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おやじの背中 第三話

2014年07月27日 21時54分42秒 | 2014年ドラマ

『なごり雪』

内容
金属加工会社のワンマン社長、小泉金次郎(西田敏行)
16で上京し、一代で会社を築き上げた。
創立40周年祝賀パーティーが迫り、スピーチや進行など準備に余念がなかった。
だが一方で、ちょうど仕事の忙しい時期でもあり、
金次郎の機嫌が悪い時期でもあった。
折しも、年齢から来るモノか、職業病だからか、
耳が遠くなりつつあった金次郎の苛立ちはピークに。
妻・秋子(由紀さおり)の勧めで、
古くからの友人で医者の向田春彦(田山涼成)に診てもらうのだが、
ただの老化現象。。。。最新の補聴器を勧められ、金次郎の苛立ちは募っていく。
それはパーティーの準備をする長男で専務の金一(光石研)や
娘婿で常務の武田一平(梨本謙次郎)にも向けられていたが、
一番身近にいる秘書・竹中玲子(市川実日子)は、上手くやっていた

そんななか、金次郎を中心に、
金一、武田、玲子そして工場長の村田修(中西良太)で、
パーティーに関する会議が開かれるのだが。
金次郎の提案は、ことごとく運行表から削除されていた。
妻との思い出の“なごり雪”も無く、
様々な理由をつけて削除理由を説明をする金一達に、怒り心頭。
やがて、親友の元TVディレクター南寛(大杉漣)が創った
社の記録映像がないことに気づき、金次郎自身が南のもとへ謝罪へ向かうことに。

酒を酌み交わし南と思い出話をする金次郎。。。。
直後、金次郎は家に帰らず、姿を消してしまうのだった。

いずれ帰ってくるだろうと思っていたが、
さすがに、4日も経つと、秋子は心配になり、各所に電話を入れ始める。
だが。。。見つからない。
警察に連絡を入れる前に、秋子は、
金次郎の親友で、元警視庁刑事の大塚喜平(小林稔侍)に連絡を入れる。

やがて、家に現れた大塚を前にして、
秋子、金一、金一の妻・歌子(中島ひろ子)金一の娘・しのぶ(広瀬すず)
金次郎の娘・エリ(木村多江)と娘婿・武田
そして。。。次女・夕子(MEGUMI)が、話を始める。。。。
ただ、黙って話を聞く大塚。

敬称略


今回は、倉本聰さん


今までの話は、父と子の1対1で描かれていたが、

今回は、大きな背中の父ひとりと。。。大勢。

なんていうか。。。まさに“倉本聰の世界”ですね。


“男には、誰しも恥の意識がある”


西田敏行さんということもあって、

若干、、、別の作品が脳裏をよぎってしまったが、

構図が違う新鮮さと、作者が描く独特の雰囲気に、脱帽。


そんな感じかな。

ここまで俳優を揃えたなら、

1クール描いてくれても良かっただろうに。。。


そんな印象が強いかな。

きっと“日曜劇場”らしい作品になったような気がします。


最近のドラマは、
なにかと、、、リメイクだとか、昔の原作を引っ張り出してきたりと

そういう手段がドラマの制作に使われたりもしますが


本来は、

昔あったような作品。。。。懐かしさがあったりする作品というのは、

昔のモノをそのまま再放送するか。

もしくは。。。“今”が微妙な塩梅で混ぜられた今作のような作品だと思います。


そして最も大切なのは、丁寧な描写。

もちろん、これは脚本家の実力が出るのは言うまでもありません。


しっかし、演出。。石橋冠さんだとは!!

これには、ほんとに驚きました。