「恋も、人生も、こじらせてます。この四角関係はめんどくさい」
内容
倉庫の中で深呼吸をする小島春太(阿部サダヲ)
その後、いつものように身支度を調えて、その場をあとにする。
足早に向かったのは、大竹心(藤木直人)がオーナーをするアンティーク家具店。
到着早々、同僚の糸山扶美(徳永えり)に声をかけられ、戸惑う春太。
オーナーから、春太が働きたくなるような職場にと頼まれているというが。。。
そのころ、苛つきながらアルバイト先にやってきた葉山みやこ(水原希子)は、
突然、店長からクビを言い渡されてしまう。
“あいつ。。。”
心当たりのあるみやこ。周りを見渡すと。。。。走り去っていくところだった。
仕事を終えた春太は、カウンセリングに訪れていた。
カウンセラーの白神(山西惇)に、自分についての話を始める。
もともと“出来る男”だったと。
なのに。。。。仕事に苛つき、妻に暴力を振るうようになったと。。
ついに仕事を失い。。そしてバツイチ。
その時のことがあって、人と関わるのが怖いと告白する。
心がポキポキに折れてしまったと
今は、声をかけてくれた心の家具店で働いていると説明する。
一方、心は、静(山口智子)が準備した夕食に舌鼓を打っていた。
静の料理を絶賛する心。上機嫌の静は料理を写真に撮りブログへと。
一方的に話してばかりだった春太が、家に帰ろうとしていると、
公園で桜の木の下にいるみやこに見とれてしまう。
次の瞬間、なぜか、みやこは。。。土手の上へ。
そこへ、牧野江里子(山下リオ)が現れ、みやこの居場所を春太に尋ねる。
みやこの身振りで、春太は別の場所を指差し。。。
敬称略
脚本は、岡田惠和さん
演出は、宮本理江子さん、都築淳一さん、宮脇亮さん
ってことで
《最後から二番目の恋》のニオイがする作品になっていますね。
簡単に言えば。
様々な人間模様を魅せて...一風変わっているけど楽しい恋バナ。。。
でしょうか。
ま、岡田惠和さんらしさタップリの“王道”と言えるかもしれませんが。
ただ、
前述の《最後から二番目の恋》と比較すると。
それなりに楽しさはあるんだけど、延長の影響からか、若干テンポが悪く。
演出自体も、雰囲気よりも、登場人物のキャラで魅せようとしている感じかな。
音が上手く使えていないか。
そのせいもあって、
物語の楽しさよりも、物足りなさを感じていますね。
キャラってのは、人それぞれ...好みがありますし。
慣れが必要な部分が有りますから。
逆に、慣れてくれば。。。。。。ってところでしょうか。
いまのことろ、“悪くない”の域を出ないかな。