New Englandのあれこれ

北米東海岸の街ボストンを中心に、ニューイングランドの素敵を写真でご紹介します。

ノースエンドのクリスマス

2014-12-24 12:53:54 | グルメ
先日ご紹介した、ヘイマーケットを楽しんだ後は、ボストンのイタリア人街、ノースエンドへ。



集合場所は、人気店"Daily Catch".
コンビニのスピーカーから流れる、カンツオーネを聞きながら、列に並ぶこと1時間。

ワクワクと、既に盛り上がった状態でメニューを吟味。

まずはアプタイで、フライドカラマリ。


そして、皆んなで取り分けるメインディシュ。

ブラック パスタにクラムズ リングイネのホワイトソース。そして、フィッシュ アンド チップス。

アメリカのパスタは、麺が太くてふやけています。
愛がないのかと思えば、これが、アメリカンスタイルだそうです。

でも、こちらはアルデンテ!
それだけで感動なのに、ソースが濃くなく塩辛くも無い。

揚物もスッキリと揚がり、素材の味を楽しめる食事でした。


美味しさ、サービス、価格ともに、ありがとう!と、ウエイターのミケランジェロに、泣きながらお礼を言わずにいられないお店です。

帰り道には、ボストン港やクインジーマーケットのイルミネーションも楽しめます。







ターキー ホワイトハウスレシピ

2014-11-27 20:11:59 | グルメ
サンクスギビングがやって来ました。

今年ご紹介するターキーは、
ホワイトハウスで2012年に振る舞われたレシピです。

名付けて"ホワイトハウス タイム ローステッド ターキー"。


このお料理は、前日の仕込みから始まります。また、およそ8リットルの容器(ビニール袋可)が必要です。

材料

つけ汁用

水 約2L
タイム 1/2 束
ガーリック 4 粒
粒黒コショウ 大さじ1/2
月桂樹の葉 3枚
自然塩 1/2カップ
黒糖 220g
氷/水 約6リットル

ターキー用

ターキー 約5キロ
無塩バター 100g
海の塩 小匙1
黒胡椒 小匙1


作り方

およそ2リットルの水を鍋に入れます。
ここに、タイム、半分に切ったガーリックを入れます。

そして、粒コショウ

月桂樹

自然塩

黒糖

中火にから強火で、よくかき混ぜながら塩や砂糖を溶かします。

およそ8リットルの容器を準備します。
うちにはなかったので、大きめのビニール袋を用意しました。

(私は量がわからずに、そのままの鍋で進めましたが、溢れてしまうので、途中でビニール袋に移しました。この後の写真が説明と少しずれてます。すみません。)

鍋の中身とターキーを移します。この時、つけ汁に氷を足します。私は氷が足りなかったので、冷水も使用しました。






ビニール袋だと、汁の重さで広がってしまい、ターキーが完全に浸からないので、小さめのダンボールへ入れました。

更に、ビニール袋の角を持ち上げる様に壁を作り、冷蔵庫へ。


一晩寝かせて取り出します。

中も外もよく拭きます。

バターを溶かして、ターキー全体に。
部屋が寒いので、溶かしバターが固まってしまいました。


手羽先を胴体の下へ。足は結びます。
タイム(ディルで代用してます)をターキーの下に置きます。

塩・コショウして、220度にプリヒートしたオーブンで40分焼きます。

次に、160度に落として約90分。
ターキーの中が約75度になれば出来上がりです。今回は、およそ2時間でした。


グレービーソース

準備: ターキーに付いてくる首でダシをとっておきます。2カップ分

ターキーが焼きあがったら、バットの肉汁を漉して鍋に入れます。

中火にかけながら、バターを約50g入れて溶かします。

次に、約1/2カップの小麦粉を、漉しながら入れます。常にかき混ぜながら様子を見て、小麦粉の量を調整します。

とろみがついたら、先ほど用意していたダシを足します。

黒胡椒で味付けて完成です。

ハーブのお陰で、いつもは茶色のグレービーソースが、チョット素敵な緑色になりました。


付け合せのお野菜

マッシュドポテト

湯がいたポテトをマッシュ。
バターと塩・コショウで味付けです。

温野菜

アスパラガスと芽キャベツと人参を茹でます。
オリーブオイルで炒めて、お醤油と塩・コショウで味付けです。

出来上がり。


これは絶品!!

今までのターキーの中で、一番の高評価を貰いました。味がしっかりと染み込んでいます。

ターキーは、是非、12時間以上つけ汁に漬けて置いて下さい。今回は24時間漬けましたが、漬けすぎの感じはありませんでした。

美味しかった~。






ポット料理の作り方と始まり

2014-02-23 16:46:09 | グルメ
現在のアメリカの始まりと言われるイギリスからの移民、プリグリムが
マサチューセッツ州プリマスに降り立った時、彼等は銃を持ち、鉄のを使っていました。

しかし、農耕の技術は持ち合わせていませんでした。

昨日ご紹介した、ネィティブアメリカンはその頃、ようやく移動農法を身に付けたところでした。

野菜の基本は、常にセットで育てられまた"黄金の三姉妹"。コーン、インゲン、そしてカボチャ。
そうすれば、コーンはインゲンの蔦をからませてやれ、それがコーンには茎の補強となるから。
カボチャはインゲンとコーンの根を地表からつつみ、温度や湿度を調整してくれるから。

調理方法はシンプル。
厳しく長い冬を生き残るために、彼らの食事は、いつも火にかけ続けられたポットで作られていました。

採れた物からポットに入れる。
ポットは変わらずそこに在り、新鮮な食物が魚肉野菜、その時々に煮込まれたのです。
そして、この調理方法がプリグリムに伝わり、ニューイングランド料理の基本となりました。

そこで本日は、先日ご紹介したコーンドビーフの、仲間料理をご紹介します。

まず、お馴染みのブリュスケットです。

お鍋に入れて、お肉に水がかぶるまで入れます。


コショウつぶ 18こ

クローブ8こ

塩小さじ1@水1L

強火にかけます。

沸騰したら火を弱火にし、4時間程煮込みます。

お肉に串が通るくらい柔らかくなったら、鍋から取り出します。

鍋の残り汁を味見し、塩辛ければ水を足し、野菜を適宜入れ、煮込みます。

まずは人参

ジャガイモ

玉ねぎ

大根

ブロッコリー

入れる野菜は何でもありですが、キャベツだけは欠かせません。
しかも、4分割の丸一個!伝統です。

野菜が煮えたら

出来上がり!



魚料理のベイクド ブルーフィッシュ

2014-02-20 15:18:41 | グルメ
本日は、簡単で、チョット豪華な印象のニューイングランド料理、
Baked Bluefishをご紹介します。

ブルーフィッシュとは、ムツ科の青魚で、米国大西洋で採れる(つまり、東海岸特産品)、脂分の多めの、鯖に似たお魚です。
採れる時期も短く、足が早いのでさっさと調理するに限りまする。

お馴染みのNew Deal Fishへお買い物。
こちらがブルーフィッシュ

さばいてもらい、オーブンディッシュへ

塩コショウします。

因みに皮はこんな感じ。

馴染ませたら、バターを載せます。

レモンの輪切りも。

ここに、ハーブ🌿を乗せるのですが、
タラゴン、ファンネル、パセリなどのフレッシュハーブか、イタリアンハーブなどのドライでもOKです。

今回は、タラゴンとレモンペッパーで合わせています。

そこに、レモン汁をかけます。

ホイルでカバーして、176度で20分程オーブンに入れます。

出来上がりは、こんな感じでした。



おいしかった~。






ターキーとパーティ

2013-11-28 21:56:29 | グルメ
先週の木曜日は感謝祭でした。
カリフォルニア州でも感謝祭を迎えましたが、やはり、こちらは本場です。
皆さん本気で取り組んでいます。

水曜日の午後から学校はお休み。
そこから、大勢の人が実家へと帰るので、お盆のような渋滞ができます。

詳細は次に譲り、本日は、メインディッシュのターキーの作り方です。

作ってくれたのは、プリマス在住の
リンダ マウィニーです。
一晩でケーキを2つも3つも作ってしまう程お料理が得意で、大勢のパーティは彼女がホストしてくれます。


それでは、まずは材料。
ターキー: 9kg
ニンニク: 2かけ
玉ねぎ: 1個 (6つに切り分け)
リンゴ: 2個 (4つに切り分け)
生セージ: 一束
ウイキョウ(フェンネル):
1株 (6つに切り分け)
人参: 1本 (6ー7cmに切り分け)
無塩バター: 4本
チキンスープ: 8カップ
月桂樹の葉: 4枚
小麦粉: 1/4カップ
バルサミコ: 大さじ1

1. ターキーは調理の1時間前に冷蔵庫
から出し、室温に戻します。

オーブンラックは下段にし、180度
に余熱します。

ペーパータオルでターキーをよく
乾かし、粗塩とコショウを擦り込み
ます。

ニンニク一欠片を全体に擦り込みま
す。

リンゴと玉ねぎ3かけとセージ半分量
をターキーのお腹に入れます。



2. 玉ねぎの残り3かけと、フェンネルと
人参をバットに入れて、水カップ1を
足します。


野菜の上に網をセットし、全体に塩
コショウしたターキーを乗せます。

鍋にバターと刻んだセージ大さじ3
を入れ、中火で温めながら
塩コショウで味を整えます。


調理用注射器で、半分量のセージ
バターを胸、脚、ももに注入し、


残り半分量を全体に塗り込みます。

最後に脚を併せて縛ります。


3. カバーをせずに、ターキーを1時間半
焼きます。

バットを回して位置を変えて、更に
1時間半から1時間45分、ももに刺し
た温度計が74度になるまで焼きま
す。

オーブンの火を切り、ターキーを
そのまま15分から20分オーブンの
中に置き、温度計が77度になる
まで放置します。

4. 次に、グレービーを作ります。

鍋にバター1本を入れて、中火にかけ
ます。

ターキーの首と臓物を足し、塩
コショウで味を整えつつ、茶色く
なるまで焦げ無い様に時折かき混ぜ
ます。およそ10分くらいです。

ガーリックをつぶし、鍋に足し、
およそ2分、茶色くなるまで火に
かけます。

チキンスープと月桂樹の葉を足し、
蓋をして中火で2時煮ます。

月桂樹の葉とターキーの首と臓物を
とりだします。

5. ターキーをオーブンから出し、
カットする前に20~30分休ませま
す。

野菜をブレンダーに入れます。
4を1カップ分、油を取り除いてから
小麦粉と共にブレンダーに足して、
スムーズになるまで混ぜます。

出来上がりを残りの4の鍋に、泡立て
器で混ぜながら合わせます。

鍋を煮たて、スムーズになるまで煮
ます。およそ10分くらいです。

バルサミコと塩コショウで味を整え
ます。

6. ターキーをお皿に移し、グレービー
ソースを添えます。


この日の、その他のお料理はこんな感じでした。


これは、スイートボテトマッシュに
マシュマロを乗せた、斬新なお料理で子供達に人気でした。
デザートではなく、お料理です。


で、ここからがデザート。
定番のパンプキンパイ

18歳のお料理デビューでした。
オレオが入ったチョコ菓子でした。

ニューイングランド産のクランベリーを使ったパイです。

6層からなる、ココナッツ風味のケーキで、大変美味しかったです。