「父の再婚娘の離婚」
内容
妻を亡くして4年。娘もすでに結婚。定年退職をして数年。
吉崎典久(國村隼)は、再就職したが、その仕事に満足出来ずにいた。
元上司・青木久志(本田博太郎)に紹介してもらった会社を、退職。
そのことを、典久は青木に謝罪する。
だが。。。青木が笑顔なことに気づく。。。。再婚をするらしい。
そんななか、妻の法要で、娘・七海(尾野真千子)がやってくる。
生活は、信用金庫に勤める七海に頼り、
売れない役者をする娘の夫・杉本大悟(桐谷健太)
大悟が今でもバイトをしていると聞き、典久は七海のことを心配する。
“大悟とはうまくいっている”と言うが。。。
その七海が、誰から聞いたのか、典久が家にいることを知っていた。
会社を辞めたことを話したところ、そんな父を七海は心配する。
すると典久は、仕事をする必要はないと、婚活をすると七海に宣言するのだった。
慣れない婚活パーティーに出席したあと、典久が七海のアパートを訪ねると
大悟しかいなかった。。。七海が家に帰ってきていないという。
そこで、会社の前で待ち受け、話を聞くと、カプセルホテルにいるらしい。
理由を尋ねても、何も言わない七海。
ついに。。。。「私たちのことに口を出さないで!」と。
それからしばらくした。。。ある日のこと。
病院にやってきた七海は、父・典久と遭遇する。
父の横には、岡宮芳子(中田喜子)という女性がいた。。。。
敬称略
今回の脚本は、橋部敦子さん
個人的に驚いたのは、演出が竹園元さん。。。ってことかな。
悪い意味じゃ有りません。
いつかきっと。。。。とは、思っていたということである。
想定していた以上に、脚本と演出が噛み合っていますね。
両者とも、ほんとに丁寧だから。。。
話自体は、父と娘を中心に、
それぞれが、相手に抱いている気持ちを描きつつ。。。。
と、ベタな話ですね。
良い俳優を使っているので、そこが引っ張ったところもあるかな。
ただまあ。
2人だけに集中して描いているだけで、大満足ですけどね。