まちるだ File

JAZZライブ、映画、お酒を愛し、そしてなぜかキャラではない”あみあみ”にはまっている私の気楽で呑気な日々の記録。

戦場でワルツを

2010年04月08日 | LOVE CINEMA
4/6

ずっと見たかったのですが、
多分ご近所映画館でやるだろうと踏んでました。
当たり!ということでこの映画↓鑑賞



何はともあれ、この映像と構成と音楽!!
すべてに衝撃を受けました。

シンプルなアニメ技術と実写の融合。
物語性とドキュメンタリーの融合。
ロックとクラシックの使い分け。

相反するもの、すでにあるもの、シンプルなものを
見事に組み合わせ溶け合わせることで生まれる
今まで見たことのないような、
夢と現実のはざまのような世界感。

シンプルだからこそ感じる意味や
見えてくる風景、余韻、恐怖。
訴えてくる力がすごい。

正直このあたりの政治情勢や紛争については
まったく詳しくないので、
テーマの本当の奥深さは理解できてないのかもしれないけど
それでもこれは世界中のすべての戦争に共通することなのだと理解。

最近は3Dブームで、それを全否定する気持ちはありませんが
でも、すべてを描ききって
すべてを見せつければいい、というだけではないのも事実。
人間の目や耳なんてそんなにたくさんの情報を受け取れないし、
それでは「感じる」余裕がなくなってしまうような…。

反面この作品は、映画表現の奥深さと
まだまだやれる…みたいな映画の未来を感じさせられる、
ある意味とても嬉しい作品でした。

個人的にはものすごくオススメな1作です。

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