湘南茅ヶ崎 まつうら動物病院Blog

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時間外救急診察の申し込み等の変更(11/1)

2019-11-01 08:07:13 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です



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2019年11月 救急申し込み方法を変更します

 受付は メールのみです





お電話での申し込みは致しておりません

お電話を何度かけて頂いても出ることもなく、転送にもならず、折り返しお電話することもありませんのでご注意ください。



①メールにて救急診察をお申し込みください ⇒ matsuura_ah@yahoo.co.jp


 【メールの件名】「救急診察希望、(飼い主様名)(動物名)」 

 【飼い主様名】

 【動物名】

 【カルテ番号】

 【連絡先電話番号】

 【救急診察希望の経緯(症状)】(どんな症状か、いつからか など)





②メール受信時間から1時間以内に下記の3通りの流れになります。



 ❶こちらでメールを1時間以内に確認できた場合かつ、救急診察が必要と考えられる案件の場合のみお電話いたします。

 ❷こちらでメールを1時間以内に確認できた場合かつ、救急診察が不要と考えられる案件


 ❸こちらでメールを1時間以内に確認できなかった場合は、電話もメールも送りませんのでご了承ください。



③こちらからの折り返しのお電話の時点で、救急診察の申し込み契約が成立したと致します。





④ その電話契約成立の時点から診察終了までの時間が時間外対応の拘束が発生したと時間計算いたします。お支払いは「当日払い」「現金」のみです。カード類は一切使えません。


キャンセルの場合も、契約成立時点からキャンセル受付(キャンセルの旨のメール受信→こちらからの電話で成立)まで拘束された時間を時間外対応料として全額支払って頂きます。



        3000円/30分×税 時間外対応料(休診日の9時~19時)

        5000円/30分×税 時間外対応料(19時~22時)

        *切り下げ計算、分割1分単位計算は致しません。

        上記以外の時間は夜間救急病院へ依頼してください


*ただし、通院治療中の動物の容体が変わって、時間外救急希望に至った場合の時間外対応料は、従来の定額料金のままとさせて頂きますのでご安心ください。


 *当院は夜間救急専門ではありません。正規の診療受付時間を明確に設けており、時間外対応料金で儲ける気は一切ありません。むしろ飼い主様側や動物側にとってデメリットしかない時間外や夜間救急は世の中から極力ゼロになることを祈っております。

 上記の対応料は、昨今の最低賃金が無資格や無経験、16歳の子供のアルバイトですら時給1000円以上という尋常でない人件費の高騰に至った労基法を考慮した上、人の医療は一度も病院に行かずとも一人あたり年間数万~数十万円以上もの会費のような税金を納めているにもかかわらず時間外対応料を更に上乗せされ徴収されることを鑑み適性である範囲で算出してあります。


(参考例)
年間社会保険料が50万円の健康な方が5年ぶりに病院へ行き、感冒(風邪)だろうと診断され、薬の処方を受けた場合、
診察費用+処方料金の3割負担 = 約400円 だった = 実は、1回の診察料金が 2500400円(250万400円)+薬代別途という超絶高額医療を受けたことになる。


動物医療は安いです。
人の医療の様に、前払いで多額の保険料を支払っていない為、その都度使用した分の請求額があるので高く感じるだけであり、
人の医療の数十~数十万分の一程度です。




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2018年前半まで、時間外対応に関しては、救急の場合にのみに限ったメッセージ録音に対して返信する方式で行っておりましたが、あまりにも時間外の必要がないケースが多く(9割以上が真の救急ではない)、診療時間内に来院できるケースが大半を占めておりました。

時間外対応となった主な理由は以下の通りです。



・様子をみていたら具合が悪くなった(気がする)。

・今日は仕事だったので様子を見て、帰ってきたら心配になった。

・日中、雨が降っていたから来院しなかった。

・耳を痒がっている。(だけ)

・体に湿疹がある。(急性湿疹でもなく、何日も何週間も前からあったもの)


・事実関係の真偽が問われるケース。(例:グッタリしているとの申告だが、診察室で飛び跳ねてグッタリの欠片もないケース)

(酷かった事例1)
  1日中自宅に居たが、夕方くらいから犬の様子がおかしいと思い始めて様子をみてたが、やはり心配なので19時00分に電話をかけて時間外救急希望。
  今すぐは食事中だから来られないので、30分後に行きたいと。

 酷い理由
  ・夕方からオカシイと思ったのに、敢えて診療受付終了後に電話・・・もっと早く来院できる機会は十分にあったはず
  ・救急?自分の食事を優先しているのに?

  結果:来院時、とても元気で、身体検査上及び問診上、特に異常はありませんでした。詳しい検査は希望されませんでした。  


 (酷かった事例2)
  午後から自宅に居たが、夕方になって子供(小学生低学年くらい?)が「犬がグッタリしている」と言い始め、様子を見ていたが、繰り返し、子供が「犬がグッタリしている」と言うので夜21時を過ぎてから時間外救急希望。
  来院時、犬はしっぽを振って、スキップしており、診察室や診察台でもとても元気そうにはしゃいでいました。
  お話をきくと、子供が「犬がグッタリしていたんだ」と主張するも、食欲も旺盛で、排便排尿も問題なく、吐き気も下痢も無く、何ら問題が無いとのことでした。親は「グッタリしていたんだもんね?」と自分の見解ではなく、子供の見解を主張。
  当日検査の必要性も感じられず、飼い主様も検査は希望されませんでした。
  
  
  同じことが、同じご家族でその後2回ありました。

 酷い理由
  ・子供の意見を尊重する教育方針なのはよくわかりますが、他人を巻き込まないでと思う案件。
   





 当院は24時間対応でもなければ、夜間対応病院でもありません。

 正規の診察時間内の診療を行い、計画的な外科手術の予約を入れております。(時に、救急の手術が必要なこともありますが)

 外来対応は週6日間もあります。つまり、ゆとりを持って来院できるチャンスが週6日(85%)もあるにもかかわらず、時間外に、飼い主様都合により救急案件(もしくは、救急案件でもないのに飼い主様が焦って救急と思い込んでいる案件)になってしまったものを全て対応していると、正規の診察や予約の入っている計画的な外科手術に影響が及ぼされます。



 しかしながら、全ての救急対応を停止した状態ですと、本当の救急の動物たちを救えないという大弊害が出てしまうのも事実です。


試験的に、2019年4月より、対応可能な時間に限り、救急診察希望のメッセージを録音できるようにいたします。(再び、本当の救急の割合が低ければ急遽中止するかもしれません)

⇒ やはり、非救急案件、問い合わせ、03や0120などの迷惑な業者からの電話や迷惑FAXの割合が大半を占めるので中止しました。










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犬さんの多中心型リンパ腫の治療②(7/1)

2019-07-01 12:12:20 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です


多中心型リンパ腫StageⅤ の犬さんの治療は順調に進み、寛解状態を得られてます。

転移や周辺組織に浸潤していなければ、外科的な腫瘍の摘出や切除で寛解となるものもあれば、
既に、転移、広範囲に浸潤しており、外科療法後に放射線療法and/or化学療法が必要な場合もあります。

今回は、化学療法のみで寛解に導く可能性があるものです。

様々な腫瘍の特徴を捉え、それに対する化学療法のプロトコールがあります。

どの治療法も単にプロトコール通り行えばいい訳ではなく、動物の状態や腫瘍の状態により過不足なく用量を調節しなければなりません。
つまり、やりすぎても副作用が強く出てしまい、消極的過ぎても治療効果が激減してしまいます。


やはり、この抗癌剤が最も緊張します。


1滴でも血管外に漏れてしまうと、皮膚が壊死してしまい取り返しのつかない事になります。



比較的大人しい子でも、ゆっくりと1時間程度かけて投与しますので、必ずスタッフを1名つけておさえて、抱きかかえて、あやしてもらっています。


その甲斐もあって、1クール目の初期から劇的に改善が認められました。



治療前



治療中





長い寛解期間を得られるように頑張りましょう。






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猫ちゃんの子宮蓄膿症2(6/9)

2019-06-09 12:12:12 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です


今回は、昨年も投稿しましたが、猫の子宮蓄膿症の子です。

先日、約4ヵ月齢での子宮蓄膿症を発見しました。
それは、恐らく、世界一若齢での子宮蓄膿症ではないでしょうか。ギネスに載るかもしれません。ただ、撮影した画像が大量の画像の中に埋もれてしまい、行方不明という・・・・( ;∀;)
(あ、ちゃんと、世界一若い猫ちゃんに発生した子宮蓄膿症の月齢を調べていないので違うかもしれません^^;)

今回は、恐らく1~2歳台くらいの猫ちゃんです。

1~2歳台の子宮蓄膿症でも若い方です。


開放性の子宮蓄膿症でしたので、全身状態は恐らくそこまでクリティカルではなかったと思われます。


お腹を開けて、子宮の状態を確認すると、、、膿が充満していると思われる子宮が出てきました。




摘出した子宮卵巣です。
妊娠子宮にはかないませんが、めちゃめちゃ太くて、大きいです。




子宮を切開して中身を確認すると、クリーム状の黄色~灰色の膿がたくさん出てきました。






飼い主のいない、野良で鍛えられている猫ちゃんは、生命力が強い子が多いですが、人間と一緒に生活している猫ちゃんは野良猫ちゃんよりも柔らかいです。

今時、4~6ヵ月齢で避妊手術をしていない飼い猫ちゃんは珍しいでしょうが、もし、避妊手術を行っていなくて、陰部から膿が出ていたらこれは疑わしい病気は限られてきます。


気が付いたらすぐに動物病院へ行きましょう!






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犬さんの子宮内膜過形成から蓄膿症への移行期の手術(5/12)

2019-05-12 13:15:05 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です


今回は、チワワちゃんの子宮蓄膿症です。

子宮蓄膿症のケースは以前も投稿してますが、一般的に、子宮蓄膿症として診断できる場合は、それなりに病状が進んでおり、全身状態も最悪になっているケースが多いです。

これは、正直、来院するのが遅すぎるケースが大多数です。

次に、早期で来院しても、検査上の異常が無い場合も多いのでその時は「異常なし」「異常があるかもしれないが経過観察」で再診となることもあります。
(違う、そんなことない!という先生もおられるかもしれません。しかし、転院例として、先週、〇〇動物病院で問題ないと言われたけど、全然よくならない、という主訴で来院され、検査すると子宮蓄膿症の真っただ中、これに気が付ないのはオカシイレベルという事も何度もあります。これは気が付かないのではなく、その診察時は検査しても異常として認識しにくい状態と思われます。)

今回のチワワちゃんは、何度か繰り返して子宮の超音波検査を行って、子宮内膜過形成の状態を発見することができ、子宮内膜の細菌感染が起き始めた早期の段階で手術を行う事ができました。


(人手が足りなかったので、術中写真はないです。。。。)


摘出した子宮卵巣です。




子宮内膜の分泌液からは多量の細菌が検出されました。

従来の、甚大な子宮蓄膿症の子宮と比較すると、比較的小さめです。

(注)チワワの正常な子宮卵巣はこの1/4程度なので、異常な大きさではあります。



早期




膿だらけの子宮(子宮内に膿が充満しておりパンパン)





飼い主様の熱意のお陰で早期発見、早期手術を行う事ができました。

回復も早く、状態も安定し、短期間での退院が可能となりました。








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22歳の犬さんの皮下精巣腫瘍の摘出術(4/14)

2019-04-14 12:45:52 | 動物病院
こんにちは
湘南・茅ヶ崎のまつうら動物病院です


前回は、22歳の猫ちゃんの皮膚腫瘤切除の投稿を行いましたが、

今回も年齢が22歳の子です。

22歳の犬さんの皮下の潜在精巣の巨大腫瘍摘出です。

先日の22歳の猫さんと大きく異なる点がたくさんあります。


この犬さんは、どんどん痩せてきてしまい、骨の変形もあり歩くことがやや困難です。

さらに、以前より慢性心疾患の治療中でもあり、肝臓病変、腎臓の機能もやや低下して、慢性的な脱水がある犬さんです。





当然、先日の22歳の猫ちゃんよりも遥かに麻酔のリスクは高く、術後も油断できません。





術前管理、術中管理を慎重に行い、安定した麻酔を維持しながら手術を行いました。




無駄な出血は0.1ccも出さずに慎重に腫瘍を摘出し、もう片方の精巣は通常の摘出術にて摘出します。


こう比べてみると、とてつもない大きさの腫瘍です。

これが3キロもない犬さんに発生したのですから、凄いことです。

術後も安定し、入院中に、腎機能の低下や肝疾患も治療ができ、この年齢にしてはとても良好な状態で退院できました!







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