栄村の橋 地震被害に積雪が影響
2月6日 22時53分
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20120206/t10015824651000.html
※もとの記事は消えています。googleで検索すると、キャッシュが残っていましたので、コピペしました。
先月長野県栄村でおよそ3メートルの雪が積もった橋が折れているのが見つかった問題で、専門家の調査の結果地震で橋脚と橋桁をつなぐボルトが外れていたところに雪の重みが加わり、橋桁が縦にずれて橋脚から滑り落ちたとみられることが分かりました。
長野県栄村は先月、強い寒気の影響で大雪となり、およそ3メートルの雪が積もった長さ95メートル 幅7メートルの中条橋が中央付近で2つに折れて川の中に落ちているのが見つかりました。この橋は東日本大震災の翌日に起きた震度6強の地震で鉄筋コンク リート製の橋脚と橋桁をつなぐボルトが外れるなどして通行止めになっていました。
6日、この現場を土木学会関東支部の調査団のメンバー2人が訪れ、橋が折れた原因を調査しました。その結果橋脚と橋桁をつなぐボルトが外れていた付近がおよそ3メートル積もった雪の重みに耐えられず、橋桁が縦にずれて橋脚から滑り落ちたとみられることが分かりました。
調査団の団長の中央大学の平野廣和教授は「地震で橋の強度は大きく落ちていて、積もった雪の重さが数十トンのレベルでも崩れる可能性があったのではないか。地震で被災した鉄筋コンクリートの構造物がいかにもろいかが改めて明らかになった」と話していました。