「忘却探偵に恋の罠…水泳選手殺しの犯人は今日子さんの恋人!?」
内容
契約を切られ、無職となった厄介(岡田将生)は、“サンドグラス”にいた。
絆井(及川光博)と今日子(新垣結衣)の話をしていたところ、今日子が現れる。
「はじめまして。探偵の掟上今日子と申します」と名刺を手渡されてしまう。
もちろん。。。初めてでは、無かったのだが。。。。
しばらくして、鯨井留可(堀井新太)がやってくる。
今日子という名前の探偵を捜しているという。
殺人の容疑をかけられ、そのアリバイ。。。無実を証明して欲しいという。
絆井が、近くに居る今日子を呼び寄せると。
「はじめまして。掟上今日子と申します」
先週のこと。大学の友人・宇奈木九五に呼び出され、自宅に向かったのだが。
自宅のバスタブで感電死していたという。
争った形跡などがあることから、警察は殺人と断定。
アリバイを尋ねられた鯨井は、今日子とカフェにいたと主張。
ただ、今日子。。。覚えていないため。証拠とならず。
遠浅刑事は、協力を拒否するが、絆井が、どこかに電話をかけると。
捜査一課長から、遠浅に電話が入り。。。今日子は、捜査情報を得ることに。。
全てを記憶した今日子。遠浅によれば、もうひとり容疑者が居ると。
清掃員の隠館厄介。。。。
犯人では無いと厄介は、主張するが、今日子は絆井に身柄を確保してもらう。
そして。。。二人が親しげなのが気になる厄介をよそに、
今日子と鯨井は、店を出て行くのだった。
敬称略
先ず初めに。
1つのネタだけで、ホッとしましたよ。
これで、前回と同じようなのだったら、困っていたところだ。
そこはともかく。
結構、良い感じで水増ししていますね。
厄介を上手く使っているのが、ウザサを感じなくて、罪が無くて良いです。
さて、その水増しにより、
2つの問題を生み出してしまっている。
一つ目は、寝たら。。。ですが。
基本1日しか記憶がもたない今日子。
で、“捜査”をしているにもかかわらず。
水増ししているせいで、いろいろなことを描きすぎているのだ。
特に、今日子なんて、あっち行ったり、こっち行ったり。
途中で、「本当に1日の話なのか?」と思ってしまうほどだ。
もちろん、映像的に。。。特に“陽の光”を入れ込んでいるので、
時間経過しているのは分かるんですが。
なんかね。。。。。カフェ、現場、本屋、カフェ、プール。。。って
そこまで動いても、日没じゃありません(笑)
自白の時点で、まだ日が暮れてませんから!
こうなってくると、もうひとつの問題が浮上する。
これ、初回があるから、違和感が出てくるんですよね。
初回なんて、僅かな情報から、推理して、結論を導き出していた。
が。ここまで、いろいろやってしまうと、
もう、凄いんだか、どうだか、良く分からなくなってしまっている。
普通の刑事モノ、探偵モノなら、これでokだと思うんですよね。
劇中で、違う日になれば良いだけだから。
でも、今作は、違う。
すべてが1日の中なのである。。。。。。ハズだよね?
本来、それこそが、今作の面白さ。今日子の凄さじゃ無いのかな???
話自体は、悪いとは思いませんが。
もう少し、工夫が必要かもしれません。
。。。。。難題だね。