歌舞伎町での戦（回想録）

いやね。我輩も帝国軍人の末裔じゃないですか。
ですからね、歌舞伎町という都会に存在する無国籍アナーキー地帯
にて武功をたてたいとおもうじゃないですか。
でね、戦に赴いたわけですよ。
まずは、敵国をしるために戦場の紹介所があるんですね。
歌舞伎町の猛者達がセーラー服着たり、もしくは上半身の肉体を
曝け出し、戦場に誘うチラシがいっぱいあるんですね。しかも、そのチラシは
戦いを行う軍資金が少なくてすむチケットのようなものなんですね。
でね、やっぱりお金って持ってないじゃないですか。
できるだけ軍資金が少なくすむ戦場を探したわけですよ。
でね、とある戦場に決めたわけですよ。戦場の場所が示された
地図もそこでゲットしましてね、戦場に向かったわけです。
もちろん、周りに知られないように地図はかなり小さくしてみたんですね。

で、戦場に着いたわけです。まず、一騎打ちを行うということで、
相手を指名できるというんですね。でね、一番パイオツがデカイ
猛者はいるのかって聞いたんですよ。
そしたらね、いますよって写真を出してきたんですよ。
まーいっか。デカイし。とおもって、このパイ乙と対決
することとしたんですよ。
でね、パイ乙が来たんですね。
正直言って、おしっこが少し出ましたね。
だって、武蔵丸が女装したみたいな、猛者っていうより
怪物が出てきたんですよ。
しょうがないから、こっちも戦おうとしましたよ。
少なからず軍資金払ってますからね・・。
でもね、我が刀が使い物にならないんですね。
我輩の刀は物干し竿と人も羨む長物なんですけど、
そんときは、垂れ下がったナスでしたからね。
でね、パイ乙もだんだんムキになってきて
最終奥義ですよ。
ガタイを生かしてジャイアントスイングのかけ始め
みたいな体制で、両脇に足を抱えてその体制で、胸の
間に我輩の刀を挟み、さらに刀の先を舐めるんですね。
いやね、このままジャイアントスイングされて
違う意味で逝くかと思いましたけどね。

てゆーか、最近のデジタル技術は凄すぎですな。
写真と別人ではないけど、やっぱり別人ですよあれは・・
恐るべしデジタル。

そうやって、我輩の歌舞伎町の戦いが終わったんです。
日本男児もデジタルには勝てんですな。

でね、最終的に敗走したんですけど、帰りの電車で何回も吐きそうになりましたよ・・