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江~姫たちの戦国~ 第四十六回(最終回)希望

2011年11月27日 19時03分26秒 | 2011年ドラマ


『希望』

内容
床に伏せる本多正信(草刈正雄)は、臨終間際に、
政治にはいっそうの厳しさが必要になってくると秀忠(向井理)を諭すのだった。
そして、ある“隠し事”についても言及する。

その後、秀忠は、一同を集め、竹千代(水原光太)を世継ぎとすると発表。
皆が協力しもり立てていくようにと伝える。
そして千(忽那汐里)にも、嫁ぎ先を考えていたと江(上野樹里)に告げ、
江と秀忠が説得して、、、嫁ぐことが決定される。

それから秀忠は、幕府を強くしようと邁進。
諸大名の取りつぶしや国替えを続けていくのだった。
江は、秀忠を諭そうとするが、泰平のためと聞く耳を持たず。

そんななか秀忠の隠し子の噂が福(富田靖子)常高院(水川あさみ)の耳に届き
ついには、江が知ることに。
怒る江。。。。。。


敬称略





今回も、総括気味で


結局、キャスティング&スタッフが発表された時点で、
この体たらくは、想定内だったわけで。

まあ。。。初回から、そのまま、最終回までやりきった感じだ。


最大の問題は、
何を描くのか、決めている様子が無かった事だろう。

既存の戦国時代劇とは、一線を画そうとしたためか、
戦いがメインの時代なのに、戦いをほとんど描こうとしない。

その“こだわり”自体は、作者のポリシーだろうから、それはそれでいい。

だが“戦い”=“政治”と言って良い時代なのだから、

だったら、主人公の政治介入も辞めるべきだったのだ。

これが今作の最大、最悪の問題点である。


そういった、筋が通っていないことをするから、違和感を生み出し
オモシロ味が無くなっていくのだ。

かろうじて“大河ドラマ”という看板だけで、数字がキープできた。

というところであろう。


実際、それ以外にも問題はたくさんある。

たとえば、昨今のドラマのように、
俳優の名前だけで目を惹こうとしたフシも見受けられこと。

これもまた、今作の大きな問題点。

その様な行いが、数字だけでなく、評判に繋がらなくなっていることは、
ここ数年、加速度的に、一般には認識されていることである。
しかし、今作だけで無く、いまだにそういった“愚行”を繰り返す作品が多い。

ほんとは、その部分では無く、
シナリオが、最も重要であるのは言うまでも無いことなのだ。

この10月に始まったドラマなど、その“差”が顕著に表れている。
数字だけで無く、評判にも。

それこそ、NHKの朝ドラなど、
失礼ながら、名前だけで大衆受けするような俳優さんは少ない。
しかしそれでも、評判がそこそこ良いのは、
悪くないシナリオ、それを引き立てる俳優さんと演出。。。そしてスタッフたち。
それらが上手くかみ合っているからである。

目の前に良い例があるのだから、もう少し大河も見習うべきである。

いや、このようなことしか出来ないならば、

大河は、1年という長い放送期間という看板を下ろすべき。

いっそ、2クール6ヶ月でも、良いと思います。


それでも1年続けるならば、
もっと、何を描くのか?を考え、
描く必要の無いようなことを無駄に描かないようにしてもらいたい。

そしてシッカリとした

“これぞ、大河!”

と言われるような作品を作ってもらいたいモノである。




かなり脱線をしていますが。もとにもどって。

今作の問題点をもうひとつ、書いておくことにする。

描く必要の無いようなことをたくさん描いたこと、である。

主人公が江ならば、歴史を知っていれば、誰を描くべきかは自明。

浅井長政など不必要だし、織田信長も必要無い。千利休も同じだ。
ホームドラマを描きたいなら、
市、茶々、初との関わりを先ず描けば良かっただけ。

そこで、1クール消費すべきだったのだ。
そうすれば、江の妙な言動や“愛情表現”などにも理由がつけられ、
違和感も消えるのだ。

この前提を描かないモノだから、全てが崩壊したのである。

で、、、、描いたのは、最も不必要な“政治”

まさに、作者のセンスを疑う部分であろう。
誰が協力していようが、無関係。

思い出せば、分かるハズ。。。。同じ作者の『篤姫』が、どうだったか?を。


秀忠『政には口を出すな』

遅すぎる一言である(苦笑)


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第四十六回(最終回) 


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