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相棒(12)第19話(最終回)

2014年03月19日 21時55分21秒 | 2014年ドラマ

『プロテクト』
「プロテクト~甲斐享撃たれる!亡き小野田官房長が極秘に進めた計画とは!?」

内容
東京拘置所の御影康次郎(中村嘉葎雄)のもとに
弁護士の次男・悠二(篠田光亮)がやってくる。
上告が棄却され、死刑が確定されたと。

10年前、多くの罪で逮捕された闇社会のドンである康次郎。
それからしばらくして、長男の真一(阿部進之介)が出所してくる。
再審が通る可能性は低いと、悠二は告げる。
そして三男・智三(冨田佳輔)は、行方をくらましていることも。
実は、智三の証言により、康次郎、真一が有罪となっていたのだ。
憤る真一。。。。「あいつが、まだ生きてんのか!」
海外、国内、どれだけ捜しても、智三は見つからなかった。
悠二は、なんらかの方法。。。証人保護プログラムにより保護されていると推測。
智三を説得、証言させた、亡き元官房長の小野田(岸部一徳)が絡んでいると。

同じ頃、警察庁で、1億円に使途不明金の存在が発覚。
小野田に疑惑の目が向けられていた。
享(成宮寛貴)に尋ねられた右京(水谷豊)は、
小野田なら、必要なことに使ったに違いないと告げる。

そんななか、康次郎は、同じ拘置所内にいる瀬戸内米蔵(津川雅彦)に接触。
瀬戸内「俺に、何か用かい」
康次郎「先生アタリは、事情を知ってるんじゃないかってね」
瀬戸内は、何も語らなかったが、
康次郎から事情を聞いた真一、悠二。
真一は、刑務官・久保寺正樹の自宅で、妻・ゆきこと娘を。。。。

それからすぐ、深夜。。。寝静まった瀬戸内の独房に久保寺が向かい、
起きている事態を伝えるのだった。
「御影智三が、どこにいるのか、教えてください」
瀬戸内は、真一に、居場所捜しに協力すると告げる。

直後、右京は、享の自宅へと向かい。。。。

敬称略


今回の脚本は、輿水泰弘さん

監督は、和泉聖治さん



最近の初回スペシャル、正月スペシャル、最終回スペシャルは

無駄に規模が大きくなっていることが多い《相棒》


享が加入してから、わずかに変化が見られていますけどね。

それでも、いろいろとやることが定番。

で。

今回は、かなり思い切ったことをしてきましたね。



シリーズの序盤から中盤までを構築し、

ファン獲得に大きく貢献した小野田公顕、瀬戸内米蔵の復活である。

前者は、死亡。後者は、服役中。

そんなキャラを、どうやって??と思って、前回の次回予告を視聴したわけだが。

ほんと、思い切った選択でしたね!!


よく、こんなコトを思いつきましたね。

ファンのひとりとして、ハッキリ言うが。

事件の詳細、物語の内容よりも

小野田と瀬戸内を、上手く混ぜてきたことに、感服である。


実際、小野田くらいなら、過去に発生したなんらかの事件を持ち出せば良いだけ。

その程度は、もっとやっていても良いと思っているくらい。

が、瀬戸内を絡ませるのは、難易度が高い。


ちなみに、同じようなキャラで、個人的に復活して欲しいのは火野正平さん。

劇中では、すでに。。。ですが。

キャラが良かっただけに。。。。。ね。。。。さすがに、ここは無理か。。。


今回、良かったのは、

そういう設定もありますが、

右京、享をはじめに、米沢を含め、

《相棒》の登場人物を、シッカリ表現して、絡めてきたことですね。


やはり、こういうオモシロ味があってこそ《相棒》だと思いますので。

そう。
ただ単に規模が大きいだけじゃ、オモシロ味なんてありませんから。

いや、正確には、
“相棒らしさ”の無い《相棒》は、《相棒》じゃありません!



せめて、今回くらいの登場人物の使い方がなされていれば、

もう少し楽しめるでしょうに。

それが無くなり、“普通の刑事モノ”になりつつある今作。

事件の捻りでは無く、登場人物で魅せて欲しいモノです。