不確定なベクトル量

Where there is a will, there is a way.

海外留学

2014年01月08日 09時49分38秒 | 日常

最近、海外留学のことを考えることがあります。
海外に行く、または行く予定と言う知り合いが数人いるからです。

僕はどう考えているかというと、今のところ行く予定ではないです。
なぜなら、海外に行きたいと思う明確な理由がないからです。
しかし、みんな海外に行こうとしているから僕も検討しなきゃという焦りはあります。

ただ、漠然と海外に行きたいと思って行っても、おそらく得られるものは少ないと思います。
やはり大金を叩いていくからには、明確な理由を持ち、払った金額に相当するだけは何か得て帰ってきたいものです。
だから、自分の中に海外へ行きたいという明確な理由を持ってから、海外へ出ようと思います。
それまでは英語の勉強も過度にやるつもりはありません。
実際、好きな勉強をする上で英語は必須の道具なので、英語は勉強しなくても大丈夫だとは思いますが…

まあ、海外留学を検討し始めた今日この頃です。


二十歳

2013年12月21日 00時40分06秒 | 日常

12月20日を持ちまして、私は二十歳になりました!
大人の仲間入りです。国民年金とか面倒なことは増えますが…

二十歳ということは、発育上での成長は終わりました(保健の教科書には発育が止まるのは22歳と書いてあった気もしますが)
まあ、けど、発育上の成長が止まっただけで、まだまだ内面的な成長は続くでしょうけどね。

20代。まさに一番行動的で自分の能力が発揮される時期ではないでしょうか?
天才数学者(ガウス、オイラー、ガロアなど)は除きますが、多くの科学者・技術者がこの時期に大きな成果を残しています。
アインシュタインがブラウン運動、光量子仮説、特殊相対性理論の論文を提出したとき、アインシュタインは26歳でした。
ハイゼンベルクが不確定性原理を発見したのも26歳ですし、田中耕一さんが新たな質量分析法を編み出したのも確かそのくらいだったはずです。
つまり、20代は科学者・技術者にとってのゴールデンエイジなのであります。
私もその世界へ一歩足を踏み入れることとなりました。

今、20年を軽く振り返ってみて、一人前の人間になるにあたって必要なことは「教養」じゃないかと思いました。
これは受験を通しても思いましたけど、その後の生活でもそう思いました。
勉強ができる、問題が解ける、だけでは持っている知識は座学以外に応用できず、その知識を起点として何かお話ができるという力がないと持っている知識を応用できないと思います。
たくさん知識を持っていても、それが使えないならただの錘です。
会話に使える知識が全てだとは僕は思いませんが、自分の世界観の構築にも使えない知識・考え方は持っていても仕方ないと思うのです。
また、知識は他の知識とリンクさせ、なるべく頭の中には「考え方・概念」という形で保存したほうが、忘れにくく、また、使いやすいと思います。
そうやってある事柄に関する考え方・概念をたくさんストックし、その中から法則性みたいなものを見つけ出し、自分の世界観を創る。
こういうことが、昔の人にはよくできてて、最近の人はあまりできてないなぁと思います。

と思うようになったのも、周りの友達がそんな感じだからなんです。
実は専門の勉強ができる僕より、友達の方が世界観をちゃんと持っていると思います。
やっぱり世界観をちゃんと持っている人は頭がいいと思いますし、一目置きますし、話も面白いです。
最近それに気づき、学業そっちのけで様々な本を読み、なるべくイベントに参加しています。
友達がアニメの話をするからアニメを見るようにしましたし、友達がスポーツ好きだから一緒にスポーツしたり、情報を集めたり、友達が音楽に目覚めたからそれにつきあったり。
なんでも拒まずにとりあえずやってみて、気にいれば自分のものにしていく。
そうやって自分の幅を広げていくことが教養を深めるということじゃないでしょうか。
そして教養を深めることが「人生の夏休み」とも言われる大学で行うべきことではないでしょうか。

あ、でも専門の勉強も大事ですよ。
専門の勉強も大事ですが、それだけやるとつまらない人間になりますよって言ってるだけです。
そういえば、最近、クラスの女の子がクイズ番組を見たらしくて。
そのクイズ番組で優勝した東大医学部の人はいろんなことを知っていたらしいです。
それで女の子は、いろいろ知っている人ってすごいしカッコいいよね、って言ってました。
世の中には教養を認めてくれる女の子もいるわけですよ。
普通の女の子はキモいって言うんかと思ってたけど…、まあその子は普通の子じゃないか(笑)
モテない高専生の皆さん、今から様々なことに興味を持ち、つまらない人間から脱却すれば、まだ道はあるかもしれませんよ!

とまあ、結局いろいろと話が飛びましたね。しかも長文。
だからブログ更新はしたくないんですよね。時間がかかるから。かけてしまうから。
最後にカプローニ伯爵の名言を20代の僕に贈る言葉としてこの記事を終了しますか。
「君の創造的人生の持ち時間は10年だ。芸術家も設計家も同じだ。君の10年を力を尽くして生きなさい」


資格について

2013年12月08日 11時46分39秒 | 日常

僕がこれから取ってみたい検定・資格を書いておきます。

何を受けるつもりかをメモするだけでなく、有言実行につながると思ったので、ブログに書いておきます。

 

X線作業主任者

放射線取扱主任者(第一種)

危険物取扱者

毒物劇物取扱責任者


進路に関する略歴

2013年10月06日 10時58分27秒 | 編入体験談

阪大試験後に書いたものを加筆・修正しました。

割とその時の気分で書きましたが、正確ではあると思います。

人の略歴ですが、参考になれば…



2年頃
漠然と大学に行きたいと思う。

理由としては1年の時に高専に失望したからなんですよね。

実験をたくさんやったり、早い段階で専門科目を学べるというところに惹かれて高専を志望したんですが、2年まで材料工学の専門科目といえるものは何一つ学んでいませんでした。実験も化学実験のみです。

もうこの時点で「高専出てから就職なんてロクな仕事ができない」と思うようになりました。

僕の第二の教室は図書館だったので(正直、2年までは図書館によくいたのでクラスの人とはあまり仲が良くなかったです)、いろんな本を読んだんですが(よく途中で気を失っていましたがw)、一番興味を持ったのは化学でした。それで化学方面に行こうかなとは思っていました。

この頃から九大と阪大に行きたいと思ってました(何も考えてなかったけど)


その後

大学に行きたいという気持ちが高まり、またその動機がしっかりしてくる。


4年7月
親と交渉の結果、進学することに

ちなみに交渉に数年費やしました。

なかなかしんどかったですが、その結果、しっかりとした理由を持って進学を選ぶことになりました。


4年8月
インターンシップ先で、若手の社員の人の多くが「進学がいいんじゃないかな」と言うので進学に決定。

けど、インターンシップで会社を見て、高専卒でもやりがいのある仕事は出来そうだと感じました。

しかし、研究職をやろうと思っているなら修士卒だなと思いました(博士卒もいましたけど)。


4年10月
この頃ぐらいからがおそらく進学に向けた勉強の開始地点ではないかと。

進学志望のやつに付きっきりで勉強を教える(だって、こいつ、微分積分が全くわかってなかったもん(笑))。


11月
京大に憧れる。

ちなみにこの頃になっても進学に向けた勉強してるやつってほとんどいなかったんですね。

たしか、この頃から過去問コピーや実際に過去問を解いてみたりを始めました。

12月
京大を諦める。ムズすぎ。

クラスは進路の話で持ちきりに。

一応数学の教科書は一周したかな?

あと、過去問を入れたファイルを作って、解けるやつから解いていくスタイルを作りました。

 

12月末に親と進路について話し合い、九大と阪大を受験することにしました。

東工大と阪大で迷いましたが、総合大学である阪大に決めました。

冬休みからDuo開始


1月
英検1日前にDuoを終わらせる。

1月末に英検を受けて50/99点ぐらいでした。

Duoのおかげです。

2月
テストがあって、その後に研究室を決めて…

多分ベクトル解析と複素関数以外の数学は大丈夫とか思ってた時期じゃないかなぁ…

3月
ここからが第一エンジンがかかりました。

正直それまでの勉強は大したものではなかったです。

やったのは主にTOEICと大学化学です。

TOEICは610をマークしました。

化学は東工大の過去問の解答を作るという勉強法を行い、それなりに力がつきました。

あと、複素関数の勉強はしました。


5年4月

有機化学をやったり電磁気をやったり、数学をやったり…

電磁気はマクスウェル方程式をしっかりと理解し、物理に魅せられたりしましたね。


5月
ゴールデンウィークはやる気のある友達と研究室にこもって勉強してました。

多分一通り勉強が終わった時期ですね。

まあ、実際全ての知識が本当の意味で「身についた」のは8月だったりしますけどね(笑)

 

専攻科に向けた勉強を始める

意外とと専攻科の勉強は後の勉強に繋がりました。

専攻科の勉強は真面目にしましょう。だって専攻科第一志望の人に負けるかもしれませんよ。


6月
専攻科試験 見事合格

いつの間にか研究室がやる気のある人の集まる場所に(笑)


この頃から数学の過去問をバリバリ解いて、解答が出来上がってきました

多分この頃ぐらいからあまり数学力は上がってません。

つまりこの頃ぐらいに数学は僕の中で最高潮に達しました。


あと、この頃には化学の新研究はほぼ理解してました。


7月

化学の最終確認段階だった気がします。新研究をすべて覚えて、ほかの本を読んで知識を蓄えて、とか。

数学もやってました。線形空間とかはこの時期にやってた気がします。数学も最終段階でした。

物理はあまりやっていなかったのでこのぐらいから必死にやっていました。

特に力学です。わかっていた気になっていました。なので問題をひたすら解いていました。

英語は短文を覚えて英作文対策をしていました。

 

夏休み

ここが第二エンジンです。

夏休みの時に各教科の本当は理解していなかったところが腑に落ちていきました。

多分夏休みがなかったら僕は大学に受かっていないと思います。それぐらい重要な時期でした。

有機反応はどんどん頭に入ってくるし、力学の問題(特に重心や剛体)もみるみる解けるようになりましたし、数学も公式が証明できるようになりました。

 

そして、阪大も九大も見事合格

 

振り返ってみると、長期休暇の時に実力が伸びていることがわかりました。

みなさんも長期休暇の時に気を引き締めて勉強を頑張ってください。

とは言っても、詰めすぎると鬱になると思うので、適度に休憩を挟んで勉強してみてください。


大学の選び方

2013年10月01日 20時44分51秒 | 編入体験談

今回は大学の選び方について書いてみようと思います。

 

大学は日本だけでもとても多く存在し、その中からひとつ進学する大学を決定することは難しいことです。

大学編入では入試日程が被らない限り何校でも受験していいのですが、僕は専攻科を除いて1~3校の受験を勧めます。

なぜなら、受験校が多くなると受験料だけでなく、交通費・宿泊費もかなりかかってくるからです。

あと、受験校が多いと疲れる気がします。それと勉強がはかどらなかったり、広範囲の勉強が必要になったりすると思います。

まあ、場馴れとして多く受験するのもありだと思うんですが…

今回は受験する大学を決めるための指標をいくつか提供しようと思います。

 

指標その1 いわゆる「偏差値の高い大学」を受験する

おそらくこれは多くの受験者がやっていることだろうし、僕もやりました。

偏差値の高い大学がいい大学というわけではないですが、各分野でレベルの高い順に大学を並べると、どうしても偏差値順で並びがちなのは仕方ないです。

僕はトムソンロイターの被引用論文数の順位などを見たり、他の各付けサイトを見たりして大学を絞りました。

 

けど忘れないでください。あくまでも偏差値やネットの情報は大学を「絞り込むためのツール」です。

それだけで大学を決定しないでください。

一番の決め手はカリキュラムや研究内容だと思います。

自分の進みたい分野に進学しないと何のために進学したのかわからないです。

また、いくら偏差値の高い大学に行っても、研究室のレベルはピンキリらしいです。だからそのへんもしっかり調べておきましょう。

 

ちなみに僕の絞り込み方は、まず旧帝大だけに絞り込みました。物質系(化学系・材料系)だと旧帝大に行かないと満足のいく研究ができないと思ったからです。

その後で、カリキュラムと研究内容を見ていって、最終的に九大、阪大、京大に絞り込みました。

最後に自分の実力と相談して、九大と阪大を受験しました。

旧帝大に絞った理由としては、僕が専攻したい分野(化学・材料系)は旧帝大の方が他大学より強いからです。

単科大学(東工大、名工大、技科大など)の受験も一時期考えましたが、総合大学の方が文系学部の人と交流する可能性が増えるので総合大学を受験しました。これは先生に相談した時も先生が言っていました。

それに総合大学だと各学部で様々な授業が行われているのでいろんな授業が聞けると思いました。

 

大学を決めるとき、旧帝大の他にも魅力的な大学はいくつもあったんですが、カリキュラムを見て思うのが「これ、独学できそうだな」ってことです。

もうそうなると、レベルの高い大学の方が学生のレベルも高いし、授業のレベルも高いから、レベルで決めていいかって思ってきます。

あと、旧帝大の化学系だと、どこの大学も変わらない内容を教えていると思います。

東大、京大、阪大基礎工だと化学だけでなく物理系科目も教えているという感じです。

シラバスを見て大学を決めるとミスマッチが防げるかもしれません。

 

指標その2 行きたい先生がいる(行きたい研究分野がある)大学を選ぶ

これが一番いいんですけど、僕にはいなかったです。

僕が知っている限りでは、熊本大学(マグネシウム合金)、信州大学(繊維)、山梨大学(高分子)などには特出した分野があって、そこを狙うのもいいと思います。

友達の中で、そういうところを受験した人もいます。

 

指標その3 地元から離れる、もしくは地元の近くを選ぶ

これもありだと思います。

地方にずっといるのは嫌だ、っていう気持ちもわかります。僕もそうでした。

外に出て、まだ見ぬ世界をみたいという理由で大学を選ぶのもいいと思います。

だって、大学って勉強をするだけの場所じゃないと思うんですよ。

その後の人生の肥やしとなる経験をするところが大学だと思います。

地元に残って、お金に余裕を持たせ、海外に行くというのもいいと思います。

 

 

書いていて思ったんですが、僕って結構安易に大学を決めていたと思いました。

研究内容とカリキュラムはよく見て大学を決めたんですが、大学を大きく絞り込む時は大学のブランド(レベル)で絞っていた気がします。

こうならないように、皆さんはしっかりと吟味して大学を絞ってください。