まさみちゃんだよ

日常の活動報告

「慰霊の日」に沖縄を想う

2018-06-23 09:33:13 | 沖縄

 本日6月23日は、沖縄県の「慰霊の日」。20万人余の犠牲者を出した沖縄戦は、1945年4月に沖縄本島に米軍が上陸し、県民を巻き込んだ地上戦。73年前、日本軍司令官らが自決し、組織的な戦闘が終わったとされる日である。

 私は今でこそ、機会があればいつでも沖縄に行きたいと考えているが、ずっとグアムやサイパン、沖縄には行かなかった。それは、戦争犠牲者に申し訳ない、リゾート気分で行くところではないと思っていたから。その後、5.15平和行進で沖縄に行く機会があり、沖縄の魅力(食、文化、音楽、自然、生活風習など)の虜になった。ただ、もう一つ沖縄にある簡単に表現できない魅力が、感覚として自分では分かるのであるが、もやもやとしていたものがあった。

 昨日朝日新聞を読んでいると、社会学者の岸政彦(立命館大学教授)が寄稿された『「ゆっくり続く沖縄の戦後」世代を超え受け継がれる感覚』という文章があった。それは、-沖縄のなかで世代を超えて超えて受け継がれるある種の「感覚」のようなもの、ー自分の祖父や祖母やその親戚が亡くなったその同じ場所で、いまも沖縄の人は暮らしている、ー自分たちの生活は自分たちで守るというもの。これは、本土の農村地帯で、何世代にもわたって村の生活や文化を守っている人々の感覚と共通する項ではないかと思った。

 私自身が、そのような気持ちで日常をおくっているので、意識することなく共鳴しているのであろうと確認できた。

 

 



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