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名古屋のピアノ専門店 親和楽器 日記

GAVEAU

プレイエルのアップライトピアノ、GAVEAU(ガボー)Romantik(ロマンチカ)の調律に伺いました。
19世紀にフランスで流行した外装様式で、ルノアールも燭台付きのピアノを描いています。

1847年に設立されたガボーは、戦後の困難な時代を経て1960年エラールと合併し“ガボー・エラール”となりました。それにプレイエルが加わり、一時はフランス大メーカーの集合となりましたが、1965年の工場解散の終焉を迎えます。
1971年には隣国ドイツのピアノメーカー・シンメル社により、それらのブランド名が買い取られ生産が始まりました。
しかし、伝統あるピアノ造りの継承の危機を危惧したフランス政府は、1972年 国内の優秀な技術者・投資家を迎えて「RAMEAU(ラモー)」社を起業します。それから22年後の1994年、ラモ-社はついにブランドをすべて取り戻し、社名を『PLEYEL』として発展を遂げ、今に至ります。

プレイエルピアノの歌うように豊かな音色は、弾き手によって表情を変化させます。
写真のピアノは、音色もさることながら指につく軽やかなタッチが素晴らしいピアノです。

東区 H様、本日もありがとうございました
プレイエルについてもっと知りたい!方は…

http://www.m-shinwa.co.jp/syouhinjyouhou/presetuall.htm

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コメント一覧

manekio
エジプトよりありがとうございます!
かんのひとみさま、こんにちは。
エジプトのピアノ情報、ありがとうございます!
アフリカでの主流ピアノは、地理的にも近い欧州製のものがやはり多いのでしょうか・・・

遠く離れたエジプトまで想いを馳せてしまいました。興味深いお話、ありがとうございました!
かんのひとみ
ガボーピアノの歴史がわかりました。
エジプトのカイロ在住者で、こちらでピアノを日本人に教えております。先日日本大使館で第1回エジプト日本文化交流会がありまして、そこで使われたピアノが大使館所有のガボーのグランドピアノでした。すっと使われておらず、日本人の調律師(Mrs飯島)さんが、四苦八苦してタッチから音程から何とか弾ける状態までもっていきました。音は柔らかかったですが、鍵盤が重く軽やかな音色を出すのが難しい状態でした。私は、2台のヴィンテージスタインウェイでレッスンを行っておりますが、現在カイロの下町にガボーのグランドピアノが出回っている情報を聞きつけ、ガボーってどういうピアノか知りたかったため、貴方様のブログ?を拝見させていただきました。ありがとうございました。
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