の福島の方々に、中間貯蔵施設をお願いするのは、本当に申し訳ありません。ただ、除染をすすめるために、何とか受け入れていただきたい」

何度となく福島の方々を前に、私が申し上げてきたことですが、この話をする度に、苦い澱のようなものを感じています。

「細野さんが福島で謝っている姿をよく見ますが、どういう立場でお詫びをしているんですか?」先日、ある記者から受けた質問です。実は、私自身、このことを3.11以降、何度も自問自答してきました。

「大臣として国家を背負ってお詫びしている」というのが私の答えです。

私のような若造が「国家を背負う」などというと、生意気に聞こえると思いますが、現実として受け入れるには、あまりに過酷な事態を前にしたとき、私の個人的なお詫びの言葉など、何の意味も持たないことは明らかです。福島の皆さんを前にしたとき、政権が自民党だろうが民主党だろうが、閣僚が原発政策に関与してしてきたか否かも、全く関係ありません。

国策として進められてきた原発政策の結果として、福島の方々がこれほどの苦しみを受けている以上、問われるのは、ただ一点、国家としての責任です。

かつて、先輩の閣僚が、国家を背負うことの重みを語っていたのを聞きましたが、当時の私にはピンと来ませんでした。閣僚になった今、私が感じているのは、若いときに想像していた高揚感も華やかさもなく、あの「苦い澱のような」感覚です。閣僚とは、元来、そのような立場なのかもしれません。



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使命  


昨年は東日本大震災の発生、台風による風水害により、多くの皆さまの生活が一変した一年となりました。政治家として、本年は東日本大震災からの復旧復興と原子力事故の克服が最大の課題です。

国会に送っていただいた12年前から、私は、政治家としてなすべきことは何か、自問自答してきました。311以降、その迷いはなくなりました。阪神大震災のボランティアをきっかけとして政治家を志した私の使命が、ここにあります。

私が閣僚を務める環境省では、大量の災害廃棄物の処理、除染、原子力安全規制に加え、放射線医療も担当することになりました。幸い、能力と意欲を兼ね備えた素晴らしいスタッフに恵まれています。今後も、様々な困難に直面することが予想されますが、自らの気を振るい立たせて職責を全うする覚悟です。

自民党時代から、5人の総理が一年ごとに交代してきました。このままでは、日本の政治は、ますます劣化し、国民が不幸になります。野田政権の歴史的な役割は、政治に落ち着きを取り戻すことです。静かなスタートを切った野田政権もすでに壁にぶつかっていますが、愚直に仕事に徹する野田総理のスタイルを崩す必要はないと考えています。私も、野田内閣の一員として、災害からの復旧に加えて、エネルギーのベストミックス、地球温暖化対策、電力事業改革など、歴史的な大仕事に挑みたいと考えています。

こうした新たな取り組みに加え、天下りの根絶、特別会計改革、行政改革にも取り組みます。野党時代、私は政府の無駄遣いを厳しく追及してきました。閣僚という責任ある立場に立った今、部下の官僚と共に震災対応に取り組む中で、無駄遣いに切り込む難しさを感じています。しかし、自らを厳しく律していかない限り、わが国の深刻な財政難を乗り越えることはできませんし、何よりも国民の期待に応えることができません。政権交代の原点に立ち返って、無駄遣いの根絶に取り組みます。

東京から福島に向かう車中で、いつも、地元のことを考えています。西に向かう新幹線に乗り換えたいという衝動に駆られることもありますが、今の私にそれは許されません。当分は、地元に戻れない日々が続きますが、皆さまを信じて、自らの使命を全うしてまいります。

 



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昨日の福島が、今年最後の被災地入りとなりました。

目的は二つ。第一に、除染と中間貯蔵施設の方針について、福島県や双葉郡の関係者との協議すること。

福島県内でも最も苦しい日々を送っておられる双葉郡の皆さんに、更なる負担をお願いすることは、言葉では言い尽くせないぐらい申し訳ないことなのですが、除染を進めるためには、先送りすることはできません。責任者である私が、逃げることはできません。

二つ目に、JCの福島ブロックの主要メンバーと懇談すること。40歳になった私は、年末でJCを卒業です。メンバーとしての最後の活動は、被災地である福島の皆さんとの懇談にしたいと考えました。

私は、若いメンバーに対して、将来の希望を語ろうと考え、前回、このブログで書いた内容を話しました。

あるメンバーから、次のような言葉が返ってきました。

「今、10年、20年先を考える余裕はない。我々は、日々を生きている」

穏やかな表現ではありましたが、私にとっては強烈なひとことでした。私は焦りすぎていたのではないか。被災者の本当の姿を見ていなかったのではないか。昨日から考えています。

原発事故に見舞われた福島の皆さんが受けたダメージは、私の想像をはるかに超えています。国や東電が、福島の皆さんの人生を狂わせた責任を取ることは不可能なのかも知れません。

それでも、なおかつ、私に出来ることがあるはずです。年末年始、もう一度、考えてみようと思います。



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ステップ2の終了、中長期ロードマップ、区域の見直し、低線量被爆WG、被災地のがれきの処理など、重いテーマが年末に集中しています。いずれも、被災者の皆さんのことを考えると、熟慮に熟慮を重ねた判断が求められます。

気を抜くことが出来ない日々の中で、やはり、被災者の皆さんに申し訳ないという気持ちが先に立ちます。その一方で、311以来、わが国の最大の問題であった原発事故が一つの節目を迎えているからこそ、こうした決断が求められているのだと考えています。その意味では、すでに、前に進むべき時期が来ていると思うのです。

加害者たる国の閣僚である私が、こんなことを言うと反発される方がおられるかも知れませんが、福島県も、再生に向けて動き出すべき時期が来ていると考えています。

第一に、放射線医療や除染においては、福島は世界の先進的な研究拠点になり得ます。ガンの死亡率を全国一低い水準まで下げる健康長寿の県にすることが出来れば、世界に福島と日本の再生を示すこともできます。

第二に、原子力安全規制の道場となります。4月の発足を目指している原子力安全庁には、国際的な研修機関を設置することになっています。福島での事故を教訓に、技術だけではなく精神も学ぶことが大切です。

第三に、ロボット技術の先進地域になります。今、無人化技術では世界中で激しい競争が行われています。日本には、もともと高い技術があるのですが、実用化の面で、やや問題があると言われてきました。廃炉に至る過程で、ロボットの開発は不可避です。

原発問題を担当する閣僚になってから、福島を選挙区だと考えて取り組んできました。来年は、福島の再生にかける思いを実現する年にしたいと思います。



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早起きしました。疲れはありませんが、やはり時差の影響は残っているようです。南アから帰国してみると、COP17の結果は、国内ではそれほど評価されていませんでした。

当初、厳しい状況を覚悟していた私から見ると、結果は予想していたものよりはるかに良かったと思っています。

第一に、すべての主要排出国が加わる新たな枠組みの道筋ができたこと。先進国と途上国が対立を超えて、新たな枠組みを議論するワーキンググループの立ち上げも、わが国の主張が通りました。これは、世界全体の成果。

次に、京都議定書の第二約束期間に日本は加わらなかったこと。今さら、多くを語る必要はないでしょう。評価の分かれるところですが、私は日本にとって決断の時だと感じていましたので、一度もぶれた発言はしませんでした。

CDMや二国間オフセットクレジットなどの市場メカニズムも認められる方向です。これらは、日本の気候変動問題における生命線です。

実は、いずれも、事前に決定していた日本政府の対処方針通りです。

災害対応に追われるわが国にとっては、がんがん攻めていける状況ではなかったのも事実。水面下の調整や提案も、外からは見えにくいところがあったと思います。

声高に成果を強調する必要はありません。したたかに、所期の目的を達成するのも、外交の一つの本質ですから。



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COP17は、終了予定の9日を過ぎましたが、合意に至らず、続いています。
これまで、夜を徹して行われたものを含めて、閣僚会合には、すべて出席しましたが、手続きを巡っての混乱が多く、中身の議論に、なかなか入ることができずに来ました。
日米豪などのアンブレラグループ、EU、途上国、ツバルなどのAOSISなど、参加国は、何とか合意をしようと協議を重ねてきました。会議を壊そうとした国はありませんでした。
バイの会談は、米国、豪州、英国、韓国、インド、中国、カタール、ロシア。食事や立ち話、グループ会合は数知れず。官僚諸君は、徹夜で作業や交渉にあたりました。彼らの頑張りで、日本の立場は確実に伝わりましたし、合意形成に向けて、貢献できたと思います。

惜しむらくは、タイムリミットが近づいていること。やはり、原発事故対応がありますので、帰国しなければなりません。ダーバンでの残された時間は2時間弱。何とか、COP17の方向性を見届けたいと願っています。



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