『龍馬!登場』
「龍馬!登場~残された者たちの前に新しい扉ひらく」
内容
安政七年。文(井上真央)たちは、亡き松陰の志を胸に抱きながらも、
喪失感のなかにいた。いずれ伊之助(大沢たかお)が松下村塾を。。。。と。
そして三月、大老・井伊直弼(高橋英樹)が暗殺される。
萩でしらせを受けた久坂(東出昌大)は、長州こそが。。と息巻くが。
百合之助(長塚京三)は、それを松陰の言葉で諭すのだった。
一方で、文は、松下村塾再興を期待していた伊之助から、
藩命により、それが叶わぬと聞かされる。自ら希望したという。
そんななか、投獄されていた入江九一(要潤)野村靖(大野拓朗)が釈放。
久々に塾生たちが集まり。。。。
しばらくして久坂ら塾生たちが、再び動き始めたと知った文だったが、
その考えが、亡き兄の思いとかい離しつつある事を不安に感じ始める。
そんな折、坂本龍馬(伊原剛志)という男が久坂を訪ねてくる。。。
敬称略
あえて、今まで以上に厳しいことを書くが。
“幕末男子~”“イケメン~”“セクシー~”など
くだらないキャッチコピーを並べ立てている今作。
で。現在の体たらく。
もしも、これがテコ入れの1つだとするなら、
ハッキリ言って、センスないです。
冷静に考えれば分かるが。
もしも、本気で、文を主人公に据えているならば、
わざわざ坂本龍馬など登場させなくても、
1年を通して描くことが出来るほどの歴史上の人物が多数いるのだ。
なのに。。。。。
極論を言えば、文を据えた時点で、
次回のようなホームドラマを、延々と。。。描けば良いだけのことなのである。
もちろん、面白く魅せることが出来るかどうかは、
スタッフの技量に影響されますけどね。
でもね。
いままでも同じだったが、
アレを描き、コレを描き...そんな事している時点で、
面白味が失われてしまっていることを、もう少し冷静に分析、考慮すべきである。