New Englandのあれこれ

北米東海岸の街ボストンを中心に、ニューイングランドの素敵を写真でご紹介します。

食事のできる映画館

2015-07-17 02:33:37 | 映画
ボストン郊外の街Natickに、見た事のない映画館がオープンしました。
全米でも15件。
マサチューセッツ州には、初めての登場です。

ダインインシアター。お食事劇場!
中へ入ると、割と普通。この事?

と、思いながらよく見ると、奥にはキッチンがありました。


メニューも。

要領を得ないまま、時間が来てしまったので、急いで劇場へ。

フォークスクリーンと書いてあります。
ますます、わからないまま中へ入ると、ゴー☆ジャスな椅子の配列にギョッ。

各席ごとに、メニューとコールボタンがあります。

席に着くと、ウエイターさんがやってきて、利用方法を説明してくれました。

メニューを見て、ボタンでウエイターさんを呼んで、オーダーをするだけ。

上映中でも🆗。決済はその場でクレジットかキャッシュで済みます。
アルコールも頼めます。

座席が、とにかくよかったです。
クッションがいい具合で、リクライニングはするし、フットレストまでありました。ほとんど、寝転んでの映画鑑賞。
写真がうまく撮れませんでしたが、雰囲気だけでも。。


これで、料金は他と変わらず。
$11くらい。
どうして、これで成立するのかは謎ですが、やはり、食事をして貢献しないといけないようです。

劇場経営者とその大家さんが、改装費の11億ドルを折半し、映画愛好家の7割りを占める、20代以上の大人にアピールする事にしたそうです。

大人が劇場に望むものは、上等の椅子とワイン。だかと言って朝からアルコールというのも困りもの。
それで食事をメインに、価格にも気を使い、全て$10前後に抑えられています。

映画の鑑賞も、時間帯や上映方法によりますが、$6.50~$11.25と、他の劇場と変わりません。

椅子を良くしたら、座席数は半分に。
観客動員数は、半減したのに、ウエイターやウエイトレス、そしてコックと、人手が必要になり、従業員は45人から、175人になりました。

就業率を上げたことで、劇場でのアルコールの提供が州から認められました。
やはり、どうして成立するんだろう?という疑問が。

劇場離れが進む中。
最初から、文化としての劇場体験の無い、ティーンや子供は一先ず置いて。
ビックスクリーンに意義を見出す、ムービーゴア達に期待をかける挑戦だそうです。
全米ナンバーワンの劇場、AMCの打ち出した戦略に、映画ファンは期待と不安を持って見守っています。


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