まさるの一口馬主日記

逃げろ!メイショウタバル!

本当は皐月賞の前にこの文章を作りたかったのですが、なにぶん土日休みで無くなったのもあり、休日は休日で結構忙しくてなかなか文章が作れませんでした。その辺りを汲んで頂きお読み頂ければ幸いです。


メイショウでおなじみの松本好雄オーナーの馬が皐月賞に出走しました。
私はこの松本オーナーが大好きでして、メイショウから大物が出るといつも応援しています。
どうしても応援したくなるのです。

毎日杯の強い競馬から結構な人気にもなっていましたね。私も対抗評価にしていました。
◎ジャンタルマンタル
〇メイショウタバル
▲アーバンシック
△ジャスティンミラノ
結果はご存知の通り結果は1000mを57.5秒というハイペースで逃げてビリという結果に(笑)
馬券も大勝負しましたが惨敗でした。


メイショウの松本オーナーは唯一無二の馬主さんで、この人こそ競馬会を支えている馬主さんだと言えると思います。
最近ですと誰とは言いませんが、ちょっと結果が出ないと転厩するような新しい馬主さんが出てきていますが、この松本オーナーこそ義理人情を軸とした「昭和の馬主」(私にとっては大変な誉め言葉)だと思っています。

松本好雄さんは中小の牧場からしか馬を買いません。
とある話だとセールで売れ残ったから買って欲しいと牧場から頼み込まれた馬を引き取ったりしているそうです。
言い方は悪いですが血統的には二流三流の馬ばかりです。
松本さんはこう言います。
『出自が機械屋であるから商売で高額な何億もする機械を購入する時は何年も色んな角度で検討して決める、なので道楽(である競馬)にほいほいと何億もする馬を何頭も買う事はできない。人との繋がりで巡り会った馬がある日思わぬ好走をしてくれる。私はそれだけで十分』
しかも、厩舎に対しても調教や騎手の起用についても口出しは一切しない、購入する馬の選別も調教師や牧場の方の言う事を聞いて購入しているそうです。
本当に凄い方ですよね。ロマンの塊のような人物です。

そして、馬産地だけでなく騎手も支える松本オーナーの話には涙が出てくる話が多いです。
メイショウサムソンに石橋騎手を乗せ続けた熱い話、メイショウマンボと武幸四郎さんの話(もし知らない方はググってみて下さい。泣けますよ)。そして、ディープインパクト引退後、落馬事故もあり成績が一気に悪くなり干されかけた「レジェンド武豊」にもどんどん乗り馬を提供して、厳しいどん底期を支えた話など多数あります。
この人は実は生ける神様なのではないかと言うような話ばかり出てきます。



ちょっとカッコつけ過ぎなように思われてしまうかもしれませんが、私も一口馬主ではマイナー種牡馬を結構好んで出資しています。キャロットで言えばメイショウサムソン産駒の「ストレンジクォーク」、トーセンラー産駒の「ザダル」、ベーカバド産駒の「アップクォーク」などにも出資していました。これらの産駒はなんと5勝以上してくれています。
私が出資するマイナー血統の馬は走るので要注意です(ニヤリ)



話が脱線してしまいましたがそういう意味もあって、久しぶりに出てきたメイショウの大物「メイショウタバル」にはダービーでの逃げ切りを期待しています。
皐月賞ビリからダービー制覇なんて、もしあったら大変なことです。
恐らくダービーではノーマークになるでしょうからもっと楽に逃げられるのではないかとも思うのです。
一番不安なのは厩舎力です(汗)経験値が…。
調子が良かったにせよ皐月賞の前もあれだけ強い追切りをかけたら本番で馬も掛かってしまうでしょう。
あまりにも馬の調子に任せすぎだったのではないでしょうか?
ノウハウが無い石橋調教師が一番不安です(←さすがに失礼だろ!)
レース数も使っており、正直上がり目は厳しいかもしれませんが、私は密かにダービーでの逃げ残り(2・3着)に期待しています。


最後に松本好雄オーナーの座右の銘を紹介します。
『人がいて、馬がいて、そして人がいる』


松本オーナー、120歳まで長生きして下さいね!!
これからも松本オーナーの「メイショウ」は応援し続けます。
ちなみに小ネタですがメイショウは「名将」ではありません。
出身地の明石、それと苗字の松本から一文字ずつ取っているそうです。

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コメント一覧

まさる
ギッスさんへ
馬券エピソードありがとうございます。
馬券は競馬文化を支える極めて大切なものです。馬券があってこその競馬だと言えないこともないわけですし、ロマンやドラマなんていう後付けのものだけでは競馬はすぐに終わってしまうでしょう。
買い過ぎには注意ですが、楽しめる範囲で買っていかなくてはいけません。


ルシフェル悪くないのですが、まだ体が出来ていませんね、毎日杯でも全身をうまく使えていない気がしました。体と気持ちのバランスが整ってくると良血馬としての素質が出てくると思います。
そもそも萩ステークスを勝つような素質を見せていますから、これからが非常に楽しみです。まだまだこれから。

ハーツクライ産駒って馬体で見るのは難しいのですが、サリオスは新馬戦で既に馬体は完成していました(相当太いとは見えましたが)。一目見て「ほぉー」っと声が漏れたくらいです。一番驚いたのは精神面です。どっしりとしていて全くほかの馬とは違って見えました。落ち着いているけどやる気に漲っていました。
デビュー戦であれだけ期待を感じた馬は初めてだったと思います。
本当に賢い馬だったと思います。



松本オーナーのように旦那気質で鷹揚な馬主さんは本当に少ないのでしょうね。
現代では馬主業も投資やビジネスとして考えられている方も大半でしょうしね。
我々一口馬主でさえ影響力こそないにせよ物言う人ばかりですし(汗)

それと、松本オーナーはマイナー種牡馬の仔を意識的に多く所有しているという点も
競馬(血統)にとって大きな事ではないかと思います。
引き続き応援していきたいです。
ギッス
皐月賞の本命はメイショウタバルにして撃沈でした。

本当はコスモキュランダを内心本命にしたかったんですよ。
弥生賞を2分切って勝っており、鞍上モレイラで人気無し。
買いの要素しかなかったと思いました。

メイショウタバルは毎日杯のタイムは超優秀でしたがローテーションや輸送経験が無いのが気掛かりでした。
それでも、出資馬ルシフェルに勝った馬でもあり情が勝り本命に!
結果は惨敗でした。

馬券は情が入ると駄目ですよね。毎日杯はルシフェルが走って無ければ本命はタバルでした。ルシフェルとタバルワイド勝負で大負け、タバルの単勝買えば良かったです。

私の馬券を長々と書いてすみません。
ダービーはどうなんでしょうね。あれだけ暴走したタバルを立て直すのは正直言ってかなり難しそう。軸には難しいかな?
このパターンで私が買わないと来る事が多いのでまさるさんチャンスかもしれません笑

松本オーナーみたいな事はなかなか出来るもんじゃないと思います。恩を売る訳では無いと思いますが松本オーナーに救われた牧場はきっとメイショウさんに良い馬を回したくなると想像がつきますし、また違う枝葉へと良い循環が生まれて行くのかなと思います。それでも、トータルはかなり赤字なのかなと思ってしまいますが。昔グリーンチャンネルの特集があった気がしますが再放送して欲しいですね。

昭和や平成初期と比べると乗り替わりや若手ジョッキーを育てるみたいな馬主や調教師は減ってる感じはします。
私は別に乗り替わりが駄目とは思いませんが、勝ったり、権利取ってG1や重賞にという時に鞍上強化で乗り替わりになり過ぎる事が多くてちょっとつまらないなって感じる事が多いです。チャンスは与えて欲しいとは思いますが自分に置き換えると出資馬がG1出られるってなってモレイラやスミヨンが空いてるならそっちをてなるかな〜笑

旦那気質の余裕がある人が世の中減ったんですよね、きっと。
これから先、世の中の余裕が無くなるとまず先細りする業界ですよ。インフレ気味になっており、娯楽にお金が回せなくなるんじゃ無いかなと思ってる今日この頃です。
単純に馬券が当たらず、余裕が無く競馬休み中のギッスでした。
来週は青葉賞見に行きます!
まさる
ゆっき~さんへ
昭和の馬主さんが次々と亡くなられている事実は頭の痛い話ですね。
亡くなっていなくても馬主を廃業したり、競走馬事業から離れていっている方もいます。ダイワさんとか、アポロさんもそうでしたね。シゲルさんも奥様が継いでいるそうですが…。


松本オーナーのように口出ししない馬主は少ないと思います。むしろガチャガチャ言ってくるような人たちばかりでしょう。

馬の主戦騎手は確かに固定して欲しいですね。今の競馬は一発アウトですものね。
一流ジョッキーに乗ってもらいたいのは当然ありますが、人(騎手)を育てることも同時に行っていた偉大な馬主なんですよね。。
それをメイショウさんは「縁」と言ってのけます。馬と人の紡ぐロマンを体現されている人物なのです。
ビジネスライクになりがちな馬主業を「道楽」と捉え、資材を投じ競馬文化の維持発展のために尽力されているのです。

本当に素晴らしい人物ですね。
まさる
名無しさんへ
コメントありがとうございます。
メイショウタバルが素晴らしい才能を秘めているのは毎日杯を見ても明らかです。

立派な逃げ馬に育ってもらいたいと思っています。騎手はこのままメイショウと密になっている浜中騎手で行きましょう。
メイショウさんにG1を!!
ゆっき〜
おはようございます。
私も松本オーナーの馬大好きです。
ダート馬が多いイメージがありますがたまに芝で重賞馬が出るイメージですね!

今の時代、昭和の馬主さんが次々と亡くなられ本当に若い馬主さんが増え競馬のスタンスが変わりつつありますが!
やはり昭和の古株馬主さんの義理人情は今の若い馬主さんへ見習ってもらいたいと私も感じています。

渋い血統の馬良いですよね〜
今年は私もバゴ産駒出資してるので楽しみにしています(笑)


松本好雄オーナーの座右の銘
『人がいて、馬がいて、そして人がいる』
本当に松本オーナーの全てがにじみ出てますよね。

競馬のCMはこんな感じですが、実情を見るとこの人と馬と人の繋がりが(絆)ではなくなってきてますよね。

昔のように馬の主戦騎手を固定して欲しいと私は考えています。
一流ジョッキーに乗ってもらいたいのはありますが、やはり御縁あって結ばれた馬と人でロマンを追い求めてこそ競馬だと私は感じてます。

だからこそミルテンベルク&藤岡康太で大きな夢を私は見たかったです。
Unknown
逃げ専で行くなら
鞍上は固定して
良い相棒と夢の続きを!
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