「波乱の恋文」
「波乱の恋文~至誠ゆえ荒野を行く罪人そして家族に」
内容
禁書騒動をきっかけに親友となった伊之助(大沢たかお)と寅次郎(伊勢谷友介)
藩主・敬親(北大路欣也)の許しを得たふたりは、江戸にいた。
時折、兄・寅次郎から届けられる文に、萩の文(井上真央)たちは、興味津々。
そんななか、姉・寿(優香)に縁談話が持ち上がる。
相手は格上の家格。父・百合之助(長塚京三)は、断りを入れようとするのだが、
寿が押し切り。。。。縁談はまとまる。
父の戸惑いが理解出来なかった文だが、母・滝(檀ふみ)に様々なことを教わる。
一方で、文は、兄の文に書かれてあった伊之助という名前に、心躍らせていた。
そんななか、突如、寿に縁談の断りが入る。
藩からの東北視察を許しを待てず、寅次郎が脱藩したためだった。
動揺する寿たち。
そのころ伊之助は、寅次郎のため萩へと旅立っていた。。
だが、到着早々、兄・松島剛蔵(津田寛治)から“遅かった”と告げる。
義母・志乃(かたせ梨乃)が、病で帰らぬ人に。。。。。
母・滝から、志乃の死と伊之助の帰郷を聞いた文は、落ち込む寿のため。。。
敬称略
これは、困りましたね。第二回目なのに。
私の場合。
↑のような“内容”を書くようにしているので、
頭で、それなりに整理整頓している。
それもあって、
今作の描いている内容自体は、既知の歴史的事実も相まって
“ドラマ”として、そこそこ納得して視聴している。
今回など。主人公の文を中心に描いている物語と
そこから派生している伊之助、寅次郎の物語。
それら雰囲気の違う2つの物語を、時の状況を踏まえつつ、
良い感じで交錯させて魅せていると感じている。
演出も、俳優も。。。。良い感じなのだ。
ま、ちょっと“ドラマ染みた部分”が、無いわけでは無いし。
鼻についている部分も無くは無いのだが。
それが“ドラマ”なので、ドラマとして楽しめている。
ただし、これ。
あっち、こっちと、物語が飛んでいてる今作。
切り刻んで繋ぎすぎの印象が強いため。
微妙に芯が、ブレている印象もあるのだ。
個人的には、盛り上げて、魅せているのも理解する。
でも、
普通に見ている視聴者にとっては、
ここまで、切り刻んでしまうと、支離滅裂の印象しかないのでは?
それくらい切り刻んで、いろいろなことを盛り込みすぎています。
面白いんだけどね。