ニキビ跡に効果のある塗り薬って？

ニキビ跡を消すためには、

薬が効果を発揮することもあります。

凹みの深いクレーターができている場合などは、

薬では対処しきれないこともありますが、

そうでない場合は改善できるケースもあります。

いずれも用法・用量をしっかり守って、正しく使いましょう。


■お肌のターンオーバーを促進する薬

ニキビ跡を残しやすいのは、炎症の強い赤ニキビです。

皮膚のターンオーバーをうながし、

毛穴に詰まった皮脂を排出させることで

炎症ニキビの悪化を抑えるのが、

「アダパレン」という成分。

代表的な商品に「ディフェリンゲル」があります。

保険適用薬ですので、医師の処方を受ければ

安価に手に入れられるのもメリットです。

既にニキビは完治しており、

色素沈着を起こしている場合には

強力なターンオーバー作用をもつ薬が効果的です。

有名なのがレチノール（ビタミンＡ）誘導体の１種である

「トレチノイン」という成分。

お肌の新陳代謝をうながすほか、

色素沈着の原因となるメラニンを排出します。

真皮にはたらきかけて

コラーゲン生成も活発にさせる作用があることから、

ニキビ跡のほかにも

シワ治療のクリームとして活用されています。

トレチノインは効果が強力である分、

赤みや皮剥けなどの副作用が

初期にはかならず起こることでも知られています。

また保険適用外の薬ですので、

費用がやや高いのがネックです。


■美白効果のある薬

色素沈着のあるニキビ跡には、

トレチノインと合わせて

「ハイドロキノン」の使用が有効とされています。

トレチノインのターンオーバー効果で出てきたメラニンを排出し、

ビタミンＣやアルブチンの100倍ともいわれる美白効果で

色素沈着を改善します。

こちらも保険適用外です。

また使い過ぎは白斑などの症状につながるため、
正しい使い方を徹底しましょう。


■クレーターに効く薬

一般的に、深く凹んだクレーター状のニキビ跡を薬で治すのは
困難ですが、凹凸を修復する薬としては「ケロコート」というものがあります。


ジェル状になったシリコンによってニキビ跡や傷跡を圧迫し、
時間をかけて少しずつなめらかな肌に修復していきます。


皮膚に浸透するのではなく、表面をカバーする薬です。

アイスピックタイプと呼ばれる、深めのクレーターには
十分な効果が得られない可能性がありますが、
浅めの場合はぜひ１度ためしてみるといいでしょう。


毎日欠かさず、約２～３ヶ月は続ける必要があります。




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