独り言

環境・疾病・経済等に関する「独り言」。 再登板のご希望があり「独断・偏見」ですが、お暇でしたら御覧になってくださいませ。

国営商社

2008年02月16日 | Weblog
パン、ラーメン他現代人の主食の小麦の値上がりです。 先日来書いてるとおりですけど、昔中学だか、高校だかで習ったと思うのですけど、輸入小麦は全量国が買い上げまして、それを国内で売るというシステムです。

国産小麦が高く、外国産は安いことからくる、国内産業の保護って側面がありますけど、実に海外での値上がりで、国内販売価格マイナス輸入価格の差がなくなったことが問題。 今までは差益が出てましたけど、これがなくなる、更にはマイナスになると、この国営輸入商社は成り立たなくなるのです。

簡単に言えば天下りですね。 生首は切れないって、退職後の職場を維持してきたのが現況かも。 コマツって、世界に冠たるブルドーザーメーカーがありますが、業績急回復させた社長が言ってました。 生産コストは、グローバル企業ですから複数の生産拠点を見ても、日本がコスト高ではなく、問題は退職者福祉の関連会社の存在と気が付きまして、これをばっさりやっただけで高収益企業になったとのこと。 良いか悪いかは、相当難しい判断ですけど、気持のよい世の中ってこんな話だったかも。 

さて、小麦の国際価格の上昇で、国内価格と差がなくなったら、どうしましょう。 チャンスと増産する余地は設備投資してこなかったつけで国内にはありません。 まぁ、折角ですので、がんばりたくても、恐怖の農協やら既存の農水省までの組織が許してくれません。 たとえば、あたしが投資したくっても道がないでしょ。 アメリカの農家が喜んでるのに、日本農家は買い上げ価格を上げてくれって騒ぐ図式ですね。 わかるかなぁ~~~。