『伊豆の流人』
内容
伊豆・蛭ケ小島に流罪となって、5年。
青年となった頼朝(岡田将生)は、藤九郎(塚本高史)とともに暮らしていた。
かの義朝の子どころか、武人とは思えぬ面相を持って。。。。。
一方、清盛(松山ケンイチ)は、宋との取引の円滑化を図るため、
博多より都に近い播磨・大和田付近に新しい港を作ろうとしていた。
大きな船の航海のために、瀬戸の海を開削。。。。と大工事を計画。
いずれ、経典を納めた厳島神社も建て直すと。
だが父・清盛のやり方に納得出来ない重盛(窪田正孝)は、
朝廷との関係を考えるべきと進言するのだが。。。。
清盛は、対立する後白河上皇(松田翔太)二条帝(冨浦智嗣)それぞれに、
様々な物を献上。重盛を参議とするなど、朝廷内で力を伸ばしていく。
が。。。あるとき。清盛は重盛を伴って二条帝へ挨拶に向かうのだが、
そのとき重盛は、清盛が上皇に献上した蓮華王院に帝が渡らぬことを注進。
すべては、上皇と帝の関係を良くするためであったが、逆にこじらせてしまい、
父・清盛の怒りを買ってしまうのだった。
「邪魔立てだけは、するでない!」と。
そんなおり、二条帝が病に倒れ、上皇の院政を阻止しようと
幼き我が子に譲位・・・六条帝が誕生。まもなくして二条帝が崩御。
敬称略
さて、物語も折り返し。。。。。新章に突入しているという今作。
今後の展開を歴史上の事実などと照らし合わせても、
描く事が多いのは事実であるのだが。。。。
それでも、朝廷、源氏、平家。。。そして清盛を
結構良い感じの配分、バランスで、描いていたと思います。
なんて言えば良いだろう。
宿敵の頼朝は、ネタフリ程度にしておいて、
清盛を中心にして、平家一門と朝廷。。。帝&上皇を描いた。
もちろん、その骨子は、親子の物語。家族の物語である。
このバランスが悪かったのが、今作。
序盤から中盤にかけての思いはひとつ。
今作の主人公は、誰なのだろう????という印象だった。
が。。。
ふたつの乱を経て、ほんとに良い感じで回り始めていますね。
若手実力派俳優を清盛の周辺に配置しているのも悪くない。
ってか、そういうコトを、もっと序盤から。。。。。。
細かい部分に関しては、脳内補完することにするので、
もう、これ以上をケチをつけるつもりはない。
今の調子でラストまで走りきって欲しいモノである。
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第31回
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