天国から降ってくるようなコーラス。
この1枚は今年前期のお気に入りNo.1
これが¥2000もせずに買えたのは超ラッキー!
松川CDコレクションの殿堂入り確定!ヘ(^o^)/
R.シュトラウス、ワーグナー、マーラー:無伴奏合唱作品集
ダイクストラ&バイエルン放送合唱団 レーベル: BR KLASSIK ASIN: B006UM05LQ
マーラー、R.シュトラウス、ワーグナーという
3人の「20世紀末」を象徴する作曲家の無伴奏合唱曲集です。
あまり知られていませんが、R.シュトラウスはいくつかの合唱作品を書いていて、
複雑なオーケストレーションをそのまま声に移した精緻なアンサンブルは、
合唱愛好者垂涎の作品として知られています。
マーラーの作品は、C.ゴットヴァルトによる編曲で、
こちらはマーラーの音世界を16声部によるアンサンブルで描くことで、
壮大な世界観を表現しています。
ワーグナーの3つの曲はどれも『トリスタンとイゾルデ』
に関係した作品を合唱化したものです。
例えば、『ヴェーゼンドンクの5つの歌』の『夢』は
「トリスタンとイゾルデのための習作」とされていたり、
『温室にて』の濃厚な表現も、直接イゾルデを描いたものではないものの、
一人の女性の渇望と孤独を生い茂る植物に添わせたマティルデの詩は、
移ろいやすい女心を映し出す鏡のようなものであり、
この狂おしいまでのエネルギーの放射は、
ダイクストラとバイエルン放送合唱団の水準の高い演奏によって昇華され
聴き手の心を酔わせること間違いありません。
ちなみにこの指揮者ペーター・ダイクストラは、
2007年9月、世界屈指の合唱団スウェーデン放送合唱団の首席客演指揮者を
3年間務めた後、首席指揮者に就任。
彼は、エリック・エリクソン、トヌ・カリユステという両巨頭の薫陶を受け、
スウェーデン放送合唱団の伝統を承継している。
バイエルン放送交響楽団やベルリン・ドイツ交響楽団といった
名門オーケストラを指揮するなど、シンフォニー指揮者としても活躍している。
ダイクストラの統率能力と芸術性は、各方面から非常に高く評価されており、
再びスウェーデン放送合唱団の黄金時代を築くことが期待されている。
・R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-1「夕べ」
・マーラー:さすらう若者の歌~「2つの青い目が」(C.ゴットヴァルト編)
・マーラー:リュッケルト歌曲~「私はこの世に忘れられ」(C.ゴットヴァルト編)
・R.シュトラウス:リュッケルトの詩による3つの無伴奏男声合唱曲
(戸口で/夢の中の光/五月の喜び)
・ワーグナー/C.ゴットヴァルト編:イゾルデのための3つの歌曲
(温室にて/夢/イゾルデの愛の死)
・R.シュトラウス:2つの歌 Op.34-2「讃歌」
バイエルン放送合唱団
ペーター・ダイクストラ(指揮)
http://www.amazon.co.jp/Strauss-Wagner-Mahler/dp/B007828KNC/ref=dm_cd_album_lnk
(試聴可)