「教育民生常任委員会」 行政視察・研修報告

2014-11-01 22:18:58 | 議員活動

「教育民生常任委員会」 行政視察・研修報告

 

10月21日から23日にかけて「教育民生常任委員会」の行政視察を行った。特に委員会の所管である「教育、福祉、環境」の課題を意識し、長野市、三条市、会津若松市に受け入れを頂き有意義な視察を行うことができました。心より感謝申し上げます。

〈所感〉

◇「認知症初期集中支援チーム」について (長野市)

平成25年厚生省の全国モデル事業に指定され看護士や作業療法士などの専門家からなるチームを地域包括支援センターなどに配置し、認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域・環境で暮らし続けられるように認知症の人やその疑いのある人、その家族に早期から家庭訪問し関わりをもって、症状の程度の確認や必要なアドバイスを行うことで早期の治療や診断につなげ、対象者や家族を支援し、自立生活のサポートを行なっている様子を研修しました。

 本市でも本年10月から認知症初期集中支援チームを発足、取り組みが始まりました。

認知症の対応策はこれからの高齢者社会における課題です、他自治体の取り組み例も参考にし、より効果的な事業展開ができるよう研修成果を活かしていきたい。

☆佐賀県伊万理市と合同研修 山梨市を代表して挨拶

 

◇「子ども・若者総合サポートシステム」について (三条市)

このシステムの特徴は、①虐待やいじめ、不登校、発達障害、引きこもりなど、様々な問題、そして就労・自立に至るまで切れ目なく一貫して、個に応じた必要な支援を総合的に受けられるようにするため

市がその情報を可能な限り一元化して、関係機関・組織と連携して支援するシステム(事業の運営形態)を構築

②この担当組織が教育委員会の所属組織に位置づけられておることによる支援が途切れないような支援体制となっていた。まさにお金をかけない事業としてのモデルであり、本市の子育て事業にもハード面と合わせ活かしていきたい。

 

                   ☆三条市の研修模様


   ☆ 三条市庁舎内にある子育て「すまいるランド」

 

 

◇「再生可能エネルギー」について (会津若松市)

 会津地域は地域資源を活用した水力発電を始めとして、風力発電、 地熱発電などの再生エネルギーのポテンシャルが高い地域として知られています。

 会津若松市においても、木質バイオマス発電所が稼動しており、メガソーラーと風力発電も予定されており、会津若松河東工業団地においては、木質バイオマス発電所である株式会社グリーン発電会津は、平成24年7月から運転を始めている。

これまで、山林に取り残された山林未利用材を燃料としており、二酸化炭素排出量(カーボンオフセット)や森林資源の有効活用につながるとともに、林業の活性化および森林の再生に寄与していました。

 本市も地域特性を活かした、間伐材の再利用・活用したエネルギー事業の推進や小水力発電施設の推進に向けた具体化など、自然環境に配慮しつつ、環境にやさしい「再生エネルギー」事業推進にむけ研修成果を活かしていきたい。

            ☆会津若松市の研修で挨拶

 

           ☆ 会津若松の議場での研修

 

            ☆会津若松市庁舎正面にて