リーマンの鯉釣り日記

鯉釣りを始めて、もうかれこれ40年、鯉釣りが好きなんですと言える気持ちを持ち続けていたいです。

5月下旬の水月湖

2016年05月22日 | 水月湖
四月以降、餌に関して色々試行錯誤しながらの釣りが続いています。ユーロスタイルに変えた経緯は、鯉に対する扱い方に、従来の日本式の考えの範疇を超えたところに新たな視点を感じたからですが、アンフッキングマット、ライフバッグ、餌、竿、仕掛け等、なるほどと感じるところが多く有りました。

さて、特に餌に関しては、鯉が喰ってくればそれがベストという視点だけでなく、鯉にとって栄養価のあるという視点は特に注目したいと考えています。釣り場の環境を守るという釣り人共通の想いだけでなく,鯉に対して栄養価のある餌を使うというコンセプトを自分は大事にしたいと最近考えるようになりました。フィーディングするボイリー等に関しては特にその成分を意識できればと考えています。日本の鯉釣りの餌に関しては、成分表示があるものの、外国のボイリーに関してはそれが有りません。今使っているボイリーが鯉にとって栄養価の有るものなのか?釣り人が撒く餌、喰わせ餌なら栄養価の有るものを使いたい。そんな気持ちも大切に鯉に対峙していくことで、また面白みを感じるのではと自分では思っています。

今回は、三重から片道200kmある水月湖への遠征です。昨年は一度も竿を出していなくて,久しぶりに、GW以降,何度か下見を兼ねて竿を出して、試行錯誤を繰り返して来ました。あまり人が入っていないポイントを狙う事で,そうすることで自分でポイントを見る目も養われるかと。人が釣ったという情報が最近は簡単に手に入りますが,それを頼りにポイントを選ぶことより、自分の眼でポイントを見て選ぶことで,自分の釣りに確信が持てると考えています。

何度か足を運ぶ中で、ここに来て、少し対応できそうな気がして、満を持して、金曜の夕方に現地に到着しました。前回の観察から鯉の動きのコースを自分なりにシミュレーションして、このポイントでは左手から鯉が移動してくると想定してのセッティングです。微妙な水の動きを考えて、このポイントでは遠投は必要なく、湖岸から15m以内にフィーディングです。日曜の午前中迄なので,即効性を意識して、パウダーベイツを卵大の大きさで10個程こませます。さらに、その廻りに最近使っているユーロカープのツナモルツをベイトスプーンで800g程撒きます。

長距離ドライブのせいか、疲れから早めに車中泊です。朝まずめが喰ってくる時間帯と考えて、日の出と同時に起きるように心づもりをしていましたが,突然のバイトアラームの音で目が覚めます。時計を見ると朝の5時前です。既に明るくなっています。車を降りて、釣り座に行くと,リールのスプールから勢いよくラインが出ています。大型を確信して、竿を持つとずっしりとした感覚が竿を通して伝わってきます。竿先を眺め、少し竿をためた瞬間、ピシュとラインブレイクです。竿を貯めた瞬間、カカリにラインが擦れていたのでしょう。前回も2度、同じようにラインブレイクしていて、水の中なので、どうしようもない気持ちです。ただし、鯉が走っている時は竿をためると、かかりに擦れているときは確実にラインはブレイクしますので,止まらないようにしながらカカリを外すしかありません。この湖のカカリにはフジツボが付いているので,他の川や湖沼のカカリとはひと味違います。私のラインは4号なのですが、ラインを太くするよりは、竿さばきで対応したいと考えていますが,現実の厳しさを見せつけられています。

がっかりするより前向きに考え、この朝の時合に期待をして待つこと1時間。打ち返した同じ竿にまた当たりです。今回は走るものの、地を這うような重量感はなく、ネットインできました。90cmの鯉です。

その後,また9時に80台の鯉が喰って来ましたが,その後は当たりが無くなり,日中は鯉の動きも無く,時間だけが過ぎて行きます。5時を回り,西の空に陽が傾き始め、テレビで相撲中継を見ながら食事の準備をし始めます。ちょうど結びの一番の時に目の前で当たりです。近くにいたので,すぐに対応できます。力強い引きで鯉は沖に走って行きます。100m程走ったでしょうか,そこで鯉の動きが止まったので,鯉を浮かすことで、底に沈んで切る木の枝にラインが擦られないように注意します。ゆっくり取り込んでいては、またカカリに擦られてラインブレイクなので,慎重なやり取りの中にも少し強引に寄せます。20分程でネットインできて、103cmの良型です。産卵後らしく,お腹の廻りに傷をもっています。明日の朝、ゆっくり写真を撮るためにキープしておきます。夕方に喰って来るとは想定外でしたが、やっと取り込めたという感じです。



その後,また明日の早朝に狙いを絞って車中泊。まだ暗い早朝4時にバイトアラームの音で叩き起こされます。今度こそはと竿をもつと同時にラインブレイク。取り込める鯉の数よりラインブレイクの数の方が多い感じです。

昨日のことも有るので,気を取り直して,次の当たりに期待をするも,昨日のようにはいきません。しかし、2時間程経過したとき、昨日と同じ時間帯ですが,待望の当たりです。今回も勢いよくラインが出て行きます。竿をもつ手から重量感が伝わって来ます。ラインブレイクが気になりますが,ここは堂々とやり取り開始です。今度は想定通り確実にネットインです。約20分程はかかりましたが,納得できる取り込みでした。102cmの良型でした。


その後、納竿間際の朝9時に91cmが喰って来ました。

大分やり取りも慣れて来たので、もう一段上を目指して、再チャレンジです。逃がした魚は大きいのを実感するこの頃ですが,とりあえず80台1本、90台2本、メーターオーバー2本で、メーターオーバーの鯉も良型であったの一安心です。



今回のタックル:
竿:UKDaiwa BASIA AGS 12ft 3.0lb
リール:UKDaiwa tournament iso 5000QD
道糸:フロロカーボン4号
レッドコアライン:45lb
ハリス:GARDNER TRICKSTER 20lb
オモリ:2オンス インライン
ハリ:ユーロカープ ワイドゲープカモ6号
喰わせ餌:ユーロカープ ツナモルツ15mmシングル
寄せ餌:ユーロカープ ツナモルツ15mm他




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