『母になるために』
「母になるために~あやまち許し永遠の愛を誓えるか」
内容
政変により京より長州藩へと落ち延びてきた公卿らとともに、
久坂(東出昌大)も長州へと帰ってくる。
再会に喜ぶ間もなく、文(井上真央)は夫から浮気の告白をされてしまう。
落ち延びた七卿らの警護は奇兵隊が任され。
前原(佐藤隆太)の懇願で、文が世話をすることに。
思わぬ告白で、わだかまりを抱えながら、文は七卿の注文に悪戦苦闘することに。
そんななか、久坂は、伊之助(大沢たかお)に
小田村家の次男を養子に迎えたいと申し出る。
突然の申し出に、久坂の考えを図りかねる伊之助だったが、
再び京へと旅立つ旨を久坂が伝えたところ、
伊之助は“父としての務めを果たしてくれ”という条件をつけて了承する。
そして、その直後、久坂は、文に別れも告げず旅立っていく。
文は、伊之助から久坂のことを聞かされ。。。。
一方、高杉(高良健吾)は、周布(石丸幹二)伊之助から、
来島(山下真司)ら血気にはやる藩士たちを抑え込むようにと命じられる。
敬称略
描いている時代が時代、話が話なので、
ほぼ2分割になってしまったのは、ある程度仕方ないけど。
文を、それなりにでも登場させたので、
いままでの話よりは、かなりマシですね。
一応、役割も与えられたし。
久坂との繋がりも描かれましたし。
話に一体感が生まれてきましたね。
ほんとは。。。その一体感が、一番大事なのに、
今作は、志士たちの活躍を描こうとし過ぎて、意味不明に。
何を描きたい作品かが、ワケが分からなくなってしまっていた。
あくまでも、主人公は、文なのだから。
今までの話でも、
最低限、今回くらいの配分で、全体を1つの物語に描いてくれれば、
もう少し、“見ることが出来る作品”になっていただろうに。。。
今作ほど、一体感が無く、ブレテばかりで、散漫な作品は、希有。
そういう意味じゃ、凄いんですけどね。
“大河”で、やらかしちゃったってコトですから。。。。(苦笑)
もちろん、褒めてません!
でもね、面白味がなかったのは、紛れもない事実。
折り返しになって、
ようやく、ホントの意味で調整がなされてきたのを感じました。
やっぱり、
無理にでも、主人公を出してくれなきゃ!!
そういうことである。