MARI’S ROOM

左利きの まり が考えたこと

血液型と利き手

2005-03-26 17:23:22 | 左利き
AB型も左利きも、それぞれ日本人の約一割。
血液型占いで、4割を占めるA型は「まじめ・几帳面」などと言われてます。
「頭が固い・融通が利かない」という言い方だけをした本を、私は見たことがありません。
3割を占めるO型も「親分肌」であって、「おせっかい」とだけ言われることはあまりないように思います。
しかし、2割のB型を叩くような番組が横行したこともありますし、1割しかいないAB型も「変人・二重人格」などの言われ方で片づけられることが多いと感じます。
「AB型は独創的・切り替えが早い」という言い方だけをする本は、私が知る限りはありません。

左利きも、右手ではなく「わざわざ」左手を使っていると思われるのか、「器用」「変人」などと決め付けられます。
実際は、なにもわざわざ左手を使っているわけではなく、右利きの人が右手を使うのと同じ理由で左手を使っているだけです。

血液型ABにしても左利きにしても約一割、少ない人達相手になら、十把ひとからげに変な決め付けをしても、反発する人数が少ないので無視できると思われてるように感じます。


「AB型? なんで直さないの?」などと言う人は皆無です。
血液型はともかく、左利きは「直せる」と思われているようです。
「左利きの矯正」と称して、表面的に使う手を右に変えさせることもあります。
でも、血液型が人に言われて変わらないのと同じく、生まれつきの、とっさに出る利き手は変わりません。
私はAB型・左利きですが、血液型で問題を起こしたことも、「左利きだからお嫁に行けなかった」ということもありません。
小さい頃、右手で字を書くように無理強いされましたが、結局字を書くのも左手に戻り、今は不自由なく左手を使って暮らしています。
「左利きではお嫁に行けない」などと信じ込み、愛情から「娘のために」と心を鬼にする人もいるようですが、いくら愛情からといっても、身心に負担をかけるほどの無理強いは間違っていると思います。