いわお酒

大村巌「浮世荒波ヨイショと越える～、今日はお前の晴れの門出だよ～ときたもんだあ。」

高口隆行「コーチ、一軍が優勝しましたね。」

大村巌「おお、そうだな！」

川島慶三「あのー、ボクたちにもご祝儀を…。」

大村巌「はぁ！？」

高口隆行「い、いやいや、ほ、ほら、あれですよ、幕張と鎌ヶ谷って近いじゃないスか。だから一軍にご祝儀が出るんなら、ボクらのところにも届く可能性が、あったりなかったりしないもんかなあって、な、なあ。」

川島慶三「え、えへへ。」

大村巌「わっはっは、そうか、そーだな。よーし、ちょっと待ってろ。今、幕張に電話するから。」

高口隆行「マ、マジっスか！？」

川島慶三「ほら、言ってみるもんだ！」

大村巌「…あ、白井さんですか、大村ですー、お疲れさまです。昨日のお酒はどうでした？え、頭から浴びるビールはうまかった？そりゃそうでしょー、わっはっは。私の声が頭にガンガン響いてるんじゃないですか？わっはっはっは。あーところで…。」

高口隆行「きたきた！」

大村巌「…は？…あ、はーはー、あーそりゃそうでしょうなー。うんうん、はー、なるほど。で…こちらから…はー、了解しましたー。」

川島慶三「コーチ、いったい何をもらえるんですか？」

大村巌「わっはっは、気になるか？気になるだろうな。ビッグボーナスだ。今から幕張に行ってこい。今日は一軍の選手がみんな使い物にならん状態らしいから、お前たちが試合に出るんだ。特に稲葉とセギノールはしこたま飲んだおかげでベンチの周りがアルコール臭くてかなわんそうだ。だいたい二日酔いの状態でこんな大雨の中でプレーして、一軍の選手にもしものことがあったら大変だ。プレーオフも戦ったもらわなきゃいけないしな。つーわけで早く荷物をまとめるんだ。あ、ちなみにな、今日は夜まで雨はやまないらしいから。ただし、ロッテさんも日程が厳しいから中止はないものと思え。わかったか！？張り切って行ってこい、わっはっはっはっはっは。笑顔うれしい、いわお酒～とくらあ。わっはっはっは。」

高口隆行「…えーと。」

川島慶三「喜んでいいのか、これ…？」



ロッテ　２x－１　日本ハム
（9回サヨナラ）



（ほぼ）鎌ヶ谷ファイターズに、辛勝。
ファイターズ歓喜の胴上げから一夜明け、幕張は雨。それでも試合は強行されました。
鎌ヶ谷中心のメンバーにやられたらプレーオフも危ういぞと思いましたが、渡辺が踏ん張ってくれました。打線も札幌ファイターズの武田勝を打てなかっただけなので、恥じるところはありません。ありませんったらありません。
最後は今江のサヨナラヒットで逆転勝利。なんとかメンツは保たれました。
それにしても大雨で1時間45分も延期、しかもやまない雨の中試合を強行、あげく先取点を取られたかと思ったら最後はサヨナラ勝ち…。時間差のいやがらせですか？

しかし、鎌ヶ谷のメンバーはイキがいいです。工藤も陽も金森も、あと数年でファイターズの中心選手となる逸材ですよ。うらやましい…。
さて、千葉マリンスタジアムの観客動員が150万人を突破したそうです。これは本当にすばらしい。平日開催に対してやビジターのファンを増やす策を講じれば200万人に達する日も近いかもしれません。

ロッテの夢は、観客動員200万
ロッテの夢は、初芝監督日本一

いつか満員の千葉マリンで、初芝清監督と田中幸雄監督が首位攻防戦を演じる…実現したらうれしいなあ。


なんとか2位を死守するために、ひとつも負けられない戦いは続きます。
風邪ひくなよ！
観戦された皆さん、お疲れさまでした。