Mash

Tanka..

「(愛というカタチのないもの)だからそっと排卵の日をやりすごしてる」

2006-10-31 | 短歌批評(月例作品)
6.11.115(20代特集)
<批評>梅内美華子さん
 スピード感のあるおしゃべり口調で一首も一連も進んでゆく。描かれている恋愛も屈託のなさを全開して小気味いいが、いかにも軽さを映し出そうとした力技が見え、既視感も否めない。掲出歌は愛とずれてゆくしかない恋が排卵日によって静かに思われている。このような引きのある歌に存在感が出ていると思った。