エドルネ日記

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新川に注ぐ水路を古地図で検証してみた!

2010-12-25 | 地図・地形

江戸川区史 付図より引用
 
この図は宝暦5年(1755)より暗影6年(1777)に至る間の御鷹場関係の地図で、原図は現在の墨東5区
の広範囲に及んでいる。 そのうち本区周辺地区を二分の一に縮めて抜萃したものである。
なお図中の黄色は道路、灰色は堤、赤枠は御膳所を示している。(右下注釈より)
上の絵図は図書館でみつけたのだが、なかなかわかりやすい♪(ただ色分けが見づらいのが残念><)
これを見ると、荒川にむかって右岸の新川にそそぐ水路が7つあることがわかる。
川との合流地点の右(東)側に、わかりやすいようにアルファベットをふってみた。

昭和22年の航空写真、goo地図より
A~Cまでは昭和22年の航空写真で水路が確認できる。
Dはわかりにくいのだが、Eが境川であるので、Dは現在の三角橋のある通りと平行して水路があったと推測される。
Fだが、昭和22年の航空写真をみると、境川(E)の西側に水路は確認できない。
明治13年の陸軍の地図などを参照して推測すると、船堀街道に川(水路)がながれていたぽい??

Gは、荒川の左岸、小松川境川が荒川に流れ込むポイントになります。
1枚に収まらなかったので、わけて航空写真をアップしました。

明治13年陸軍の地図
以前作成したファイルがあったので、それにアルファベットをふってみました。
荒川開削工事は明治44年~昭和5年までなので、Gは昭和16年の写真のポイントではありませんね。
いろいろ調べてみたのですが、正直、新川曳舟の写真のポイントは、わかりません。

次回は、フィールドワーク編!(そんなたいそうな物じゃありませんが^^;)
実際あるいて、写真を撮ってきたので、現在の川風景のアップです。

ちなみに、江戸川区付図にあった絵図のもとは、葛西筋御場絵図で国立公文書館のデジタルアーカイブでみるいことができます。

そういえば、調べようと思ってほっておいたことを思い出しました。
追記:Gのポイントについて説明に謝りがありましたので、訂正しました。(2010/12/26)

正:荒川の左岸、小松川境川が荒川に流れ込むポイントになります。
誤:川の左岸、旧中川が荒川に流れ込むポイントになります。

東京府南葛飾郡全図(明治38年)東京府南葛飾郡役所
川や道の名が記載されていてわかりやすい。

これでみると新川に注ぎ込む川は、
古川、一之江境川、小松川境川の、3つのようである。あとは用水路ということか。

 また船堀街道は、「新川道」となっている。

この地図も参照して、昔探しをしてみたい♪
・・・ブログアップして暫くしてから、ポロポロ訂正箇所に気づくこの頃・・そそっかしいので^^;
もし、何かありましたら、ご教示いただけるとありがたいです。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yooou)
2010-12-25 20:07:09
運河や掘りの名残ってすごく味わい深いものがありますね。それを探して歩くのは楽しいですね。
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Unknown (エドルネ)
2010-12-25 23:39:00
コメントありがとうございます。
地図や写真を見て、歩いて昔探しをするのは面白いものですね♪^^
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