『誤診…殺意あり』
内容
Aiセンター設立のため、
新型MRI設置の作業をしていたエンジニア友野優一(矢柴俊博)が、
そのMRI室で変死体となって発見される。
すでに手遅れ。。。白鳥(仲村トオル)は、警察に連絡。
やって来た検視官の矢上(佐戸井けん太)は、事件性がない心不全と診断する。
その様子に、事件性を考える白鳥は、司法解剖を訴えるが拒否されてしまう。
やってきた上司の片桐や、母・弘子によると持病などもなかったよう。
ただ調整に追われた過労死の可能性も浮かび上がってくるのだった。
すると島津(安田顕)は、“Ai”を友野の母・弘子に提案。
体中をCTにより撮影をするが、死因は分からず。
その後、白鳥は、解剖について提案するが、受け入れられなかった。
そんななか、友野の葬儀に出席した田口(伊藤淳史)
そこには宇佐見(福士誠治)の姿はあったが、島津はいなかった。
友野の柩を見つめながら、田口は納得出来ない気持ちでいっぱいだった。
同じ頃、警察からの依頼で谷口静枝という女性の鑑定をする島津。
脳に慢性硬膜下血腫の痕跡と、萎縮が認められたと、
娘・市子、礼子、正子たちに痴呆による事故死の可能性を島津は説明する。
しかし納得出来ないようで、
そのことを田口に訴え、話を聞いた白鳥は、承諾解剖を提案する。
「納得出来ないならば、徹底的に調べた方が良いと思いますよ。
ご遺体が焼かれてしまう前に」
その後、白鳥と田口は、今回の事案の承諾解剖をスミレ(小西真奈美)に依頼。
解剖により、硬膜下血腫が、慢性ではなく急性であり、
錯乱状態を起こした可能性が浮かび上がる。
後頭部にも皮下出血が認められ、かなり強く頭を打ったと推測された。
また、腕と脇腹の不自然な位置にアザ。
Aiでは分からないモノばかりだった。
それは事件性を疑わせるモノばかり。。。。。。
敬称略
「人間相手だと、駆け引きしちゃう」
そんなスミレのセリフが、ドラマを表現しているのだろうか?
いまだに、警察の幹部らを、アレコレと混ぜている意味が、、、イマイチ。
実際問題として、対決構造を描いているように見えて、
ただ白鳥のシーンを増やしているだけにしか見えないのが、かなり痛いところ。
確かに、Aiの弱点を描いているように見えなくもないのだが、
ここで問題なのは、島津のポジションが曖昧すぎることだ。
最後の最後で“疑惑”を描いたところで、
その意味合いが不明すぎて、疑惑が疑惑になっていない印象だ。
その一方で、その様な演出をしているため、
“今回の事案”と言って良い事件についての時間が短くなり、
田口の活躍する場が消えてしまうと言う。。。。
前作までは、ここが肝だったんじゃ無いの?
特別愁訴外来という意味も、そこにあったんですよね?
どうも、
二兎を追う者は一兎をも得ず。。。。
そんな状態になっていると思います。
次回からは、事件について調べていくようなので、
前回、今回のようなテーマの曖昧さは消えて、
サスペンスになるのだろうが。。。。。遅すぎじゃ?
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第2話