O・EN・DAN

2010-01-28 21:14:48 | Baseball
バット振る、ボール飛ぶ、風が吹き抜け取りこぼす、
火を噴いて、ベースに飛び、チェイス・ランビンが舞い踊る、
O・EN・DAN、オレたち不安を抱いたまま、
O・EN・DAN、今年もマリン行く~。



プロ野球ファンとして、気になるニュースです。

「鳴り物応援」禁止取り消しの訴えは却下

暴力団関与事件きっかけ…応援の規制強めたNPB

かねてよりドラゴンズ応援団とNPBの間で裁判として争われていた問題ですが、判決が出た模様です。
「メンバーによる鳴り物応援の禁止取り消しは却下」
「ただし、問題を起こしていないメンバーも出入り禁止になったことによって、観戦ができなくなったことに対してNPBに慰謝料の支払いを命ずる」

これに対して応援団、NPBのどちらも控訴の構えを見せているようです。

ドラゴンズの応援団がいくつかの球場で応援活動をすることができなくなってからしばらく経ちますが、どうやらこの状態はまだ続くことになりそうです。
鳴り物を入れての応援活動に関しては今でも賛否両論があります。先日の佐々木信也さんのお話でも、球場では鳴り物ばかりの応援をやめて、プレー中の音を楽しむことも必要だという意見がありました。先日、突然の引退を発表したタイガースの赤星選手は、“ものすごく勇気と力をもらった”という感謝の念を踏まえた上で、
「甲子園の大応援の中でセンターとしての役割である《声で守備の指示を出す》という、野球にとって基本であるべきことができなかった」
ということも話していました。
私は、物心付いた時からプロ野球の応援といえばラッパがあってタイコがあって、というスタイルが普通だと思っていました。すでに日本のプロ野球の伝統ともいえるものとなっています。
しかし野球のプレーそのものを楽しむのであれば、鳴り物応援は邪魔ともいえます。バットやボールの音を間近に感じるのも野球の醍醐味です。鳴り物は必要か不要か、このあたりはいくら意見を戦わせても結論は出ないでしょう。
数年前には、鳴り物応援をしない日を決めて試合をしたことがあったと聞いています。その時はうまくいかなかったようですが、アイデアはいくらでも出てくるでしょうし、そういった取り組みも試みてもいいのかもしれません。
こうした“球場の音”に関しては、週刊ベースボールでの連載をまとめた、「野球『音』物語」に詳しくまとめられていますので、そちらも一読いただければと思います。



で、ですよ。
2010年、千葉ロッテマリーンズの応援は果たしてどうなるのか?
MVPが解散(?)して、今後の応援活動がどのようになるのか、今のところ見えてきていません。
私はマリーンズの応援スタイルが好きです。できることなら変わらずに継続してほしいところですが、昨年のさまざまな問題を受けて活動の先行きが不透明なのは確かです。水面下でいろいろと動いているのだろうとは思うのですが、いかんせんよくわかりません。
憶測でしかありませんが、西岡の発言に端を発する一連の問題は、かなり根が深いものと思われます。果たしてああした体質がすぐに改められるものなのか、非常に気になります。個人的なつながりはまったくありませんが、応援団やMVPの人たちもきっとひとりひとりは悪い人たちではないんだと思います(というか、信じたいです)。しかし集団になった時の人間の怖さを見せ付けられてしまったために、いま一歩安心することができないでいるのです。
それぞれの人から純粋に生まれる、“応援したい”という気持ちをひとつにまとめるというのは、かくも難しいことなのか。昨年はそればかり思い悩むシーズンとなってしまいました。

何度か書いていますが、今年はいろいろと新しくなる年です。どうかすっきりとしたかたちで幕を開けることができれば、と願っています。